残暑の炎天下、太宰府天満宮を訪ねる福岡の旅です。
福岡に到着し、最初に向かったのが、福岡訪問の際には絶対に行こうと目をつけていた「博多シーフードうお田」。
お昼時ともなれば行列ができるほどの人気店だ。
朝9時から足を運び、整理券を手に、入店の順番待ちをする。
店内へ案内され、さっそくメニューを確認。
写真が見せる数ある魅惑的なメニューが、注文を迷わせる。
その中で、見るからに美味しそうな一番人気の「明太いくら玉子焼丼」を選び、注文した。
糸島産の卵を使って手巻きされた出汁巻玉子に、いくらと明太子が贅沢に載せられ、まさに夢の卵尽くし丼といった言葉がふさわしい一品だ。
その味は、見た目通りで期待を裏切らない。
大葉をアクセントに完成されたどんぶりが、箸で運ばれ、口の中に幸せを広げる。
食後、体を動かしがてら、向かった先が「太宰府天満宮」。
太宰府天満宮は、福岡県太宰府市が誇る、菅原道真公を祀る全国天満宮の総本宮だ。
学問の神として知られる菅原道真公は、901年(昌泰4年)、京都から太宰府に左遷され、無念のままこの地で没した。
遺骨を都へ向けて牛車で運び出そうとしたところ、途中、牛が立ち止まって動かなくなってしまう。
これを道真公のご意志と考え、そのまま墓が作られ、廟が建てられた。
その後919年(延喜19年)、都で発生した疫病や異常気象から「道真公の祟り」がささやかれるようになり、同地の墓所に社殿を建立したのが太宰府天満宮の由緒である。
多くの参拝客でにぎわう境内は、厳かで雰囲気が良く、写真の撮影欲をかきたてられるスポットが多い。
今日は残暑の炎天下。
日傘で強烈な日差しを防ぎながら歩を進めると、涼しげな音色が聞こえてきた。
視界に現れたのは、格子の飾り棚につるされ、風に揺れる無数の風鈴。
暑さがやわらぐような、風鈴特有の癒しの音色に、しばし耳を傾けた。
神社へ参拝に行ったら、いつも必ず引くおみくじ。
今回訪問した太宰府天満宮でも引いてみた。
やはり気になるのは縁談、そして病気についての記述。
とにかく健やかに過ごし、できれば素敵な人と出会い、楽しく暮らしたい。
固唾を呑んで紙を見開くと、結果は中吉。
必要なのは、慎重で公平な判断と、誘惑などに負けない心意気らしい。
神様のありがたいお言葉を胸に刻み、願い事がしっかり結ばれますようにと、木の枝におみくじを結ぶ。
菅原道真公は、願いを聴き入れてくれるだろうか。
帰り道に寄った、パン屋の「AMAM DACOTAN 六本松店」。
こちらで、どう考えても食べきれない量のパンを購入してしまうほど、お店には大満足の品がそろう。
買い込んだ香ばしいパンは近くにある系列店「DACOTAN CAFE」に持ち込み、注文した飲み物と併せ、口へ運ぶ。
待ち焦がれた、至福の時間がやって来た。
ボリューム満点のビジュアルを持つアマムダコタンのパンは、惣菜や餡子、練乳バターなどの素材を生かしたトッピングが合わさり、食感も申し分ない。
お店の扉を開いた時から始まる、自分だけのワクワク楽しい物語。
石の町にある、小さなパン屋さん アマムダコタンならではの魅力に引き込まれ、この物語から抜け出せなくなりそうだ。
改稿・編集 会長HT
詳しくは以下のリンクを参照してください。
うお田 http://uoden092.com/
太宰府天満宮 https://www.dazaifutenmangu.or.jp/
アマムダコタン https://amamdacotan.com/
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