やっぱり猫が好き

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室内で飼うペットが遭遇する事故には注意が必要ですね。ペットの家族化や自宅時間の増加に伴い、犬や猫を室内で飼う人が増えています。実際、犬や猫の90%以上が室内飼いであると言われています。しかし、思わぬ行動によって火災を伴う事故が発生していることもあります。

以下は、ペットによる火災事故についてのポイントと予防策です。

誤飲　原因のトップであるペットの誤飲事故は、乳幼児の誤飲と似ています。ちょっと目を離した隙に口の中に入れたり、思いもよらないものを飲み込んだりすることがあります。
発生率は約1.7%と言われており、国内のイヌの飼育頭数から計算すると年間約20万件の誤飲事故が発生していると考えられています。
動物病院では、ひと月に1〜2例の割合で誤飲ペットの処置が行われています。冬の季節に発生が多くなる傾向があります12。
死亡率の高い誤飲物
誤飲事故において死亡リスクの高いものは以下の通りです:

異物:
第1位: ひも
第2位: 布類（靴下、タオル、ぞうきんなど）
第3位: 竹串（焼き鳥、アイスの棒など）
薬品中毒:
第1位: 自動車の不凍液（エチレングリコール）
第2位: ナメクジ駆除剤
第3位: 殺そ剤（ネズミの駆除剤）
特に意外なものとして「ひも」が死亡リスクの高い異物として挙げられています。ひもが気道（気管）に入って呼吸困難を引き起こすことがあります。また、化学薬品の急性中毒も注意が必要です1。

2パターンの誤飲症状
ペットが異物を飲み込んだ場合、以下の2つのグループに分けられる症状があります:

気道内の症状:
咳が出る
呼吸困難
チアノーゼ（青紫色の歯ぐきや舌）
食道内の症状:
嘔吐
食欲不振
下痢
無症状（初めて受診時に見つかることもある）
無症状も含めて、異物を誤飲しても症状が現れない場合が多いです。気道内か食道内かによって対処法が異なりますので、注意が必要です13。

注意すべき誤飲時の対処
ペットが異物を誤って飲み込んだ場合、以下の対処法に注意してください:

水を飲ませてはいけない場合:
タバコや石油系のものは水を飲ませると逆に吸収を促進させるリスクがあります。

吐かせてはいけない場合:
以下の場合には吐かせてはいけません:
酸性物質（例: ドレンクリーナー、電池液）
アルカリ性物質（例: 洗剤、アンモニア）
石油系物質（例: ガソリン、軽油）
タバコ
吐かせることで逆効果となり、さらなる損傷を引き起こす可能性があります。
動物病院への受診:
異物を誤飲した場合、速やかに動物病院を受診してください。
症状によっては、気道内の異物を取り除すための手術が必要な場合もあります。
獣医師の指示に従って適切な処置を行いましょう。

他には

ガスこんろの操作ボタンによる発火事故: 犬や猫がガスこんろの操作ボタンを押すことで発火するケースがあります。注意が必要です。

高い位置からの落下事故: 猫は高い位置にある製品に飛び乗って事故を発生させることがあります。IHこんろや太陽光発電用パワーコンディショナー、プリンターなどが該当します1。また、窓やベランダからの落下事故も実際に起こりうることです。

電気製品による事故: 猫が電気ストーブに接触して火災を引き起こすこともあります3。また、ペットの尿などの液体の付着により、絶縁物の表面に放電が発生し、電気の通り道である導電路が形成されてショート（絶縁破壊）する「トラッキング現象」も注意が必要です。

骨折やケガ: 子どもが無理やり犬を持ち上げたり、犬が高い場所からジャンプしたりすることで骨折することもあります。

ペットを飼う際には、これらの事故を防ぐために注意深く対策を講じることが大切です。