2022年05月02日
糖分の取りすぎが体に悪い
炭水化物や甘い食べ物が人のエネルギー源として大切だった時代は多分縄文時代から昭和の高度成長期まで続いた。
それまでは仕事の中心が肉体労働が多く、現在の様にパソコンやネットでお金を稼ぐ時代ではなかった。
それは、仕事の内容が肉体労働から頭脳労働や体を酷使しない労働に変わったにもかかわらず、
食べ物はおいしく、おししく進化し続け、カロリーも高くなった。
したがって、現代は体にとってカロリー過剰状態だと言える。
また、高度成長期以降に日本人の病気、死因が大きく変化し、その原因の多くが糖分や油脂類の取りすぎによることが
医学的な研究や調査で明らかになって30年以上経過しようとしている。
私も中年になり、体質が変化して、若いころはいくら食べても太らなかったが、
今は3日間でも食べ過ぎるとそれがそのままぜい肉と脂肪に変換され体重となり、体重が増える一方だ。
特に中年以降は炭水化物や甘い食べ物、甘い飲み物は控えるべきだと思う。
控えても食べ物のほとんどに炭水化物と糖分が含まれているから太るので、腹6分目くらいがちょうどよい。
例えば糖分を採りすぎると、体内のビタミンB1を多く消費し、体が酸化するのである。
また、低血糖状態を作り出し、精神的にイライラしたり不安感や緊張感が増加したり、こころにも良くないことが
糖尿病や低血糖症の研究などで明らかになってきた。
日本での今の時代に糖分や炭水化物が栄養素として足りないことはほぼ珍しいことである。
それよりも様々な食品に使われすぎていることが問題であり、
そうして使うかといえば、甘いものがおいしいから、おいしいものは売れるからである。
商売人は甘いおいしい食べ物を売って、客に喜んでもらって、お金も儲かるので良いというのは少し異論がある。
やはりおいしいだけでなく、これからは体にもよい、いや最低限害のない食べ物を提供する方向へ食品業界は大きく変わって行く必要があるのではと考える。
ここ20年の医学の研究で特に糖分の取りすぎは老若男女問わず悪いことだということがわかってきた。
特に中年以降はその傾向が強いと思う。
なぜなら糖尿病や脂質異常症、肥満のリスクを高め、体に良いことが少ないからだ。
私も甘い食べ物を控えるようにして、間食もしないようにしても太り、高脂血症と肥満がなかなか改善しない。
ヘモグロビンa1cでの血糖値も高いほうであり、糖尿病になりかねない。
糖尿病になりヘモグロビンa1cが7近くになるとかなり改善が難しくなり、
糖尿病や高血糖症では毛細血管が脆くなり、出血を起こすようになり失明や指先の壊疽、内臓の不調など多くの合併症のリスクが高くなる。
私は今の段階なら、糖分や炭水化物の食べ物を控え、適度に運動することで改善することが可能である。
糖分の取りすぎは今の時代、体にも精神にも良くないことだと考えられる。