2016年10月16日
Xiaomi Mi Maxの日本語化の問題がすっきり解消!
Mi Maxを入手してから約1.5か月が経過しました。購入時から懸念していた日本語環境での使い勝手の向上について、すべて解決したカスタムROMがリリースされていましたので報告します。
はっきり言ってこれで、迷わずMi Maxが買いだと強くプッシュできます。
■Xiaomi MIUI 8 ECRMod 日本語カスタムROM
ずばり、heli0us氏の「Behind the HB」で公開されているECRMod 日本語カスタムROMでほとんどの日本人のニーズに対応できると思います。
一体、どこのだれが作っているかわからないから検証が必要ではないかと思って、過去の経歴を調べてみてびっくり。中華パッド黎明期から日本語Mod ROMを提供しているカスロム開発屋さんではないですか。中華パッドのAuroraは特に国内でタブレット端末が5万円はしていた時代に、2万円以下で同等スペックのものが手に入るという黎明期を開拓したタブレットでした。
過去のコンテンツとしては、
・Allwinner Essential Script
・Amlogi JMod Patch
・NOVO 7 Aurora-I
・NOVO 7 Aurora-II
・NOVO 7 Essential
・Xperia Ray
・Xperia Z Ultra
と続き、なんと2年ぶりにページを更新し、Xiaomi MIUIのカスタムROMに着手されています。過去に何度も使わせていただいており、カスタムROMに対する知見や姿勢に一貫性があり信頼できると感じられました。
本人も日本語化は機械翻訳を使っておりまだまだと謙遜されていますが、必要とされるほぼすべての機能は日本語化が完了しており、more locale2で日本語ロケールにする程度のものとは全く異なります。
■ECRMod の特徴
・16GB/32GBのHydrogenと64GB/128GBのHeliumデバイスに両対応
・Global ROMベース(10/14現在で、Xiaomi Max Stable 8.0.2.0MBCMIDGベース)
・日本関連の追加(地域、ロケール、翻訳リソース、Google日本語キーボード)
・ブロートウェアの削除とGappsの削減
・日本向けのデフォルトAPN追加
・Googleガイドラインに合わせたフォントサイズ調整
・MiMax: UIの調整(dpiを380に拡張、それに合わせたUI微調整)
・MiMax: ホーム画面のアイコンを5×6に変更
・デフォルト中華アプリの削除
※ルート化はされていない
個人的に、Mi Maxでは日本語海外に2つの大きな悩みがありました。
1.変な中華アプリおよびバックグラウンドの怪しい処理
2.「らくらすスマホ」か!?と思える単に拡大した解像度
1.については、購入者の方は、中華スマホを購入している以上、セキュリティ面や怪しい動きはある程度見込みの上とは思いますが、通知なしにXiaomi公認アプリの更新、インストールするサービスのAnalyticsCoreを削除や、MIUI公式に実装されている広告配信サービスのSystemAdSolutionを削除などROMを徹底して調査しており、
日本人のための日本人によるカスROM
を作成されていることが感じられます。
また、これらのアプリが削除されたことにより若干電池の使用時間が伸びたような気がします。
2.については、もう1つはせっかく画面が大きいのに単に5インチスマホを拡大したような中途半端な解像度問題についてもdpi調整がされています。ホーム画面にアイコンが横に5つ並ぶようになっただけでかなり満足度が違います。
解像度の問題は自分でも以前検証し、このblogでも報告ており、中途半端にいじると、
・アイコンやアプリのデザインが崩れる
・電子書籍のKoboでフォントが崩れる
という耐え難い問題にぶつかっていたのですが、ECRModについては今のところ特に問題は見つかっていません。
ただし、デメリットもあります。
・壁紙チェンジャーやオリジナルブラウザなど便利アプリが削除されている
・セキュリティアプリなど一部アプリで強制終了がある
ぐらいですかね。便利アプリはメジャーなものをPlay Soreからダウンロードできるので全体としては些細な問題だと思います。
端末を仮想的に複数台に使い分けるセカンドスペース、LINEなどアカウントを使い分ける機能のデュアルアプリ、専用バックアップ機能のMi Cloudなどはそのまま使えます。
heli0us氏がMIUIに着手してくれたことに感謝したいです。
次はインストール編に続きます。
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