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2024年10月12日

京都府京都市左京区 秋冷の季節に貴船神社へ水の神様を訪ねる 2024年9月21日来訪

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秋風を感じながら訪ねる、水神の総本宮 貴船神社です。

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鴨川の水源地に当たる、水の供給を司る神。
その水神を祀っている「貴船神社(きふねじんじゃ)」を訪れた。
朱色の二の鳥居をくぐり、夕刻には絶好の撮影スポットになる、灯籠が魅せる長い石階段を進む。
迎えた山門を抜け、最初に目にする手水舎には、「水は命」の目立つ文字が。
貴船神社では、水の大切さを悟らせられる。
境内に流れるのは、日照りの日が連日に渡り続いても、かれることを知らない貴船川(きぶねがわ)だ。
貴船川の豊かな流れを感じながら、歩き、参拝する。
手水舎横の石段を登れば、「本宮(ほんぐう)」の社殿に到着。
こじんまりとした印象の社殿だが、昭和の作庭家・重森三玲(しげもりみれい)が手がけた石庭や絵馬発祥の社として造られた馬の像などが近くにあり、水神の総本山たる雰囲気が至る所から感じられた。

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神社といえば、やはりおみくじ。
貴船神社は水の神さまを祀っているため、おみくじも水占い形式だ。
本殿の横を流れる御神水に水占みくじを落とすと、文字が浮かび上がる。
おみくじの紙にはQRコードが記されており、英語や中国語など、外国語翻訳にも対応しているようだ。
京都の、外国人観光客を迎えるための徹底した対応姿勢が感じられ、大変感心させられた。
水が染み込み、おみくじに現われた文字はなんと「大吉」。
大吉の結果に歓喜して、おみくじはそのまま記念として持ち帰ることに。
何度も見返して喜びに浸りたいが、時間が経つと文字が消えてしまう水占みくじだけに、たびたび水に浸す必要がありそうだ。

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本宮拝殿にて参拝を終えると、そのすぐ横では「貴船山の再生募金」をしていた。
紅葉シーズンになると、1日に1万人もの参拝者が訪れる貴船神社。
人々の踏圧により境内の土が踏み固められ、砂利も細かく割れ粉のようになり、その粉塵が地面表面の隙間に入り込む。
そして地面には水がうまく浸み込まず、土中の空気循環も悪くなり、木々の根っこが窒息状態になってしまうのだそう。
本来の自然を取り戻すべく、立ち上げられた「大地の再生」のプロジェクト。
大地の呼吸と水の通り道を循環させるための水脈を整備し、土中環境を改善させ、木々の生命力を高める。
この活動のおかげだろう。
訪れた貴船神社では、青々とした緑に心洗われ、たくさんの立派な樹木にみなぎるパワーを感じられた。
貴船神社の恵まれた自然環境を守る、人と自然が共存していくために必要な貴船山の再生活動を、ぜひとも今後末永く応援していきたい。

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貴船神社は3つのエリアで成り立つ。
本宮、結社、奥宮の社による3つだ。
正式な参拝順は、本宮→奥宮→結社となる。
ただ、地理的な並びは本宮、結社、奥宮となり、流れに沿って自然に歩くと本宮のあと「結社(ゆいのやしろ)」を迎える。
本宮から徒歩5分の結社に祀られるのは、文字通り、縁結びの神様だ。
磐長姫命(いわながひめのみこと)を祭神とする、古来より恋を祈る社として有名な貴船神社。
その恋愛成就の力は、平安時代の有名な女流歌人 和泉式部が、一躍有名にした。
当時夫との仲がうまくいかなくなった和泉式部は、貴船神社にお参りへ行く。
貴船川を飛ぶ蛍を見て、切なくなった心情を歌に乗せ、夫婦仲の円満を祈願したのだそう。
その後、夫婦は円満となり、貴船神社は縁結びの社として名を揚げるようになる。
結社境内にある和泉式部の歌が刻まれている石碑も、訪れた際にはぜひとも確認したい。

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結社からさらに5分ほど歩いて、「奥宮(おくみや)」に到着。
奥宮には、本宮と同様に水の神様が祀られている。
造りは本宮と比較すると簡素だが、その道中では荘厳な樹木が創る静寂な空気を感じることができた。
特に、1985年(昭和60年)に京都市指定天然記念物に指定されたカツラの木々は多く見られ、自然遺産の宝庫といっても過言ではない。
ところで、そもそもこの貴船神社の「貴船」という名前の由来は何なのか。
諸説あるようだが、一つには、神武天皇の母に当たる玉依姫命(たまよりびめ)が貴船川を遡りこの地に上陸した際に乗った「黄船」に求める説がある。
今の大阪湾から淀川、鴨川、貴船川を経て、貴船の地に祠を営み水神を祀ったのが始まりであるという。
また、「きふね」は古くから気の生ずる根源として「氣生根」と記され、御神気に触れることで気が満ちると考えられ、そこに言葉の由来があるという説もある。
社名一つをとっても捉え方はさまざまにあり、長い歴史の中で貴船神社に関わってきた、人々の信仰的な思いをかいまみる。

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京都に伝わる「川床」文化は、京都を彩る夏の風物詩ともいえる。
暑さの中で涼しさを求める、京都人たちの知恵や工夫が感じられるこの川床。
川面の上に桟敷を張り出して作る床面は、涼みながらお茶や料理を楽しめるのが魅力だ。
鴨川の納涼床(のうりょうゆか)に対して、貴船の川床(かわどこ)と呼ばれ、「床」の字の読み方に違いがあるのがおもしろい。
ここで味わえるのは、鮎や鱧などの川魚や、そうめんなど夏においしい食事のほか、おしゃれなカフェメニューなどなど。
参拝を終えたあと、疲れた身体を休めるのに、川床で過ごすお食事時間をお勧めしたい。
きっと、貴船神社訪問の、記憶に残るいい思い出を作れるだろう。

改稿・編集 会長HT

詳しくは以下のリンクを参照してください。
貴船神社 https://kifunejinja.jp

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