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2019年05月30日

生徒のためなら…

模試の結果が出ると、職員会議で教頭が分析結果を説明する。
試験の行われた教科の先生たちは、じっと耐えながらその話を聞く。
「給料に関係ないんだから…。」
と、思う先生は、私の学校には一人もいない。

他の学校だってそうだろう。
生徒に学力をつけさせることは、教員にとって最も大切な仕事の一つであるからである。

それでも、上司から指摘されると、「自分の授業がマイナスに評価されるようでつらい」、と思うに違いない。

正しいと思って行ったことで、思うような成果が出ないと、人は全否定されたように思うのだ。 。

生徒指導で問題を抱え、心が弱っているときなどは、なおさらだろう。

兄弟校同士で比較されるのも、あまりいい気持ちはしない。

教師は生徒に試験をしているのが、こうした場面は、逆に試験をされていることになる。

だが、そうした試練(?)にめげずに精進し続けるのも、教員の務めであろう。

私の学校の食事を作っている業者が、またサービスを増やした。
一部、食べ放題のメニューを増やすという。

「経営は大丈夫なんですか?」
事務長も校長も心配して尋ねたが、「ギリギリだけれど大丈夫」、だと言う
それよりも、
「生徒たちが喜んで食べている姿を見ることができるなら、これに勝る幸せはありません。」とのこと。

いろいろあるけど、私たち教員も、もっともっと頑張らねばなるまい。

本来私たちも、生徒の喜ぶ姿を繰り返し見たくて、教員という職業に就いたのではないだろうか。

「生徒のためなら何でもする…。」
そんなスタンスで教育活動をしているからこそ、生徒からも慕われ、親たちからも一目置かれる。

もちろんできることに限界はあるが、できる限りのことをしたい。

権利ばかりを主張してはだめだ。

昨今は、そういう人が増えてきたように感じる…。












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