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2014年06月18日
日本の家電は世界一?
かつて日本の家電は世界一の品質を誇ったようだが、今は各種の分野でその地位は下落しているようだ。

そもそも、品質で世界一と言われたのであって、製品もユニークさで世界一になったのではない。
今でも数少ない世界一は、大衆製品レベルのオーディかもしれない。

まず日本の家電は、人真似から出発している。真似して、品質と安さで勝負してきたのだ。

ひと通り真似が一巡すると今度はユニークさが要求され始めた。つまり、今までにない製品だ。
しかし、真似ばかりしてきたのでユニークな製品作りをすることが怖いらしい。
つまり、ユニークなものは失敗する可能性があるから、なかなか踏み込めないのだ。

品質だけではいくら世界一を誇っても世界的な規模の売上げにはならない。

最近、掃除機を買ったが、日本の掃除機はダイソンのサイクロンに続けとばかり後追いだ。
それも、肝心なところはダイソンに特許を取られているからサイクロンもどきなのだ。

ダイソンのサイクロンは、複数の渦を作るところがミソだ。ところが特許で複数のサイクロン構造にはできないからシングル方式の渦になっている。

これでは、ホコリの分離クリーニング力が弱い。だから、もどきなのだ。

サイクロン方式は、紙パックを使わないため吸い込み力が低下しにくい反面、掃除が面倒という欠点がある。
紙パック式は、まだまだ改良の余地があると思う。

しかし、ダイソンのサイクロンが売れると後追いでサイクロンに走る当たりは節操がなく恥知らずと言いたい。

昔、松下電器がソニーの後追いを豪語していたが後追いでは利益を出せなくなって凋落した。
ざまを見ろだ。

日本の掃除機がサイクロンの後追いしている最中にルンバが出てきた。
きっと掃除ロボッなんて売れないと高をくくっていたに違いない。
ところが、購買者はいたのだ。

東芝が、似たものを後追いで開発したが出来はどうなんだろうか。

ソニーが唯一回復するかもしれない製品の一つにアイボなどのロボットがあったが、今はその片鱗すら出す気配がない。
かつて「It's a Sony」というキャッチフレーズがあったが、今のソニーには何も感じない。
似たようなものばかりで、ソニーらしさがないからだ。

多分分離解体して生き延びるのではないか。
金融で生き残る会社になるかもしれない。

悲しい運命だ!







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