2019年02月07日
立志式に向けて
立志式の飾り付けのため、書き初めを教室に飾った。
三学期早々、自分で考えた四文字を、書き初めとして書いたものだ。
お手本すらないので、もはや「書写」ではない。
生徒一人ひとりが、言葉に思いを込めて、一画一画、筆を運んで書いた作品だ。
クラス全員分の書き初め作品が、ずらりと教室に展示されると、その姿はさすがに壮観だ。
「なかなかいいんでないかい?」
昼休みに張り終えた私は、一人ほくそ笑む。
「やっと中学校っぽい教室になりましたね。」
教育学部出身の隣の担任がつぶやく。
三学期の目標を記した掲示物に、個人顔写真も貼った。
インフルエンザが流行り、なかなか写真が撮れずにいたのを、立志式に合わせて、慌てて撮影したものだ。慌てついでに、カメラの設定を間違えた。夕焼けを綺麗に見せるモード(赤色を強調するモード)で撮ってしまい、全体的に露出アンダーになったので、少し書加工したら、赤っぽい、コントラストの高い写真になってしまった。
「先生、今回の写真変ですよ…。」
異常に気づいた生徒がすぐに詰め寄ってきた。
私は笑って誤魔化す。
今日の学活では、立志式のリハーサルをやってみた。
発表時の一人ひとりの動きを確認する。
「本番に強い彼らのことだから、まぁ、うまくやり遂げるだろう。」
私はそう高をくくっているのだが、心配性の先生方は不安そうだ。
他の学年の先生にも、
「生徒が一人ひとり志を発表しますから、是非見に来て下さい。」
と声を掛けると、「楽しみにしています」、とのこと。
「生徒たちの成長を見て欲しい。」
どれだけ、進化したかは分からないが、今は、彼らの志の思いの一端なりとも、感じてもらいたいと願うばかりである。
実行委員長のT君に、「挨拶原稿、作ったか」、と尋ねると、まだだと言う。
だが、私は彼を信用している。
きっと素晴らしい、思いのこもった挨拶をしてくれると信じている。
私の涙腺をくすぐれば、100満点だ。
立志式まであと2日と迫った。
三学期早々、自分で考えた四文字を、書き初めとして書いたものだ。
お手本すらないので、もはや「書写」ではない。
生徒一人ひとりが、言葉に思いを込めて、一画一画、筆を運んで書いた作品だ。
クラス全員分の書き初め作品が、ずらりと教室に展示されると、その姿はさすがに壮観だ。
「なかなかいいんでないかい?」
昼休みに張り終えた私は、一人ほくそ笑む。
「やっと中学校っぽい教室になりましたね。」
教育学部出身の隣の担任がつぶやく。
三学期の目標を記した掲示物に、個人顔写真も貼った。
インフルエンザが流行り、なかなか写真が撮れずにいたのを、立志式に合わせて、慌てて撮影したものだ。慌てついでに、カメラの設定を間違えた。夕焼けを綺麗に見せるモード(赤色を強調するモード)で撮ってしまい、全体的に露出アンダーになったので、少し書加工したら、赤っぽい、コントラストの高い写真になってしまった。
「先生、今回の写真変ですよ…。」
異常に気づいた生徒がすぐに詰め寄ってきた。
私は笑って誤魔化す。
今日の学活では、立志式のリハーサルをやってみた。
発表時の一人ひとりの動きを確認する。
「本番に強い彼らのことだから、まぁ、うまくやり遂げるだろう。」
私はそう高をくくっているのだが、心配性の先生方は不安そうだ。
他の学年の先生にも、
「生徒が一人ひとり志を発表しますから、是非見に来て下さい。」
と声を掛けると、「楽しみにしています」、とのこと。
「生徒たちの成長を見て欲しい。」
どれだけ、進化したかは分からないが、今は、彼らの志の思いの一端なりとも、感じてもらいたいと願うばかりである。
実行委員長のT君に、「挨拶原稿、作ったか」、と尋ねると、まだだと言う。
だが、私は彼を信用している。
きっと素晴らしい、思いのこもった挨拶をしてくれると信じている。
私の涙腺をくすぐれば、100満点だ。
立志式まであと2日と迫った。
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