2021年03月03日
Pulp Fiction 1994
組の金を勝手に持ち出して、弟分と車で逃げた。わざと古いモーテルを探してシャッター付きの車庫がある部屋を確保し身を隠しながら逃げ続ける。三か月ほど経過した地点での完璧な逃亡生活に気が緩み始め根拠のない自信がふたりを支配する。飽きてきた。
そんな中、とあるステイ先のモーテルの一室で弟分がモーニングサービスを頼んだ。オーダーは柄にもなくエッグベネディクトと濃いめのブレンドコーヒー。それにたっぷりのシリアルにバスケットに盛られた季節感のあるフルーツ達。豪華な朝食だ。普段、身を潜めて生じたストレスを一騎に爆発させようとするのも無理がない。運び込まれたオーダーを満足げに眺めている我々に、可愛らしい客席係が笑顔で話しかける。「追加オーダー頂いてます。」
いつの間にか向けられている二丁の銃口が朝陽で美しく輝いていた。そんな夢を見たことがある。いまだにその続きは見ていないので、恐らく二人ともあの可愛い客席係から逃げることはできなかったんだろう。
この作品の黒人の部下のように日本でも実際に組織を抜けて牧師さんになり、道を説く方がいらっしゃいましたよね。善と悪は表裏一体だという事でしょうか。悪を重ねる人にも善の心が何らかの形で存在するのでしょうか。
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