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posted by fanblog

2020年12月20日

アルファポリスに投稿した自作品(5)

毎日投稿5回目です。
今回リンクを貼らせていただくのはこちら。

「恋愛や結婚や子育てを、してもしなくてもいい世界になってほしい。」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/206695515/291408547/episode/3293417

私は恋愛や結婚をしたいとか、子どもを生みたいとか、
子育てをしたいとか思ったことがありません。
いや、もしかしたらちょっとは思っていたけど、忘れたのかも。
それに対してなんだか、自分が欠陥人間であるように思っています。

世界平和とか、動物虐待反対とか、
そういう話についてはなんとなく分かる気がするんですが
結婚や子育てについての気持ちはサッパリ分からないから
やっぱり何も世界のことを理解していないんじゃないかという気もします。

正直生きるって面倒で、犠牲ばかり生むし、
百歩譲っても「人類だけの幸せ」しか見えてこないので
「いっそ全員滅べばいいんじゃないかな」
「弱肉強食の世界にしたのは神様じゃないの?」と思ったりもします。

何事も生まれたことには意味があるはずなのに
その意味はさておき、正義とか悪とか、敵とか味方とか……
今だってコロナが敵だし。
倒されるために生まれてくるものなんてあるのでしょうか?

片方で生まれ、片方で殺される
そんなサイクルになんの意味があるんだろうって

けど、恋愛も結婚も子育ても、してもしなくてもいいじゃないって
そんな世界になれば私の気持ちはだいぶ楽になるし
他にも楽になる人いるんじゃないかなーと思います。

基本的に、みんなが頑張っている世界で
私は「頑張りたくない」ので居辛いです。
なぜ生き物は生まれ、他の命をいただいて生き、
最後に死んでゆくんでしょうね。

死ぬから、食べるから、繁殖しなければならない。
なら食事と繁殖がなくなれば世界は平和ですね。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/206695515/291408547/episode/3293417


↓こちらは自分の作品ページです。宜しければ覗いていってください。
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/206695515?sort=update

↓こちらは別ブログです。
こっちでもアルファポリスの作品リンクを貼っています。
https://profile.ameba.jp/ameba/mamimujina


posted by 四月一日 at 02:02| Comment(0) | TrackBack(10) | 雑記

2020年12月19日

アルファポリスに投稿した自分の作品(4)

4回目です。

今回ご紹介するのはこちら、
「なぜ毛を剃らなきゃいけないのか? ムダ毛って何?」です。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/206695515/497408159/episode/3288942

美の感覚も、流行り言葉も、概念も、
時代ごとにどんどん変わっていきますね〜。
時を越える「不変のもの」を表現したいです。


さて、こちらは自分の作品ページです。
宜しければ覗いていってください。
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/206695515?sort=update

こちらは別ブログです。
こっちでもアルファポリスの作品リンクを貼っています。
https://profile.ameba.jp/ameba/mamimujina


お読みいただきありがとうございました。

posted by 四月一日 at 08:08| Comment(0) | TrackBack(10) | 雑記

2020年12月18日

アルファポリス活動紹介(3)

アルファポリスの作品紹介、3回目です。

https://www.alphapolis.co.jp/novel/206695515/321407514/episode/3282184
こちらの「悪魔」はだいぶ前に作った物語です。
まず出版社に送り、その後「小説家になろう」に投稿し
カクヨム→アルファポリスと掲載を続けてきました。

序盤は物語風ですが途中から話がふわふわしてきます。
ふわふわというよりギスギスか……。


https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/206695515?sort=update
宜しければこちら↑から他作品も見て行ってください。

https://profile.ameba.jp/ameba/mamimujina
ブログもアップしています。↑

posted by 四月一日 at 23:23| Comment(0) | TrackBack(10) | 雑記

2020年12月17日

アルファポリスへの投稿作品紹介(2)

昨日(というかさっき)始めた
アルファポリスの作品紹介、続きです。

今回ご紹介するのはこちら。
「ネットで無料で簡単に稼ぐ方法を試していたら小説投稿サイトにたどり着いた」です。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/206695515/542406915/episode/3276104

一話完結で、この話の続きが現在唯一続けている連載
「【アルファポリス・カクヨム】小説投稿サイトごとに違いがあるのか……。アルファポリスの収益還元システムを自由研究中。」ということになっています。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/206695515/744414362

ネットでお金を稼ぐというのは私の夢です……。
このブログでもポイントサイトなどについて毎月書いていますね。

稼ぐといえば、現在アメブロでもアメーバピックという
専用アフィリエイトシステム(?)が付いているのですが
報酬はドットマネーで支払われるということで、私はやっていません……。
携帯電話を持っていないのでSMS認証ができないのです。

↓ちなみに私のアメブロはこちらです。
https://profile.ameba.jp/ameba/mamimujina

アメブロでもアルファポリス作品のリンクを貼っています。

↓こちらは私のアルファポリス作品ページ(上の方が最新)です。
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/206695515

posted by 四月一日 at 01:01| Comment(0) | TrackBack(10) | 雑記

2020年12月16日

アルファポリスに投稿した作品を最初から一つずつご紹介(1)

以前、希望に満ち溢れた心で
小説投稿サイト「カクヨム」での投稿を始めましたが
アクセスが全然なく、心折れました。

しかし最近……。
ほとんど更新していないのに、
毎日のようにカクヨムのいずれかの作品に対してアクセスがあるのです。
作品数が増えて、入り口も増えたからでしょうか。

今は主に、投稿インセンティブに期待を込めて
アルファポリスでの活動をしています。
しかし、新作準備中で更新がほぼストップしているせいか
あんまりアクセスはありません。

最近カクヨム活動についてはなんの宣伝もしていないのに
なぜカクヨム作品にはわりと
アクセスしていただけるようになったのか……。

と、ここで、以前毎日カクヨムでの更新報告を
このブログでしていたことを思い出しました。
被リンクの効果か何かが今になって出てきたのではないか? と。

ということで、ここでアルファポリスの全作品について
ご紹介させていただくことにしました。
予定であって、途中で気が変わるかもしれませんが……。
↓その場合はこちらから、最新投稿を覗いていただけると嬉しいです。

https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/206695515

ちなみにアメブロでも、現在毎日更新中で
アルファポリス作品へのリンクも貼っています。

https://profile.ameba.jp/ameba/mamimujina


そして、アルファポリス活動、
記念すべき第一回目の作品はこちら。↓

https://www.alphapolis.co.jp/manga/206695515/226394731

現時点で唯一のマンガ作品です。カメラで撮って投稿しました。
この作品を投稿したことで投稿インセンティブについて知ることになります。
アルファポリスのアプリを持っていないので私は確認しづらいのですが
ちゃんと投稿できていれば嬉しいです。

posted by 四月一日 at 23:23| Comment(0) | TrackBack(11) | 雑記

2020年08月18日

放射能とは何だろう。知らないままで良いのだろうか?

スピリチュアルか物理学などの考え方の中に
「ゼロポイントエネルギー」というものがあるらしい。
エネルギーを無限に作り出せるというものだ。
科学もスピリチュアルも分からない私は、
その理屈を見ても飲み込めない。

ただ、そういう話以上に分からないのは「原子力」の正体だ。
私はバカだから分からないのだけど、
でも誰も原子力の恐ろしさについて理解していないんじゃないだろうか?
核兵器や原発がなくならない世界を見ているとそう思う。


危険性があるけれど現状では
莫大な量のエネルギーを生み出す原子力に頼らざるをえない。
それはまだ分かる。

そのエネルギーを武器に使おうとする理由は分からない。


なぜ核兵器なんか作るのだろう。
核兵器以外の銃も爆弾も戦車もいらないと思うけれど、
核兵器はあまりに恐ろしいから
まず核兵器を廃絶しようという意見は分かる。

なのに毎年世界平和が叫ばれても核兵器はなくならない。
それはなぜなのか。私には分からない。


核兵器を使えば自分たちや地球、動物たち、世界の未来が壊れるだろう。
冷静に考えれば核兵器など使えるはずがないのに、
なぜ使わないものを作って持ち続けているんだろうか。
それとも今の平和は仮初めの姿で、実は世界は一触即発なんだろうか。
人類ってそんなものなんだろうか。


8月6日と8月9日、原爆についてのテレビ番組を見た後
ネットで原爆の絵や写真を見ていた。
写真は白黒だが、火傷がすごく痛そうだ。
人間だけじゃなくきっと多くの動物も巻き込まれたんだろう。
なぜこんなひどいことが起こったのか……。

その中で関連情報を見ていると、カラーの写真に行き着いた。
それは東海村JCO臨界事故という原子力事故に遭った方の写真らしい。


事故の内容や原因について読んだけれど、バカな私には分からなかった。
ただ原子力が恐ろしいものであるということは改めて分かった。

事故が起こったのは1999年9月30日。
そんなに昔の話ではない。
けれど私はこの事故について今まで知らなかった。
名前を聞いた覚えもない。


ニュースなどで聞いたけれど
内容を把握できず覚えていなかったのだろうか?
それとも、この事故については
テレビであまり放送されていないのだろうか?

日本航空123便墜落事故やJR福知山線脱線事故、
震災などについては毎年ニュースで触れられているのに。
何か原子力の恐ろしさが隠されているような気持ちになった。


この事故については本も出ている。





被害者の方は事故直前までごく普通の暮らしを送っていた。
そして事故に遭った後、意識があった。
しかし被爆により遺伝子が破壊され、
生きたままだんだんと体が壊れていく。

長い間苦しんで亡くなっていったという話に、
本の説明文やAmazonのレビューコメントを見るだけで心が痛んだ。


原子力が恐ろしいものだとは聞いていたけれど、
遺伝子まで破壊されるものだったとは。
原子力についてもっと知り、向き合うべきではないかと感じた。
そう言う私はあまりにショックでまだ本を読めていないのだが……。


もしも世界に、安全な無限のエネルギーがあるのなら。
それが使える世の中になってほしいと、本気で願いたくなった。
posted by 四月一日 at 17:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記

2020年07月23日

食べたことないけれど、昆虫食についてブログで書いてみました(好きな生き物を食べる話)

昆虫食について、ブログで書いてみました。
【栄養豊富、世界の食糧危機を救うと話題の昆虫食】昆虫食の本・昆虫食の通販サイト(虫を食べてみたい人は是非!)

昆虫を食べるの……可哀想だけれど美味しそうですね。


可哀想だけれど美味しそうといえば、昆虫食の話題ではないのですが
私が読んだ「有頂天家族」というマンガにもそんな話題が出てきました。
化け狸とその家族が主人公のストーリーなのですが
狸好きの人間が狸を鍋にして食べようとします。

また、「あらしのよるに」という作品のキャッチコピーは
「ともだちなのに、おいしそう」です。

以前読んだ、イグアナと暮らす漫画家さんが描いた
「イグアナの嫁」というコミックエッセイには
食用イグアナの話も出てきました。

「食」と「好き」は表裏一体……。
食との付き合い方は永遠のテーマなのかもしれませんね。


↓それらの作品について書いたブログはこちら

【マンガ版】狸と天狗と人間の物語【全4巻完結】

【小説・映画】ヤギとオオカミの出会い

イグアナとの暮らしを描いたコミックエッセイ【全3巻完結】


↓ネットで買える昆虫食はこちら
(画像をクリックすると商品販売ページに飛びます。)
































あと私は、虫に関する話題のエッセイも
小説投稿サイト「カクヨム」に投稿しています。

 ↓ ↓ ↓

「虫好きな人がおかしい? 虫嫌いな世の中がおかしい?」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896019060/episodes/1177354054896062814


「庭のスコーピオンフライ(Scorpionfly)『シリアゲムシ』」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896019060/episodes/1177354054896170843


「日本に生息する小さなサソリ」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896019060/episodes/1177354054896210411


「可愛いハエトリグモ」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896019060/episodes/1177354054896263337


「昆虫人間の世界とかあったら面白そう」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896019060/episodes/1177354054896376634


「巨大昆虫(タイタンオオウスバカミキリ・ジャイアントウェタ・ヨナグニサン・ヤママユガ)」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896019060/episodes/1177354054896486960


「国語の教科書の印象深い作品(エーミールのクジャクヤママユ、クラムボン、偉そうなエラソーニ)」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896019060/episodes/1177354054896890542


「幸せと不幸は紙一重!?」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896019060/episodes/1177354054896932186


「雨の日とジョウカイボン(浄海坊)」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896019060/episodes/1177354054897106240


「すごく小さい! 体長2mmのコメツキムシ?」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896019060/episodes/1177354054898051403


「自然や生き物と会話ができるなら、何を伝えるべきか?」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896019060/episodes/1177354054898145314


「ストレス自動製造機」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896019060/episodes/1177354054898356439


「カメムシ差別」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896019060/episodes/1177354054898451884


「非情階段をのぼります」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896019060/episodes/1177354054898453365


「三日後のセマダラコガネ」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896019060/episodes/1177354054898598638


「カメムシは賢い」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896019060/episodes/1177354054899318483


「虫の通り道(クロアナバチ? ルリジガバチ?)」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896019060/episodes/1177354054900946568



生き物は好きだけれど、弱肉強食のことを思うと悲しくなります。
弱肉強食でしか生きられないように
プログラミングされていることに悪意を感じるというか。


でも
フライドチキンが食べられなくなったら嫌だと思う自分
ニワトリを食べると聞いてもなんとも思わない自分
セキセイインコやエンゼルフィッシュを食べると聞くと
ギョッとする自分がいます。

おかしいですね……。


なんだか「食べること」について考えてしまいました。
セミの声を聞きつつ後ろめたい気持ちになります。

殺していい命とよくない命、分けないのもぞっとするけれど
分けるのもおかしいですね。




タグ:昆虫
posted by 四月一日 at 07:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記

2020年06月12日

(何事!?)タグの重要性を研究しようとしたら……

アクセス解析を見ていると、わりと頻繁に
「タグ」がクリックされているらしいということが分かりました。

タグは以前「何だろうコレ?」と思って試しにブログに付けたものですが
よく分からず、数回しか付けていません。

しかし数回しか付けていないタグを
頻繁にクリックしていただけているということは、
これはすごい機能なのでは? と思いました。


タグは多分、カテゴリ以外でそのブログに含まれる要素を示し、
まとめるためのものですね。

ということで過去記事に片っ端からタグを付けて
アクセスが増えるのか研究することにしました!


で、いくつかの過去投稿にタグを追加して投稿し、
投稿した記事を確認してみると……

あれっ?


いくつかの記事はちゃんとタグが追加されて表示されたのですが
一部の記事が見られなくなってしまったのです。

自分のブログ内で探しても見当たらないし
ウェブ検索で記事を探してクリックしても
「リクエストされたページが見つかりません。
削除または移動された可能性があります。」と……。


なんだろう?
タグがうまく機能しなくてページごと消えてしまったのでしょうか?

下書き記事は普通に残っているので何度か投稿し直し、
それでもダメだったのでタグを消して元の状態にして投稿しました。
しかしそれでも表示されず……。


結局、いくつかの記事は(ネット上から)消えてしまったようでした……。

まさか消えるとは思いませんでした。
オーマイゴッド。


ということでタグ研究は失敗に終わりました。
消えたブログはそのうち戻ってくるでしょうか。
分かりませんがまたいじってみます。


関係ないですがインスタグラムの方も今朝投稿しようとしたら
投稿成功とも失敗ともならず、延々送信中の状態で止まってしまい……
仕方がないから別の画像を投稿しようとしても全部その状態になりました。
しかも再びアプリを開いてみてもその状態です。

なんだか不調(?)続きです。
しばらくおとなしくしていた方が良さそうですね。





と思っていたら数十分後、ブログの記事が戻ってきていました!!
どうやら予約投稿か何かを押してしまっていたようです。
お騒がせしました。


posted by 四月一日 at 23:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記

永遠の読書スランプ(子どもの読者視点から)

小説投稿サイトに出そうと思っていた文章ですが、
これを小説投稿サイトでアップするのは無礼な気がしたので
こっちに上げることにしました。





 私は小学生の頃、本を読むのが好きだった。小学生が読む本だから大抵イラスト付きの童話で、あまり絵のないものでも夢いっぱいのファンタジーだったりした。

 私は本の世界で多くの感動を味わった。しかし大きくなると、少し心配なことが出てきた。大人が読む本といえば小説だ。電車の中とかで絵本や児童書を広げている人なんかいないだろう。大人になったら絵本や児童書を読むのを我慢して小説に切り替えなくてはならない。で、その小説というのは面白いのだろうか?

 私が「面白い」と思うのは、主に人間以外の登場人物(動物、妖怪、幽霊、神様など)が出てきたり、人間であっても人間離れした世界の話だったりと、夢や空想的な話だ。
 そこには「またあの世界に行きたいな」と思うようなじんわりとした感動がある。

 ……小説といえば絵がなくて難しいイメージだ。リアルな登場人物が同じくリアルな登場人物と、気だるい空気の中でうだつの上がらない会話をしている。と、そんなイメージであった。

 そこで私は小説を読んでいる大人に「小説というのは読み終わったあとに感動があるのか?」と尋ねた。
 あんな字が小さくて分厚くて、絵がない本を頑張って読みきるのだ。最後に「そうだったのか……!」と涙するような感動が待っていてくれなきゃ困る。

 しかし大人はこう答えた。「小説に感動するようなのはあまりない。読んでも感動しない」と。


 私は呆気にとられた。

 何のために、最後まで読みきっても感動のない文字の羅列に目を通し続けているのか。意味が分からない。

 でもたしかに大人というのは、いつもつまらなさそうな顔をして面白くもないことをやっている。小説というのはきっと大人らしい大人が書き、大人が読むものなのだ。幻想的だったり面白かったりというイメージはないし、感動もなくて当然だろう。

 私は読書に失望した。

 本の中には別世界が広がっているから面白かったのだ。物語の余韻を味わうためには、文字がぎっしり詰まっていればいいというものではない。むしろ文字数が少ない方が想像の余地があって楽しいことも多い。すぐ読み終わるような童話でも、心に深く残る名作がたくさんあったのだ。

 小難しい大人たちのボソボソとした会話なんて、現実だけで十分だ。ゲラゲラ笑えるわけでもなく感動の涙を流せるわけでもない、小説というのは大層つまらないものに違いない。そう思っていた。


 ……しかしあれから時が流れ……
 あんな子どもだった私にも、小説の良さが分かるようになった。


 と書きたいところだがそんなことなかった。

 私は段々本から離れ、長文が読めなくなっていった。本屋で買うものといえばほとんどマンガになった。しかしマンガやラノベを読んでも、あの頃読んだ童話の向こうに見えた「世界の広がり」をあまり感じられずにいた。

 なんというか、絵本や児童書を読んでいるときは心地よい孤独感があった。本の中に登場人物がたくさん出てきても、読んでいる私は一人で、本の世界にも静けさがあるのだ。

 ところが最近の本というのは、それ自体が一つの世界になっていない。ちらちらと別の場所を意識しているような気がする。夢の記憶や森の中のような静けさ、心地よい「淡さ」がないのだ。本を読んでいてもどこか現実と繋がっている。

 例えるなら以前の読書は深い眠り、今の読書は浅い眠りだ。


 一体なぜなのだろう。何にでもなれると思っていた柔軟な子どもの心が、物語の世界への没入感を生み出していたのだろうか。

 インターネットとの繋がりが増したことで、人間が文章を書くときに出す空気自体が変わったのかもしれない。クレームを入れられないようにと表現に気を配り、削ぎ落とし、機嫌をうかがうようになったのかもしれない。あるいは時代を越える普遍的な感覚より、今この時代に生きる感覚を重視する人が増えたのかもしれない。本が読者以外の誰かと会話をしていて、こっちを向いてくれない。


 それとも本でなく自分の問題なのだろうか。世界に情報が増えすぎて、私は縦横無尽に放たれる言葉の数々に浮き沈みし、読むということが少し苦手になった。
 子どもの頃はシンプルに好みで取捨選択していたものを、今は整理できなくなったのかもしれない。

 昔はきっと今より文章や情報が少なかった。物語の世界においては「それは正しいのかどうか?」なんてことはどうでも良かった。文章を通して精神世界にいた。貴重品である文章を、丁寧に箱から取り出して味わっていたのだ。


 今はなんだか騒々しい。すべてがリアルを求めている気がする。普遍的なものより、うつろいゆく時代の瞬間にアクセスが集中する。

 あの頃にはもう戻れない。


posted by 四月一日 at 07:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記

2020年06月02日

カクヨムでのエッセイ投稿21回目 & ブログに関するお知らせ

昨日、カクヨムでのエッセイ投稿が20回目となりました。
いつも見ていただきありがとうございます。

今日の投稿エッセイはこちらです。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896019060/episodes/1177354054896449844


さて、このブログで毎回
カクヨムでの更新をご報告させていただいていたのですが
今回で毎日の更新のお知らせは終わりにしようと思います。

エッセイ自体はこれからもしばらく毎日投稿する予定ですので、
もしご興味がありましたら、
下のページから直接見に来ていただけると嬉しいです。

↓こちらから、今までの投稿エッセイも最新話も全部見られます。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896019060
「うだつの上がらないエッセイ集(たまに自由研究)」

↓「三分迷言集」はこちらになります。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896030657


このブログでの更新のお知らせは一旦終わりますが、
またエッセイを10話ごとにまとめて
改めて内容のご紹介をさせていただくかもしれません。

また、私はアメブロでも活動しているのですが
アメブロでは今のところ毎日エッセイ更新のお知らせを続けています。
アメブロでのお知らせはしばらく続ける予定です。

↓アメーバブログはこちら
https://ameblo.jp/mamimujina/


そしてこちらでは、
過去にカクヨムに投稿した作品の紹介ブログについてまとめています。
https://fanblogs.jp/riia0401/archive/355/0
リンクを押していただくことで、作品の紹介ブログや、
カクヨムの作品ページに飛ぶことができます。

またこちらでも、作品についての簡単な紹介と
作品ページへのリンクを載せています。
https://fanblogs.jp/riia0401/archive/380/0
このページには最近投稿した短編「ドッペルゲンガー」への
リンクはありません。


最新の短編「ドッペルゲンガー」の
リンク付き作品紹介ページはこちらです。
https://fanblogs.jp/riia0401/archive/388/0

↓作品本編が見られるページはこちらです。(一話完結)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896058600/episodes/1177354054897138082


ではこれで終わります。
ブログを読んでいただいてありがとうございました!

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posted by 四月一日 at 00:00| Comment(6) | TrackBack(17) | 雑記
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