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2023年06月02日
1回戦@マツダ 広島1−5福岡ソフトバンク 床田投手6回3失点で今季初黒星。ソフトバンクリリーフ陣を打ち崩せず。勝率5割に逆戻り。
【広島】鬼門打破の道のりは険し…苦手ソフトバンクに19年以来の白星ならず 勝率5割に逆戻り
報知新聞社
6回無死一塁、柳田悠岐(左)から2ラン本塁打を浴びた床田寛樹(カメラ・谷口 健二) スポーツ報知/報知新聞社
◆日本生命セ・パ交流戦 広島1―5ソフトバンク(2日・マツダスタジアム)
広島は、打線が決定打を欠いてソフトバンクに完敗した。先発・和田が、2回に負傷降板するアクシデントがあったものの、緊急登板した2番手・坂東から6投手のリリーフ陣を打ち崩せず、勝率5割に逆戻りした。
両軍無得点の2回先頭・マクブルームが、和田の左手付近を強襲する内野安打で出塁した。坂倉が、代わったばかりの坂東から右前打で続いたものの、田中、堂林が凡退。矢野が四球を選んで2死満塁としたが、床田が三ゴロに倒れた。その後は1点ビハインドとなった3回2死二塁、5回2死一、三塁の好機をいかせず。3点ビハインドとなった6回にマクブルームの5号ソロで1点を返すのが精いっぱい。7回2死一、二塁の場面は、マクブルームが力ない二飛に倒れた。
投手陣は、左肘炎症の離脱から中16日の先発となった床田が、3回に中村晃の左前適時打で先制を許し、6回は柳田に痛恨の2ランを被弾。昨年交流戦でチームが5勝13敗と大惨敗する中で唯一2勝を挙げた左腕が6回3失点と先発の役割は果たしながら、チームを勝利に導くことはできなかった。
ソフトバンク戦は19年6月9日の本拠戦での白星を最後に、2分けを挟んで5連敗。通算では17カードで勝ち越しに成功したのは15年の一度(負け越し12、タイ4)だけ。対戦成績は18勝42敗6分けで勝率3割ちょうどとなった。19年から開催3年連続で歴代単独ワースト6度の最下位に沈む交流戦。17年以来5年ぶりの勝ち越しを目指しながら、開幕カードのオリックス3連戦(京セラD)を1勝2敗と負け越しでスタートし、2カード連続の初戦黒星となった。
やはりカープにとっては交流戦は鬼門なのでしょうか。今日の試合も、ソフトバンクに完全に見下ろされる感じになりました。まさに鷹に食われる鯉ですね。
先発の床田投手は1回表、先頭のソフトバンク中村選手にヒット、続くソフトバンク増田選手の送りバントがキャッチャーゴロとなり1アウト1塁に。続くソフトバンク近藤選手をショートゴロ併殺打に仕留めて無失点で切り抜けました。
打線はソフトバンク先発の和田投手に対し、2回裏、先頭のマクブルーム選手の強烈な打球がソフトバンク和田投手の左手に当たり内野安打となりました。ソフトバンク和田投手は投球続行が不可能となり、わずか15球で降板しました。緊急登板のソフトバンク坂東投手から坂倉選手がライト前ヒットで、ノーアウト1、2塁のチャンスとなりました。しかし、ここで1塁ランナーのマクブルーム選手が坂倉選手のヒットで3塁まで到達するのが可能だったのですが、2塁でストップしてしまいました。痛い走塁ミスですね。続く田中広輔選手はセンターフライに倒れました。マクブルーム選手が3塁にいたら、犠牲フライで先制点を取れていました。続く堂林選手が空振り三振、矢野選手は四球を選び2アウト満塁にしましたが、床田投手はサードゴロに倒れました。
その直後の3回表、床田投手は1アウトからソフトバンク川瀬選手に2ベースを打たれ、2アウト後にソフトバンク中村選手にレフト前タイムリーを浴びて0−1と先制されました。ドリヨシ的には、1塁が空いていたので、無理してソフトバンク中村選手と勝負しなくても良かったのではないかと思いました。次の打者のソフトバンク増田選手と勝負した方がアウトを取る可能性は高かったのではないかと…。
床田投手は5回表、先頭のソフトバンク甲斐選手にセーフティーバントを決められ、ソフトバンク中村選手のヒットなどど2アウト1、2塁とされましたが、ソフトバンク増田選手をショートゴロに打ち取りました。
しかし、床田投手は6回表、先頭のソフトバンク近藤選手にヒット、続くソフトバンク柳田選手に弾丸ライナーでライトスタンドへ2ランを浴びて0−3とされました。このイニング、先頭のソフトバンク近藤選手に対して、甘い球が入ってきていたので、床田投手はかなり危険かなと感じた直後のソフトバンク柳田選手の一発でした。
結局床田投手は6回91球を投げて8安打、無四球、5奪三振の3失点で、今季初黒星を喫してしまいました。ドリヨシ的には床田投手は悪くはなかったと思いますが、ソフトバンクの各打者が一枚上手だった感じがしました。ソフトバンクの左打者は左ピッチャーを全く苦にしませんね。
打線はソフトバンクの小刻みな継投の坂東投手、田浦投手から甲斐野投手に代わった6回裏、先頭のマクブルーム選手がライトスタンドへソロホームランを放ち、1−3としました。
7回表は栗林投手が4月29日の読売戦以来の復帰登板を果たし、ソフトバンク中村選手にヒットを打たれるも、無失点に抑えました。今日カープのポジれる点でしょうか。
打線は7回裏、ソフトバンク5番手津森投手に対して2アウトから西川選手と秋山選手の連打も、マクブルーム選手はセカンドフライに終わりました。
8回表、戸根投手がソフトバンク近藤選手と柳田選手に連打を浴びてノーアウト1、3塁からソフトバンク牧原選手にライト前タイムリーを浴びて1−4。さらに2アウト1、3塁からソフトバンク川瀬選手のファーストへの打球をマクブルーム選手がファンブルし、3塁ランナーが生還して1−5とされ、試合が決まりました。
打線は8回裏はソフトバンク松本投手に対して3者凡退。9回裏はソフトバンクモイネロ投手に3人で抑えられました。
カープファンにとってはフラストレーションがたまる今日の試合でした。パ・リーグのチームとの格の違いを感じざるを得ません。なんとしても明日からいい形で試合を戦って欲しいですね。
明日あさってはデーゲームです。明日のカープの先発は森下投手です。前回のヤクルト戦では7回無失点で今季初勝利を手にしています。そして、森下投手は昨季のソフトバンク戦では6回途中9失点と炎上しています。それだけに明日はリベンジに燃えていると思います。ソフトバンクは石川投手です。ゲームメイクをするのが上手いピッチャーですが、攻略は出来ると思います。選手全員の力で是が非でも勝利して欲しいです。