
広島が今季3度目の4連勝 今季最多の貯金4に 床田が8回4安打1失点で5勝目 西川が2本の適時打
6/9(金) 20:43配信
デイリースポーツ
今季5勝目を挙げガッツポーズを決める床田。右はマスコットのスラィリー(撮影・開出牧)
「ロッテ2−3広島」(9日、ZOZOマリンスタジアム)
広島が接戦を制して今季3度目の4連勝。貯金を今季最多の4とした。苦手としてる交流戦もここまで6勝4敗と上々の成績を残している。
三回2死一、二塁から西川、秋山の連続適時打で2点を先取。
七回には野間の安打と盗塁などの2死二塁から西川の左前適時打で加点した。
投げては先発の床田が四回1死三塁から山口に適時打を許したが、以降は危なげない投球で、8回4安打1失点でまとめて、5勝目をマークした。
今日も接戦を制しました。交流戦序盤はカープはやはりダメかと思いましたが、日本ハム戦から戦い方が変わってきた感じがします。粘りが出てきましたね。昨日も書きましたが、「新井イズム」が浸透して来たようです。
ロッテ先発の西野投手に対し、1回表、菊池選手が内野安打で出塁も、西川選手はセカンドゴロ、秋山選手は空振り三振で、1塁ランナーの西川選手がスタートを切って三振ゲッツーに終わりました。
3回表は田中広輔選手と野間選手のヒットから2アウト1、2塁とし、西川選手がセンター前にタイムリーを放ち、1−0と先制しました。この前に西川選手と秋山選手が、お互いにここ2試合ヒットを打ててなかったので、どちらが先にヒットを打つかという話をしていたそうです。で、西川選手が打席に入る前に秋山選手に「お先です!」と言ったそうで、その直後タイムリーを放ちました。そして続く秋山選手がライト前にタイムリーを放ち、2−0としました。1塁上の秋山選手が3塁ランナーの西川選手に指差しながら笑っていたのは、その会話があったからなんですね。
先発の床田投手は3回まで出塁はロッテ安田選手の内野安打のみに抑えました。しかし、4回裏、先頭のロッテ藤岡選手に1塁ベースに当たる不運な2ベースを許し、1アウト2塁からロッテ山口選手にセンター前にタイムリーを浴びて2−1とされました。
床田投手は6回裏1アウトからロッテ藤岡選手にヒットで出塁されましたが、ロッテ中村奨吾選手をピッチャーライナーに打ち取り、1塁ランナーが飛び出していたため、併殺打となりました。
打線は7回表、1アウトから野間選手がショートへの内野安打で出塁し、2盗を決めて1アウト2塁となりました。菊池選手はサードへのファウルフライに倒れましたが、西川選手がインコースへのストレートの難しい球を鮮やかに打ち返し、レフト前タイムリーを放ち3−1てしました。西川選手でなくては打ち返す事は出来なかったに違いありません。ナイスバッティングでした。
床田投手は8回裏1アウトから、この日初めての四球をロッテ田村選手に与えましたが、ロッテ佐藤選手、池田選手を抑えました。
今日の床田投手は8回101球を投げて4安打、1四球、4奪三振の1失点で5勝目を挙げました。今日も床田投手はストレート、ツーシーム、パームボールなど、どの球種も良かったですね。二桁勝利に向けて順調です。
9回裏は暫定守護神の矢崎投手が登板しました。今日も「矢崎劇場」が開幕しました。先頭のロッテ藤岡選手に四球を与え、ロッテ中村奨吾選手を空振り三振、ロッテ山口選手をセンターフライに打ち取り、2アウト1塁としました。続くロッテポランコ選手のショートへの難しいフライを矢野選手が好捕したかに見えましたが落球し(記録は内野安打)3−2とされました。なお2アウト2塁でしたが、ロッテ岡選手をセンターライナーに抑え、3−2で逃げ切りました。矢崎投手は栗林投手越えの8セーブ目を挙げました。
チームは今季3度目の4連勝で30勝26敗の今季最多の貯金4になりました。2019年から3季連続最下位の交流戦を6勝4敗としました。ソフトバンク、DeNAと並んで交流戦首位キープです。
明日あさってはデーゲームです。明日のカープの先発は森下投手です。前回ソフトバンク戦では7回2安打無失点の好投でした。明日も大丈夫でしょう。ロッテは本前投手です。2019年の育成ドラフト1位です。今季1軍初先発です。ストレートとカットボールを軸に組み立てる左腕です。ファームでは今季10試合に登板して、防御率1.74と好成績を残しています。決して侮ってはなりません。打線の粘りで5連勝といきたいところです。