USD/CHFは0.90割れ期間が長く下落基調
手動リピートFX界隈では人気のUSD/CHFですが今年は0.90を割れる期間が長く低迷が続いています。
めがねこ氏が取引していることで人気になったのが原因なのか近年取り扱い業者も増えている通貨ペアですがこのところ0.90-1.00あたりのレンジが崩れてきています。
米ドルに対してスイスフランのほうが強い傾向になっているのは利上げに消極的と思われたスイス中銀が意外にタカ派な姿勢を見せていることが原因でしょう。
スイス中銀 15 年ぶりの利上げ
スイス中銀、金利据え置き 追加利上げの可能性排除せず
何年もマイナス金利を続けて来たスイス中央銀行が利上げしたらこうなるのは当然ですよね。
スイスの主要産業は何?
時計など精密機械のイメージが強いと思いますが今は違います。
スイスの経済構造と主要産業の現状と課題
製薬や研究開発、金融といったところが主な産業のようです。
一人あたりGDPも高く、輸出は黒字になっています。
小国ではありますが非常に豊かな国です。
とはいってもアメリカのような超大国に対して更に強くなるような要素があるとは思えません。
この2国間の通貨の力関係がこれ以上大きく開くとは考えにくいです。
スイスフランショックの再来を心配する必要は無い
この下落にスイスフランショックを思い出して怖がっている少なからずいますが心配は入りません。
なぜならスイス・フランショックの発生要因は特殊だったからです。
多数の破産者を出したスイスフランショックとは?原因や対策方法を徹底解説
今スイスはユーロに対して無理やりレートを固定するための介入はしていません。
ですので当時のようなことが起こりうる可能性は無いといって良いでしょう。
安心して取引をおこなってかまいません。
クロス円の方がよっぽど下落リスクは大きいと思います。
手動リピートよりスポット購入して上がるのを待つほうが得策かも
夏場は0.85付近まで下落しましたが下値は限定的でしょう。
0.7代まで落ちることは考えにくいです。
私は夏場にこの通貨ペアに初めて手を出した直後下落に巻き込まれ長期間ポジション解消ができませんでしたが、損切せず保有し続けたのはチャート推移と国同士の力関係からして下値が限定的と見たからです。
現在USD/CHFは非常に高い買いスワップポイントを受け取ることができます。
個人的にはスワップ投資は好きではないのですが下値はそれほど遠くなく限定的であると考えているので、今の水準で買いポジションを保有し0.90-0.95の間で売るというのは有効だと思います。
このところ値動きも良くないですから変に手動リピートで売買を繰り返すよりも低リスクでリターンは大きいような気はします。
私は現状リピート取引の対象からは外していますが、スポット購入でサブ的な運用をしてみようかと考えています。
もし運用したらそのあたりのことは取引報告の記事内に書こうと思います。
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