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2024年10月19日

京都府京都市右京区 風情ある枯山水を求めて龍安寺を訪れる 2024年9月22日来訪

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日本随一の枯山水に心が洗われる、京都の名所 龍安寺です。

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秋雨の降る日、世界文化遺産に登録されている「大雲山 龍安寺(だいうんざん りょうあんじ)」へ足を運んだ。
京都市右京区の金閣寺からも程近い場所にある龍安寺。
禅の精神を体感できる石庭が有名で、1975年(昭和50年)に英国の女王エリザベス2世が公式訪問したことから、世界的に知られるようになった。
その龍安寺の由緒には、以下のような歴史がある。
徳大寺家の別荘だったものを、1450年(宝徳2年)に管領細川勝元が譲り受けて寺地とし、妙心寺の義天玄承を開山に迎えて創建した。
方丈は応仁の乱で焼失したが、その後、勝元の息子 政元により再建される。
しかし、それも火災により、消失したそうだ。
現在の方丈は、その火災後に西源院の方丈を移築したものらしく、長い年月の中で龍安寺は何度も生き返ってきた。
その守るべき魅力というものについて、深く考えずにはいられない。

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方丈の前庭に美しい枯山水の石庭を抱き、訪れる者を魅了し続ける龍安寺。
臨済宗妙心寺派に属し、大雲山と号し、禅苑の名刹として名を馳せる。
拝観の受付所から3分ほど歩くと、方丈にたどり着く。
道中では、紅葉の木々やきれいに剪定された苔の斜面など、自然にあふれた景色が目を楽しませる。
左手木々の隙間からは池の姿も望め、境内の風光明媚な景観に心が躍り、自ずと足取りが軽くなる。
今日は9月の下旬。
現在青々とした緑道は、木々の紅葉を迎える11月ごろに訪れれば、また違った色取りで歩行を楽しませてくれそうだ。

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方丈では、靴を脱ぎ、お堂の中を裸足で歩く。
お寺や寺院にて、木造建築の中を素足で歩くのは何とも言えず心地よい。
家へ入る前に靴を脱ぐ習慣は、ウチとソトを分け、ソトからのケガレを落としてからウチへ入る日本人の心を体現しているように感じる。
方丈の中に入ってすぐ、目の前に広がるのが、待ち望んだ石庭の光景だ。
石庭には、大小15個の石が配置されている。
通説では、15石を一目で同時に見ることができないといわれているが、どうだろうか。
視点の角度をさまざまに変えて試みるも、やはり、15個ある石全てを一度に視認するには至れなかった。
この配置に込められた意味などは、謎に包まれており、見る人の自由な解釈に委ねられているのだとも。
荘厳な美しさの中にも、当時の庭師による遊び心が感じられる龍安寺の石庭。
禅の思想を象徴的に表した世界屈指の名庭を前に、澄み切った心境で自身を見つめ直す。
こここそ、本来の自分に立ち返るには絶好の環境といえるかもしれない。

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方丈の北東、裏庭に、つくばいを発見。
銭形をしたこのつくばい表面には、「五・隹・疋・矢」の4文字が彫られている。
この4文字は、中心にある穴「口」を共用することで、「吾唯足知(我タダタルヲシル)」と読める。
立て札に記されている説明書きを通して知れるこの真相には、まさに目から鱗だ。
直訳は、「私はただ満ち足りていることだけを知っている」となり、要約すると、「満足することを知っているものは、貧しくとも幸せであり、満足することを知らないものは、お金持ちでも心が乱れている」となる。
禅の格言を謎解きのように図案化しているといわれるこのつくばいは、水戸光圀が寄進したとされる。
つくばいの少し奥に目を向ければ、秀吉が賞賛したと伝えられている侘助の老樹が、枯淡で景趣をそえていた。
有名な石庭だけではない、ほかにもある境内の見どころを探し、より深く龍安寺の魅力を知りたい。

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方丈を出て、進路を進むと、大きな「鏡容池(きょうようち)」が見渡せる小道に出る。
徳大寺家によって築かれたこの鏡容池は、かつてはおしどりが群れ遊んだところから、おしどり池と呼ばれていた。
石庭鑑賞後、鏡容池の周りをゆったりと巡れば、澄んだ心が潤いに満たされる。
緑と水が作る自然の情景からくるのだろう。
池の堤防からは、龍安寺全景の山々が古来の姿そのままに眺望でき、四季折々の美しい景色が堪能できる。
龍安寺は、季節を変え、何度となく足を向けたい京都の隠れ家的な名所といえるかもしれない。

改稿・編集 会長HT

詳しくは以下のリンクを参照してください。
大雲山 龍安寺|Ryoanji http://www.ryoanji.jp/smph/
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