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2018年11月16日

やはり仕事には関心あるらしい

昨日の『仕事について』集会の感想。
日常ではやんちゃな生徒たちも、やはり、仕事には関心があるらしい。
なかなかの感想を書いてきた。

「根本的なルールや、物の管理をしっかりして、人からの信用を受けられるようにすることが大事だと分かりました。」
「一つひとつの行動、言葉に責任を持てていないな、と思った。表では良いことを言っても、裏で愚痴ばかり言っていることを反省しました。」
「『信用』、『約束』、『時間』、『お金』、『礼儀』、『言葉遣い』が、社会に出て成功するために必要なものであることがよく分かりました。」
「社会人としての厳しさを知りました。仕事をすることは、覚悟と責任が課せられるのだ、と改めて感じました。」
「将来仕事をするときに、信用してもらえるように、日常生活の中でも、凡事徹底や自己管理をしっかりできるように頑張ります。」
「礼儀と言葉を正していこうと思いました。僕は、思ったことをすぐ言ってしまうところがあるので、気をつけていきます。」
「体調が悪くても、意地で仕事に行くようなことが、仕事では常識だということが分かりました。また、それが責任につながくるのいだ、ということも分かりました。」
「社会の恐ろしさが分かりました。いかに学校がありがたいかが分かりました。」
「生暖かく暮らしている中で不満を言っているようじゃ、まだまだ甘い、と思いました。」
「いつもルールを守れと注意してもらっているのは、将来のためなのだ、ということがよく分かりました。」
「ほめられることを求めすぎないようにしたいと思いました。」
「今、英語をしっかり勉強する意味が分かりました。」
「今の生活が、社会では通用しないということが、よく分かりました。」

今朝になって、生徒たちが書いた感想を読んだのだが、どの方の話も、彼らの心に響いているようで、感動した。
やはり、身近な人が、身近な話題の中で、その体験を語ることは。、とても説得力がある。

教師がすべてを体験することはできないが、さまざまな人の生き方を学び、研究し、生徒たちに伝えることは、とても大切なことだと思う。

教師自身も、いろいろな経験を通して、学びを深め続けるべきだろう。

一人、感想の中に、
「ブラックだと思った。」
というものがあった。「熱があっても、頑張って仕事に行き、時折嘔吐しながらも仕事を続けた」と、話をした方がいたのだ。
仕事に対する責任の大きさを語ったのだが、昨今のメディアの『ブラック報道』で、正しく伝わらなかったようだ。

もちろん、体調の悪い時まで、無理して仕事をすることまで求められているわけではない。
だが、ちょっとの事で、簡単に仕事を休むことも、許されるものでもない。
仕事はチームでやっている場合が多いので、急に休めば仕事に穴が空く。
それでも周りの人でカバーして、仕事を回していく。
緊急の時には、そうせざるを得ないが、明らかにそうではない場合もあるわけで、このあたりの上司の見極めは、とても難しい。そこにトラブルと、人間関係の崩壊が起こる。

たまには、校長に報告しようと、昨日の集会を報告。
そのとき、校長も民間企業経験者であることを思い出した。
「僕も、会社にいたよ…。」
「よく存じています。校長先生に、学年で話してもらうなんて、恐れ多くて…。学校全体でお話していただきたいのです。」
と、その場を取り繕った。

とにかく仕事は甘くない…。








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