2013年05月26日
今週の日経ヴェリタス「5・23の教訓」
当然、日経ヴェリタスなら特集しなければいけないと思っていました。木曜日に起こった日経平均1143円の下落を全力特集しています。
■相場の潮目は変わったのか
一番気になるのが、5/23と24の株価の乱高下で、日本株の上昇相場が終わったのではないかということだと思います。
日経ヴェリタス編集部が市場のプロ35人に緊急アンケートを取ったところ、上昇相場の終わりを予想している人は「0」。全員が一時的な調整と回答していました。
理由は、
・企業業績への上振れ期待
・アベノミクスの3本目の矢の成長戦略の発表が6月
・7月の参院選までは政府が全力で相場を支えてくる
といった、現在の日本の相場観への期待です。そしてそれ以上に大きいのが諸外国、特に米国の状況です。今のところ、米国に悪い材料が目立って出てきていないためこらえきれるのでは無いかというのが大半の見方のようです。
■次の問題は回復期間
潮目が変わっていないというのが市場の大きな見方というのであれば、次は一体どのくらいの調整期間を経て、元の上昇相場に戻るのかということ。
上記アンケートでは「1ヶ月以内」が9割超でした。しかも、1週間程度が3割、半月程度が4割という結果。ここまで強気に回答できるのも、アベノミクス第三の矢の成長戦略の閣議決定を6月14日に控えているというのが根拠のようです。
確かに、今のところ市場に前向きな効果を提示しているアベノミクスはどうしてもみんなが期待してしまうので、仮に3本めの矢が失速ということがあったとしても、6月14日の発表前までは期待で相場が盛り返す、と考えるのは妥当なところかと思います。
とすると、残るは米国雇用統計。いつも第一金曜日発表なので、今回は6月7日。この数字が悪いと、6月14日を前に一旦コケるかもしれませんね。
ちょっと上がりすぎていた日本株。良い意味で冷静になる場面となってくれれば良いと思っています。
■相場の潮目は変わったのか
一番気になるのが、5/23と24の株価の乱高下で、日本株の上昇相場が終わったのではないかということだと思います。
日経ヴェリタス編集部が市場のプロ35人に緊急アンケートを取ったところ、上昇相場の終わりを予想している人は「0」。全員が一時的な調整と回答していました。
理由は、
・企業業績への上振れ期待
・アベノミクスの3本目の矢の成長戦略の発表が6月
・7月の参院選までは政府が全力で相場を支えてくる
といった、現在の日本の相場観への期待です。そしてそれ以上に大きいのが諸外国、特に米国の状況です。今のところ、米国に悪い材料が目立って出てきていないためこらえきれるのでは無いかというのが大半の見方のようです。
■次の問題は回復期間
潮目が変わっていないというのが市場の大きな見方というのであれば、次は一体どのくらいの調整期間を経て、元の上昇相場に戻るのかということ。
上記アンケートでは「1ヶ月以内」が9割超でした。しかも、1週間程度が3割、半月程度が4割という結果。ここまで強気に回答できるのも、アベノミクス第三の矢の成長戦略の閣議決定を6月14日に控えているというのが根拠のようです。
確かに、今のところ市場に前向きな効果を提示しているアベノミクスはどうしてもみんなが期待してしまうので、仮に3本めの矢が失速ということがあったとしても、6月14日の発表前までは期待で相場が盛り返す、と考えるのは妥当なところかと思います。
とすると、残るは米国雇用統計。いつも第一金曜日発表なので、今回は6月7日。この数字が悪いと、6月14日を前に一旦コケるかもしれませんね。
ちょっと上がりすぎていた日本株。良い意味で冷静になる場面となってくれれば良いと思っています。
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