2015年09月24日
リハビリ専門職のための、日本の認知症関連施策を知ろう（2015年版 ）
キーワード
：認知症施策 日本 ２０１５年
[PV] 日本の認知症関連施策を知ろう 2015年版（動画）
このサイトを閲覧してくださる方の
中には、
認知症関連の話題に関心のある
方も多いのはないでしょうか。
以前に、
認知症関連の話題として、
︎ アルツハイマー型認知症とココナッツオイル関連文献︎ 山芋とジオスゲニン（Diosgenin） | アルツハイマー関連論文など︎ 荏胡麻油（エゴマ油：Perilla Oil ）関連の文献・論文︎ プラズマローゲン（Pls：Plasmalogens）関連論文・研究など上記のように、
「 認知症と食 」に関するテーマを
取り上げさせていただいたこともあり、
ココナッツオイルをはじめ、
ジオスゲニン、エゴマ油、
プラズマローゲンなどについて、
検索してくださる方も
いるようですので、
うれしく思います。
多くのリハビリ関連領域の臨床家に
とっては、
目の前の方の、
リハビリテーションについて考えることに
精一杯で、
国の施策など、
長期的な視点での
リハビリ支援について、
俯瞰して考える余裕のない方も、
中にはいらっしゃるのではないか
と思いいますので、
今回は、
リハビリ専門職の方を想定して、
認知症に関連する国の施策について、
確認、学習できるように
リンクを含めて、
まとめておこうと思います。
認知症の方に、お関わりのある
介護職、看護師、
その他リハビリ専門職の方の中には、
すでにご存知の方もいるかもしれませんが、
２０１５年には、
今後の日本の
認知症関連の施策として、
「 認知症施策推進総合戦略（新オレンジプラン） 」
出典
：厚生労働省
「認知症施策推進総合戦略〜認知症高齢者等に
やさしい地域づくりに向けて〜（新オレンジプラン）」について
（http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000072246.html）
認知症施策推進総合戦略（新オレンジプラン）
〜認知症高齢者等にやさしい地域づくりに向けて〜（PDF）
（http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-12304500-Roukenkyoku-Ninchishougyakutaiboushitaisakusuishinshitsu/02_1.pdf）
認知症施策推進総合戦略（新オレンジプラン）
〜認知症高齢者等にやさしい地域づくりに向けて〜の概要(PDF)
（http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-12304500-Roukenkyoku-Ninchishougyakutaiboushitaisakusuishinshitsu/01_1.pdf）
認知症施策推進総合戦略（新オレンジプラン）の概要(PDF)
（http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12401000-Hokenkyoku-Soumuka/0000076554.pdf）
2015年9月24日確認時点
というものが、
２０１５年１月２７日付で
公表されていました。
そして、
最近では、
２０１５年の９月１１日に、
「 平成２８年度予算概算要求（健康・医療分野）について 」
出典
：厚生労働省
平成27年9月11日 厚生労働省保険局
平成２８年度予算概算要求（健康・医療分野）について
（http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000097104.pdf）
というものが公表されました。
資料を見てみると、
2025年（平成37年）に、
団塊世代が75歳以上になることで、
医療や介護関連の需要増大の見込みがあることや、
その後の長期的な高齢化社会の
課題解決へ向けて、
さまざまな認知症関連の
施策などが考えられていることがわかります。
リハビリテーション関連職種の
関心のあると思われるところでは、
「
認知症研究の推進」
「
介護ロボット開発加速化事業」
「
脳とこころの健康大国実現プロジェクト」
をはじめ、
億単位のお金が、
予算要求として、
もりこまれており、
今後の発展が期待される分野ではないかと思います。
「 認知症施策推進総合戦略（新オレンジプラン） 」
を読んでいると、
リハビリテーションモデルなどの研究開発や、
成果の普及や推進も
期待されているようです。
新オレンジプランの基本的考えとして、
あげられていることとして、
認知症の人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域の
よい環境で自分らしく暮らし続けることができる社会の実現を目指す。
出典
：厚生労働省
認知症施策推進総合戦略（新オレンジプラン）
〜認知症高齢者等にやさしい地域づくりに向けて〜の概要(PDF)
（http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-12304500-Roukenkyoku-Ninchishougyakutaiboushitaisakusuishinshitsu/01_1.pdf）
といった考え方や、
適切な認知症リハビリテーションの推進として、
あげられている、
認知症の人に対するリハビリテーションについては、実際に生活する場面
を念頭に置きつつ、有する認知機能等の能力をしっかりと見極め、これを
最大限に活かしながら、ADL（食事、排泄等）やIADL（掃除、趣味活動、社
会参加等）の日常の生活を自立し継続できるよう推進する。
このためには認知機能障害を基盤とした生活機能障害を改善する
リハビリテーションモデルの開発が必須であり、研究開発を推進する。
また、介護老人保健施設等で行われている先進的な取組を収集し、全国に
紹介することで、認知症リハビリテーションの推進を図る。
出典
：厚生労働省
認知症施策推進総合戦略（新オレンジプラン）
〜認知症高齢者等にやさしい地域づくりに向けて〜（PDF）
12ページ：（適切な認知症リハビリテーションの推進）
（http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-12304500-Roukenkyoku-Ninchishougyakutaiboushitaisakusuishinshitsu/02_1.pdf）
2015年9月24日確認時点
といったような考え方を核としながら、
認知症の方の支援方法を
試行錯誤する中で、
よりよい支援モデルが構築されてくることを
楽しみにしたいと思います。
認知症関連の施策などの
資料を読んでいて感じることとしては、
「 認知症の方の支援を考えるということは
人間が、
よりよく生きるために、
どのようにしていくといいのか？」
ということを、
国全体を通して考えるきっかけと
なるのではないかと感じました。
「 認知症施策推進総合戦略（新オレンジプラン） 」
をはじめとして、
今後の高齢化社会の
状況に応じて、
検討されるであろう
数々の施策を通して、
その人らしく、
生き生き（活き活き）と暮らすことができる
環境が少しでも
整備されることを期待していきたいと思います。
by リハビリ関連書籍のレビュー.blog
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