ウクライナの南部に展開するロシア軍についてプーチン大統領は、グルジア共和国内にいるはロシア系住民の保護と称して正当化している。

しかし、それが詭弁であることはちょっと考えてみるとわかる。

保護対象がロシア系住民であってウクライナ国内に居住するロシア人ではないのだ。

つまり、ロシア系住民はウクライナの国民なのだ。


日本が日系米国人や日経ブラジル人の保護目的で日本が米国やブラジル内に自衛隊を派遣したらこれは主権侵害だ。

中国だって、モンゴル自治区に居住するモンゴル系住民保護のためにモンゴル共和国が軍隊を派遣したら中国に対する侵略行為として断固として許さないであろう。


だから、ロシアのしていることは主権侵害なのだ。

もちろん、プーチンだってわかっていてやっている。
少なくともクリミア自治共和国をロシア領に併合するか、ウクライナから切り離したいのだ。

これに対し欧米は経済制裁を加えると言っているが、現代では武力による制裁より経済制裁のほうが一番ダメージを与えるのだ。

ロシアが経済制裁を食らったらプーチン政権の基盤が揺らぎかねないだろう。
だから、経済制裁をしたら報復すると脅している。

さて、この問題がどういう落とし所になるのが目が離せない。