買い物に出かけた際に、ふと読んでいる漫画の発売日が来ていることを思い出しました。
本屋に直行してみるも、あいにく明日入荷とのことでガックリ…
東京喰種という漫画なのですが
家族が購入してきたことをきっかけに読み始めました。
紹介がてらあらすじをば。
人間の社会生活に紛れ込んでいる、人を喰らう正体不明の怪人喰種(グール)が蔓延る東京。
主人公の青年「カネキ」は喰種に襲われ瀕死となるも、正体不明の医師嘉納により
喰種の臓器を移植されたことで、半喰種となってしまう。
以降、主人公カネキは人間と喰種の狭間で苦しみ、そして襲い来る恐怖に満ちた日々を
経て成長していく。
前回7巻が主人公がトラウマを乗り越えた上での覚醒というバトル漫画において最高に
盛り上がる展開だったので続きが気になってしょうがないのです。
また別に読んでいる亜人という漫画と主人公の境遇や展開は似ているんですが、似た展開で主人公は覚醒しないのですよね。。。
(こちらはまだ2巻と発刊数が少ないですが)
さて、この主人公カネキですが優しい心を持ちながらも強い精神力を持ち合わせている訳ですが
抜き差しならない選択を迫られる訳です。
それは彼の優しさのルーツの崩しつつも「捨てる」覚悟を決め、
「喰らい」、トラウマを乗り越える訳ですが我々ならばどう乗り越えるでしょうか。
生と死とで表現するのはやり過ぎな上にピンと来ない。
ここは漫画の内容を踏襲しつつ例えてみましょう。
ある「幸せなシアワセな」4人家族がいます。
妻はパート。
子供の近くに居たいからという理由で近所のスーパーで月8万円ほどの収入。
調理師免許を取得しており、趣味特技ともに料理。
家族の為の晩御飯のレシピを考えながら子供と接する休日が安らぎ。
長男は小学校高学年。
スポーツに才があると両親は見込み、クラブに通わせている。
長女は小学校低学年。
こちらは高いレベルの教育を受けさせたいと評判の塾に通わせている。
兄妹ともに友達と違ってどこにも出かけられないけれど、希にある両親揃っての休日が楽しみ。
夫は会社員。
手取りは基本約30万。ボーナスはあるものの、月の給料の1/3は家賃と高熱費で消える。
少しでも家計の足しにと趣味を諦め残業を行い、ボーナス査定に響く評価シートを恐れて
休日出勤してまで仕事を片付ける。
また派遣の身でありながら結婚した弟に時折無心をされて、その度に5~10万の金を渡している。
こうして幸せな家計は回っていく。
で、ここで考えてみて欲しいんです。
一見すべてを得るよう頑張っているようで、緩やかにすべてを捨てていないかな、と。
こうして単純に文章にするとああすれば、いやこうすれば・・・
いやいや、こうでも幸せなんじゃない?と思い浮かびますよね。
夫はそこまで頑張らなくても家庭を大事にすれば・・・とか。
弟は切り捨てれば…とか。
子供は五体満足で生まれて元気に育てばいいんだと、平均教育費は3000万位かけなければ
平均年収稼げるように育たない事を忘れて教育費を切り捨てるだとか。
はたまた長男は男だから教育を・・・?
奥さんは…
このようにどこかで人は捨てて知らず誰かの人生を喰らっていく。
彼は喰らい、そして捨て、覚醒する。
あなたは何かを得るための取捨選択はできますか?