2022年08月15日
残り34試合、打線の爆発に期待!
西川龍馬が復帰し破壊力を増した打線。残り34試合でカギを握る選手は?【カープOB・笘篠賢治氏のコラム】
8/15(月) 12:01
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広島アスリートマガジン
8月6日の一軍合流以降、打線で存在感を見せる西川龍馬
8月14日終了時点で51勝55敗3分。2位まで3.5ゲーム差の5位につけるカープ。4年ぶりのAクラス入りに向けて、チームとしてどう戦っていくべきか。OBの笘篠賢治氏に語ってもらった。
◆防ぎたい、相手に流れを渡しかねないミス
8月12日からの巨人3連戦の勝ち越しはできませんでしたが、苦手としているヤクルト相手に、チームの状態が落ちているとはいえ、3連勝できたのは良かったと思います。
打線では西川龍馬がすごいですね。マクブルームに代わって四番を任されて、ヤクルト戦3連勝に大きく貢献する打撃を見せてくれました。8月11日は先制の3点本塁打もさすがでしたが、6回裏の内角低めのボール球をライト前に運んだ一打も、見たことのないような打ち方でした。秋山翔吾に負けじと存在感を見せつけてくれています。
西川の存在感もそうですが、一番・野間峻祥が安定した打撃を見せて、何でもできる菊池涼介が二番にいて、ポイントゲッターの秋山が三番にいるという、怖さのある打線になっていますよね。
野間も昨年までだと、追い込まれてから内角を攻められたら追っつけるだけの打撃が多かったですが、今年は追い込まれてからもしっかりと右中間に打ち返せています。配球を読みながら打てているようにも見えますし、頼もしい一番打者になってくれています。
坂倉将吾は少し疲れが見え始めていますが、ハードラックな打球もあったりするので、そこまで心配しなくてもいいでしょう。かわりに小園海斗がよく打っていますよね。オールスター明けから打率.315と、8月12日の巨人戦以外は全試合で安打を記録。そして、チームとして追加点が欲しいと思っているところで、貴重な本塁打や適時打を放ってくれています。シーズン序盤はなかなか調子が上がらなかったですが、今はイキイキとしていて、下位打線をしっかりと支えてくれているので、この状態をキープしてもらいたいですね。
その中で気になったプレーを一つあげると、8月9日のヤクルト戦。8回裏に西川がダメ押しの適時打を放って、代走で曽根海成が起用されました。そこで牽制に飛び出して、一二塁間に挟まれてアウトになってしまいました。
代走の切り札として使われて、ああいったミスが出るのは良くないですよね。勝ったから良かったものの、積極的にいった中でのミスではなく、やってはいけない、相手に流れを渡しかねないミスでした。これから1点を争う緊迫した試合が続いていくことが予想されるだけに気をつけてもらいたいですね。
8月15日現在、2位まで3.5ゲーム差。3位を目指していたらこぼれてしまいかねないだけに、2位を目指して戦ってもらいたいところです。現状、先発陣の離脱が続いていますが、今の打線のメンバーは他球団に引けを取らないので、野手陣に引っ張っていってもらいたいですね。
広島アスリートマガジン編集部
さあ、いよいよペナントレースは最終コーナーを回ろうとしています。残り34試合、我らが広島東洋カープはAクラス、2位以上に食い込めるのでしょうか?
一番の課題は先発投手陣だと思います。エースの大瀬良投手は絶不調で登録抹消、床田投手は足の骨折で今季絶望、アンダーソン投手は上半身のコンディション不良で3軍調整という事で、3人の先発ピッチャーが不在になっています。
そんな中、奮闘してくれているのはベテランの野村投手と2年目の大道投手です。現在、先発の2本柱は森下投手と九里投手です。この2人が投げる時はできるだけ長いイニングを投げて、リリーフ陣の負担を軽くしてもらう必要があります。あとの野村投手、大道投手、遠藤投手の時は継投で、リリーフ陣に踏ん張って欲しいですね。で、足らない先発のあと1人は薮田投手がいいかなと思います。最近の薮田投手は制球が安定していて、早いカウントで相手打者を追い込む事が出来ています。薮田投手も長いイニングを投げるスタミナはありますので、現状適任かと思います。
とはいえ、投手陣がフル回転に入ると、ある程度の失点は覚悟しなくてはなりません。そこで、打線の奮起が求められます。
打線はメジャーから秋山選手が加入したことで、打線の層がかなり厚くなったのは間違いありません。1番の野間選手はバッティング好調で出塁率が高く、2番の菊池涼介選手はつなぎ役で素晴らしい働きを見せています。そして、3番秋山選手、4番マクブルーム選手、5番西川選手の強力クリーンアップでランナーを還し、6番坂倉選手、7番小園選手でさらなる得点を狙う事ができます。
カープ打線はホームランこそ少ないものの、つながりは強力です。ドリヨシ的には、つながりがしっかりすれば、1試合5得点以上は取れる打線だと思います。
心配なのは、本文で笘篠さんが指摘していますが、小さなミスをなくしていかないといけません。接戦が多くなるのは間違いありません。いかにミスをなくし、緻密な野球が出来るかが、混戦の2位以下を抜け出すカギになると思います。
ドリヨシが挙げる残り34試合のキーマンは野手では秋山選手、投手では薮田投手です。この2人が大車輪の活躍をすれば、2位以上いけると思います。
ラストスパートです。がんばれ!カープ!
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