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2024年05月18日

京都府京都市北区紫野今宮町 晩春の京都に 厄神を祀る今宮神社を訪ねる 2024年4月12日来訪

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晩春に訪れる 厄神を祀る 京都の紫野 今宮神社です。

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地下鉄烏丸線の北大路駅から歩くこと約25分、京都 紫野(むらさきの)にある「今宮神社(いまみやじんじゃ)」に到着。
参道には今宮の名物「あぶり餅」の名店が並ぶ。
その中で、参拝道に行列ができる有名店「あぶり餅 本家 根元 かざりや」の暖簾をくぐった。
一人前600円のあぶり餅は、柔らかい餅と甘い味噌のタレがとても味わい深く、歩き疲れた心身に染み渡る。
古民家の雰囲気が心地良い店内から、今宮神社 本社へ続く風情ある参道の景色を望み、これから始まる参拝時間への期待に胸を膨らませる。

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あぶり餅の名店が向かい合う通りを過ぎると、東門が見えてくる。
その奥に見える小さな赤い橋が、神橋「元禄の遺橋」だ。
周りの木々が放つ緑色に、橋の朱色が美しく映える。
日差しがたっぷり降り注がれ、初夏を思わせる暑ささえ感じられた晩春の日。
神聖な雰囲気に包まれた空間は心身を引き締め、涼しさを運んでくれる。
門の前で一礼をし、神域を目の前に高鳴る気持ちを抑えながら、境内に足を踏み入れる。

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境内を進むと、見えてくるのが大きな拝殿。
中央に位置する舞殿形式の拝殿は、柱は角柱で、四面いずれも建具がなく吹き放ちになっている。
奥に望めるのが、幣殿、そして本殿だ。
登録有形文化財に指定されている拝殿は、毎年5月1日、「今宮祭(いまみやまつり)」の「神輿出し」が行われる場所。
出卸する神輿3基が倉から拝殿に上げられる。
四方を囲うようにして吊るされている提灯からは、邪気を払う、賑やかな祭りの雰囲気を感じ取れる。
機会があれば、今宮祭の祭礼にも立ち会いたい。
屋根だけが確認できる幣殿奥の本殿に向き合い、守られた旅の道中に感謝し、祭神の3柱に頭を下げた。
祭神は、大己貴命(おおなむちのみこと)、事代主命(ことしろぬしのみこと)、奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)。
今宮神社の本社に向かって左側には摂社の「疫神社」があり、こちらでは素盞嗚尊(すさのおのみこと)が祀られている。

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境内西側には摂社や末社が数多く存在する。 
拝殿に向かって左手前にあるのが「紫野稲荷社(むらさきのいなりしゃ)」。
鳥居を抜けて小高い石垣の上に立つと、小さいながらに神聖な霊気を放つお社を目の前にする。
紫野稲荷社の祭神は伏見稲荷大社と同じ宇迦御魂命(うがのみたまのみこと)である。
右側には「織田稲荷社(おだいなりしゃ)」が並列しており、ここに織田信長公とその家臣が祀られているようだ。

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境内石畳の参道を進み、途中待ち構える坂を踏み越えていくと、道中にいくつかのお社が現われる。
坂の途中に現れた「地主稲荷社(じしゅいなりしゃ)」へ立ち寄ってみる。
登録有形文化財に登録されている地主稲荷社は、倉稲魂大神(うがのみたまのおおかみ)、猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)を祀っている。
天孫降臨に関わる神が、今宮の地を守護する地主神として祀られているようだ。

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今宮神社は別名を「玉の輿神社」という。
元々八百屋の娘であった「玉」さんが、徳川家光の側室となり、のちに徳川綱吉を産んだことから大奥で将軍の生母として権威をふるうようになった。
晩年には従一位の高位にまで昇り詰めたお玉さん。
故郷西陣の今宮社が当時荒れているのを嘆き、途絶えていた「やすらい祭」を復活させるなどして、大いに復興のために努めた。
かつてお玉さんと呼ばれた「桂昌院(けいしょういん)」は、神社中興の祖として今日でも遺徳が讃えられ、境内にある「桂昌院レリーフ」でその亡き面影を拝観できる。
「玉の輿」という言葉は、桂昌院が歩んだ女性としての類まれな生涯が起源ともいわれる。
授与所では、御朱印と共に、桂昌院にあやかった「玉の輿守」なる名前のお守りを授かる。
若い年齢層の参拝客が目立つ今宮神社境内。
玉の輿のご利益が若い人の心を掴んでいるようだ。

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桜の見頃を過ぎ、その多くが散り始めた晩春の京都。
未だ咲き残る今宮神社境内の桜を目にし、恵まれた日差しの中で春の景色を楽しむ。
境内東側で、「力石」なる名所を発見。
写真左下に写る石の塊は、見るからに重量感があり、人間の力で持ち上げるのは難しそうだ。
試しに持ち上げてみようと手を掛けるも、びくともしない。
今宮神社境内は、広い敷地に多くの見どころを抱える。
厳かな空気が漂う神域の中にあっても、誘発される遊び心で崇高な神社との距離が縮まる。
玉の輿守 に 力石。
神社が、我々一般人にとって身近な存在であることに、心より感謝してやまない。

改稿・編集 会長HT

詳しくは以下のリンクを参照してください。
紫野 今宮神社 http://www.imamiyajinja.org/

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