2022年04月22日
BEAST COMPLEX/板垣巴留/3巻までのネタバレあり
こんにちは!
本日はネタバレあり編です。
現在で3巻で終わっていますが、作者コメントに「自分の故郷としてこれからも時々帰省しますので」と書いてあったので、いつか4巻が出るのではという期待をこめて「完結」扱いにはしていません。
まず、ネタバレなし編で紹介した3作品をさらに紹介します。
「キツネとカメレオン」
★あらすじ
中学校でプリント配布係を担当しているキツネ(メス)とカメレオン(オス)。カメレオンは授業中以外は擬態していて制服としっぽ以外姿が見えないようにしている。これは唯一の特技という理由以外に、キツネの前では恥ずかしいからだと言う。
キツネはクラス内でいじめられているが、カメレオンは勇気がなくて助けられないでいた。その日の放課後、プリントを窓からばら撒いてすっきりしたキツネはカメレオンに「そのままでいいんじゃない」と微笑む。
翌朝、またキツネがいじめられていると、透明な「何か」がいじめている側を突き飛ばし、助ける。その「何か」はカメレオンで、急いで制服を脱いで完全に透明な状態で助けたのだった。
★感想
カメレオンの擬態するっていう性質をうまく活かした作品だと思った。
ヒーローは常にかっこよくヒロインを助けないといけないという固定概念を覆してくれる話。
「カラスとカンガルー」
★あらすじ
アルビノのカラス(オス)は全身真っ白な動物しか住めない地区(0地区)に住んでいる。外の世界は珍しい自分達を狙う動物が多いからだ。
ある日、カラスはオリオンと呼ばれているカンガルー(メス)に0地区の集会で出会う。彼女は股にオリオン座のような斑点があるためそう呼ばれており、それがゆえに完全に真っ白ではない。だが、その地区のオスと関係を持てば住み続けられるという条件で住んでいる。
カラスはショックを受けるが、オリオンに好かれるまで斑点は見ないと決めた。
2匹でそのことを話しながら歩いているといつのまにか0地区を出ており、カラスは外の世界の動物に捕まりそうになる。
オリオンはその動物を蹴ってカラスを助け、0地区に戻らず外の世界へ駆け出した。
★感想
これはカラスがBEASTARSでコーポ伏獣の住人として登場する前の話。
息苦しい0地区に本当は住み続けたくないけれど、命を守るために仕方なく住んでいた2匹。
やっとその呪縛から抜け出せて良かった。
そんなカラス、BEASTARSではムキムキに鍛えてて言葉遣いもちょっと強い感じになってて、変わってた〜!でもオリオンちゃんはどうしたんだろ!?
「ライオンとウサギ」
★あらすじ
異種族カップルとしてファッション的(肉食、それも強いライオンと小さなウサギの組み合わせ、珍しいでしょ的な)に付き合っていたが、ライオン(オス)がウサギ(メス)を傷つけてしまい、別れていた。謝るきっかけを失ったままのライオンだったが、ある日大学内のミスコンにウサギがエントリーしていることを知り、彼女の入っているテニスサークルを訪問して謝る。
ウサギは仲直りしようと微笑むが、それはミスコンで票を獲得するため「加害者を快く受け入れるイベント」で、ライオンにとっては怖いメスだった。
その後、ライオンは、ウサギと話をしているうちに、本当は辛いのに、このケガを利用して活躍してみせると強がる姿に惹かれ、ファッションじゃなくて本気で付き合おうと告白するのだった。
★感想
ライオンがウサギにケガをさせたシーンはBEASTARSで描かれており、「所詮肉食と草食のカップルは成り立たない」と思わせる要素だった。
でも、その後日譚としてそれを否定するのにふさわしい話だったんじゃないかな。
ウサギの性格良くないところが、かえって綺麗な話になりすぎずリアルに感じた。
好きな作品を3つに絞ったけど、レゴシとサグワンの話とか、カメとヒツジの話なんかも好き。というか本当は全部!笑
本編とは関係ないですが、作者さんがどうやって漫画家になったかとか、それぞれの話のテーマソングも載っていて、そちらも興味深かったです!
本日はネタバレあり編です。
現在で3巻で終わっていますが、作者コメントに「自分の故郷としてこれからも時々帰省しますので」と書いてあったので、いつか4巻が出るのではという期待をこめて「完結」扱いにはしていません。
まず、ネタバレなし編で紹介した3作品をさらに紹介します。
「キツネとカメレオン」
★あらすじ
中学校でプリント配布係を担当しているキツネ(メス)とカメレオン(オス)。カメレオンは授業中以外は擬態していて制服としっぽ以外姿が見えないようにしている。これは唯一の特技という理由以外に、キツネの前では恥ずかしいからだと言う。
キツネはクラス内でいじめられているが、カメレオンは勇気がなくて助けられないでいた。その日の放課後、プリントを窓からばら撒いてすっきりしたキツネはカメレオンに「そのままでいいんじゃない」と微笑む。
翌朝、またキツネがいじめられていると、透明な「何か」がいじめている側を突き飛ばし、助ける。その「何か」はカメレオンで、急いで制服を脱いで完全に透明な状態で助けたのだった。
★感想
カメレオンの擬態するっていう性質をうまく活かした作品だと思った。
ヒーローは常にかっこよくヒロインを助けないといけないという固定概念を覆してくれる話。
「カラスとカンガルー」
★あらすじ
アルビノのカラス(オス)は全身真っ白な動物しか住めない地区(0地区)に住んでいる。外の世界は珍しい自分達を狙う動物が多いからだ。
ある日、カラスはオリオンと呼ばれているカンガルー(メス)に0地区の集会で出会う。彼女は股にオリオン座のような斑点があるためそう呼ばれており、それがゆえに完全に真っ白ではない。だが、その地区のオスと関係を持てば住み続けられるという条件で住んでいる。
カラスはショックを受けるが、オリオンに好かれるまで斑点は見ないと決めた。
2匹でそのことを話しながら歩いているといつのまにか0地区を出ており、カラスは外の世界の動物に捕まりそうになる。
オリオンはその動物を蹴ってカラスを助け、0地区に戻らず外の世界へ駆け出した。
★感想
これはカラスがBEASTARSでコーポ伏獣の住人として登場する前の話。
息苦しい0地区に本当は住み続けたくないけれど、命を守るために仕方なく住んでいた2匹。
やっとその呪縛から抜け出せて良かった。
そんなカラス、BEASTARSではムキムキに鍛えてて言葉遣いもちょっと強い感じになってて、変わってた〜!でもオリオンちゃんはどうしたんだろ!?
「ライオンとウサギ」
★あらすじ
異種族カップルとしてファッション的(肉食、それも強いライオンと小さなウサギの組み合わせ、珍しいでしょ的な)に付き合っていたが、ライオン(オス)がウサギ(メス)を傷つけてしまい、別れていた。謝るきっかけを失ったままのライオンだったが、ある日大学内のミスコンにウサギがエントリーしていることを知り、彼女の入っているテニスサークルを訪問して謝る。
ウサギは仲直りしようと微笑むが、それはミスコンで票を獲得するため「加害者を快く受け入れるイベント」で、ライオンにとっては怖いメスだった。
その後、ライオンは、ウサギと話をしているうちに、本当は辛いのに、このケガを利用して活躍してみせると強がる姿に惹かれ、ファッションじゃなくて本気で付き合おうと告白するのだった。
★感想
ライオンがウサギにケガをさせたシーンはBEASTARSで描かれており、「所詮肉食と草食のカップルは成り立たない」と思わせる要素だった。
でも、その後日譚としてそれを否定するのにふさわしい話だったんじゃないかな。
ウサギの性格良くないところが、かえって綺麗な話になりすぎずリアルに感じた。
好きな作品を3つに絞ったけど、レゴシとサグワンの話とか、カメとヒツジの話なんかも好き。というか本当は全部!笑
本編とは関係ないですが、作者さんがどうやって漫画家になったかとか、それぞれの話のテーマソングも載っていて、そちらも興味深かったです!
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