2021年11月22日

学びの機会

人は五体満足で生まれることすら奇跡であるのだが、その上、発達の偏りなどもなく育つというのは、さらに希有なことなのだろう。

だが、そうした人の存在は、時に人間社会に大きな学びの機会を与えてくれる。

中2のS君がまた暴れた。
「殺してやる!」と、バットを持って中1を追いかけた。

私たちや他の生徒たちから見れば、ほんのささやかなことなのだろうが、Sからしてみると、生きるか死ぬかの大事件になるようだ。

悪いのは中1の方で、親しみを込めてちょっかいを出したことが原因だ。

Sにとっては、馬鹿にされるような態度が、「我慢ならない」のだ。
今回は、「後輩が、先輩を甘く見た」ために起こってしまったようである。

当然、誰かがSを止めなければ、下手をすれば殺人事件になる。

ため込んだ怒りが、あるとき頂点に達し爆発すると、S自身も、自分が分からなくなる。

霊的には、怒りを溜めた心が、阿修羅霊などに同通し、完全憑依されるのだ。
心が落ち着き、自分自身を取り戻せば、何ごともない。
何故、怒ってしまったのかもわからなくなる。

何ごとにおいてもSが機嫌良く行動できるように、周りで最大限の配慮をすることで、「怒りの感情」を沸き立たせないようにすることはできるが、一方で、本人自身の努力も必要になってくる。

この先、年齢が上がりなお、あまり改善できなければ、犯罪を行ってしまうことにもなりかねないのだ。

周りの生徒たち、先生たちも、Sに学ぶことは多いだろう。

それを期待するから、一緒に生活させているという面もある。

きっとS君にしかできないことがある。
そも特徴をさらに伸ばし、人間関係の部分を矯めていけば、社会人になっても自立してゆける。

「中学生には厳しいだろうな…」、とは思いつつも、貴重な学びの機会であることは間違いあるまい。
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