2019年01月26日

補習に人が集まらない

「丹澤先生、補習に誰も来ないので、学年として何とかできませんか。」
英語の先生から、そういう声がかかった。

強制参加の補習から、自主参加の補習に切り替えたら、補習に参加する生徒がいなくなったというのだ。
「それは、補習に魅力がないからでしょう…。」
と、言いかけて、口をつぐんだ。
確かに、魅力があれば人は集まるはずだが、私としても手立てを売っていないという負い目もある。

以前のように習熟度の一番下のクラスの生徒を強制的に参加させる方式から切り換えてみたのだが、今度は、参加者が集まらない、という訳だ。。

どう考えても、私は補習に魅力がないのだと思う。
参加したいとき気持ちが沸かないし、補習で何をやっているか分からない。補習に出ると、どういうメリットがあるかも分からない。もっと言えば、先生に魅力がないのだ。

と思いつつも、
「まずは宣伝しましょうよ。ポスターを作ってみるとか、出たくなるような、宣伝なり、彼らのメリットを挙げて、くすぐってみましょうよ。」

担当の先生は、以前と同じ補習のスタイルをイメージしていたので、今いる生徒を引きだそうとしていたのだが、私はちょっと違う。

当面、以前のメンバーは、そっとして傷を癒やす期間を与えて、その上位苦のクラスのメンバーがどんどん集まってくるように仕向けたらどうか、とアドバイスしてみた。
その姿を見て、「やっぱり参加しようかな」、と以前のメンバーが感じてくれたら、しめたもの。

勉強は「自分からやろう」というモチベーションがなにより大切なのだから、そういう気持ちを持っていかなくてはいけない。

もちろん、参加を促すための『飴』の部分を用意してもよいが、結局は、「補習に出て良かった」と思えなければ、一回だけで終わってしまう。

先日、国語の先生が図書館運営のセミナーに参加してきたので、「何か収穫はありましたか?」、と尋ねてみた。
すると、高校生の読書は離れが深刻で、「図書館で本を借りると、お菓子がもらえる」、という学校まである、と報告して下さった。

物で釣るのは、好ましくないが、おそらくは先生方の苦肉の策なのだろう。

教員のスキルはいろいろあるが、
「やる気を引き出す」、コーチングが必要になってきている。

「熱く語れば、理解してくれる…」、という時代は、終わりかけているのかも知れない。

黙って聞いていた新人の数学の先生へ、
「数学の補習も、魅力あるようにして人を集めるんだよ…。」
と、プレッシャーをかける。

来週は実力テストだ。








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