2013年07月17日
「エキストラバージンの嘘と真実」読了
[オリーブオイル] ブログ村キーワード
「エキストラバージンの嘘と真実」が読み終わったのでレビュー書きまーす。
「エキストラバージンの嘘と真実
〜スキャンダルにまみれたオリーブオイルの世界〜」
トム・ミュラー 著
実川元子 翻訳
日経BP社
1890円(税込み)
本当に美味しいオリーブオイルに出会ってしまったため、
今までのオリーブオイルって一体なんだったのか、というところから、
この本にたどり着きました。
帯には「あなたのオリーブオイルは大丈夫?」と書かれています。
不正が蔓延する世界のオリーブオイル市場の告発本です。
著者のオリーブオイルへの真摯な思いが伝わってくる本です。
神話や文学に出てくるオリーブの木やオリーブオイルを紹介したりしていて、
厚めの本ですが飽きない内容です。
告発内容は、
当然のように大手メーカーがオリーブオイルに混ぜ物をし、
格安で「エキストラバージン」として売り出す・・。
そのため真面目にエキストラバージンオリーブオイルを
生産している農家に利益が出ない・・。
などなど。
あまりにも偽のエキストラバージンが出回っているため、
本物を食べたことがない人が本物のエキストラバージンを食べると、
本物特有の「辛味と苦味」が品質の悪いものであると思ってしまうことすらある・・。
「まろやか、クセない」などはエキストラバージンにとっては褒め言葉ではなく、
むしろ「本当はエキストラバージンではない」と言っている様なもの・・。
オリーブオイル業界には「買い手危険負担」というキーワードがあり、
危険(偽物であるリスク)は消費者負担という発想が大手メーカーなどで蔓延しているのだそうです。
確かに「エキストラバージン」とビンに書いてあるオリーブオイルは
大量にお店に置いてありますよね。
しかも値段はピンキリ。
どれも同じ「エキストラバージン」で身体に良いんでしょ?
なーんて思ったら大違いな状態なオリーブオイル業界なようです。
ちゃんと選ばないといけない、それがオリーブオイルなのです。
良いものを私たち消費者が選びとれば、悪徳業者は自然と淘汰されます。
本当に良いオリーブオイルにしか、価値はない。
と感じる本でした。
色んなオリーブオイルを試して、オリーブオイル通になるぞーと、いま思ってます(笑)
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