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天草キリシタン館

天草と言う地に住むようになった以上、せっかくならこの地の名所を巡ろうということで、今日は天草キリシタン館に行ってまいりました。車
この施設、数年前一度行ったことがあるものの、なんでも改修されたばかりということでどんなもんかなと思い入ってみたのであった。



入ると、まずは天草島原の乱に至った経緯などを紹介するビデオが流されていて、改めて島原の乱について詳しく知ることになったわけですが……。

要約すると
島原の乱とは、キリスト教の禁教や過酷な年貢の取り立てにブチ切れた農民が蜂起した日本史上最大の一揆であるということである。

島原の乱って、誰でも知ってるほど有名なのは何でかって思ったら、日本史上最大だったからなんだな〜と妙に感心しつつ話を聞く。

もともとはこの熊本天草の地はキリシタン大名が統治していたものの、改易によって悪徳大名が統治することになったことから、だんだんと不満が高まり、当時弱冠16歳だった天草四郎を総大将として、天草で決起、その後船で長崎島原に渡って原城で籠城戦になったというものである。

原城の一揆軍は3万7千人。対する幕府軍は12万5千人の大軍でもって取り囲んで海上からの砲撃等を行ったものの、容易には落とせず、ついには兵糧攻めに切り替えて、弱ったところをやっと総攻撃により落城させたという。
城中の3万7千の一揆軍は全滅というからすさまじい……。

この施設では今、『陣中旗』というのをメインに扱っている。まあ読んで字のごとく陣に掲げた旗なのであるが、これらの展示物は全部撮影禁止だったので、天草キリシタン館のリンクからちょろっとしかご覧に入れることができない。しかし、これ直に見ると乱の激しさを物語るように血しぶきやら刀傷があって、なかなか迫力がある。

展示品は、他にも一見するとただの仏像にしか見えないが、裏返してさらに逆さまにするとしっかりクルスが描かれているといった有様で、いかに禁教時代に弾圧を逃れて信仰をしていたかというのを物語っている。

唯一写真撮影がOKだったのが天草五島の教会の写真展。その写真展を写真撮影してきましたのでご覧にいれましょう。






写真を見ると、なんとなく日本の風景や文化とキリスト教が融合してるって感じがしますね。
現在、天草で特にキリスト教信者が多いということはないんですが、かつてはその厚い信仰心を誇った天草という地を改めて思い返し考えたこと。

やっぱり、人を救うべき宗教のために人が争うってのはバカげてる!


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