2021年02月16日
ファイザー製ワクチン、イスラエルで9割以上の発症予防効果あり
新型コロナウイルスワクチン接種が世界で最も進んでいるイスラエルで、120万人のデータを分析した結果、米ファイザー製のワクチンに90%を超える発症予防効果があるとの研究結果が14日報告された。
対象者の約半数は米ファイザー製ワクチンを接種済み、残る半数は未接種のグループだった。2つのグループを比較したところ、ワクチンを2回接種したグループは未接種のグループに比べて発症率が94%少なく、重症化率も92%少ないことが分かった。
全体の詳細は今のところ不明だが、ファイザーが臨床試験(治験)での発症予防効果として発表した95%減の数字とほぼ一致している。
またファイザーの治験で事例が少なかった70歳以上の高齢者についても他の年齢層と同様の効果が確認されたという。
さらに英国発変異株が大半を占めるイスラエルの感染状況で、高い予防効果が出たというのは「大きな朗報だ」と報じられている。
日本でもようやくファイザー製ワクチンが国によって正式承認されたばかりであるが、ワクチン供給はまだ供給契約が十分に進んでいないため、国のワクチン接種スケジュールは不確実性のままで予定通りには行かない見通しだ。
ただ、日本は「ワクチンは有効」と考える人が最も少ない国と言われており、ワクチンに対して忌避的な感情が少なからず根付いている。
またマスメディア報道がワクチン忌避に影響しており、データを示さずに不安感だけをあおる報道を繰り返し、ワクチンをめぐって誤情報も拡散している。
今回、イスラエルにおけるワクチン接種の有効性と安全性のデータが公表されたからには、データをもとに判断することこそが大事で、科学的な姿勢で報道してほしい。
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