2018年04月19日
P8liteのバッテリー交換手順の全て(交換用バッテリーの購入からバッテリーの処分まで)
最初に言っておかなければなりませんが、自分でバッテリーを交換すると、メーカーの保証を受けられなくなります。
発売からもう少しで3年になる機種なので、保証期間内ということはないと思いますが、保証期間後の有償修理についても受けられなくなる可能性もあることを、覚悟しておかなければなりません。
交換の途中で失敗して、どこかの部品を破損したりする危険性も高いので、そうなったら新しいものを購入する、あるいは新しいスマホを買った後で、処分するのももったいないので、上手くいったらセカンドマシンとして使ってもいいかなぐらいの気持ちで、参考にしてみてください。
また、交換後に不要となる古いバッテリーは処分方法が難しいです。
調べてみると、自治体ではバッテリーの回収は行っておらず、バッテリーのリサイクルを行っているJBRCでも、「ハードケースに入っていない素電池(機器を取り外したもの等)」は回収対象外となっています。
ただし、回収対象外だろうと思いながらも、JBRCのリサイクル協力店を近所で探して相談してみたところ、交換後のP8liteのバッテリーを引き取ってくれましたので、相談してみることをお勧めします。
以下の説明は、P8lite以外のスマートホンでも参考になるかもしれませんが、防水性能のあるスマートホンの場合は、水が浸入しないように蓋のまわりにパッキンのようなものがありそうなので、蓋の取り外しと交換後の取り付けが難しいんじゃないかと想像します。
P8liteの場合は、その点は大丈夫でした。
[リサイクル協力店]検索 |小型充電式電池リサイクルの一般社団法人JBRC
一時的にでも自分で保管する場合は、破裂や火災の原因にならないように、端子部分をビニールテープで巻いて保護して、高温にならない・湿気のない・燃えやすいもののない場所に保管してください。
なかなか扱いが厄介なので、多少お金が掛かっても、メーカーでバッテリー交換してもらうことも、検討してみてもいいかも知れません。
交換用バッテリーと工具を用意する
まずは、交換用バッテリーを購入します。
メーカー純正品と互換他社製品がありますが、品質の悪いものもありますので、できればメーカー純正品を選びたいところです。
ただし、ほとんどが互換品なので、互換品を購入する場合は、購入した人のレビューを読んでできるだけ信頼性の高いものを選ぶようにした方がいいでしょう。
・ 楽天市場で検索(P8lite交換用バッテリー)
・ Amazonで検索(P8lite交換用バッテリー)
・ Yahoo!ショッピングで検索(P8lite交換用バッテリー)
また、内部の部品を取り外すためのネジが小さい特殊なものなので、そういった工具を持っていない人は、工具付きのものを選んだ方がいいです。
ちなみに中のネジを外すために必要なドライバーは、+の小さいものと、★型の小さいもの(No.17-D)の2種類です。
私が購入した交換用バッテリーは、下の画像のような工具付きのもので、+の小さいドライバーは付いていましたが、★型のドライバーは付いていませんでした。
たまたま昔買った携帯電話用の特殊工具セットがあって、その中に★型のドライバーが入っていたので大丈夫だったのですが、★型のドライバーがないとネジが外せません。
2種類のドライバーが付いているものを選べば、たぶん大丈夫だと思います。
裏ぶたを外す
1)蓋を外す前に、スマートホンの電源をオフにします。
2)P8liteの説明書を見ながら、SIMを取り外します。
(MicroSDを入れている場合はそれも取り外します)
3)裏蓋を外します。
P8liteの縁(厚みの部分)は、中央の5mm程度が銀色になっていて、画面側と裏蓋側がそれぞれ1.5mm程度が黒色です。
その銀色部分と裏蓋側の黒色部分との間に、薄いプラスチック板のようなものを差し込みます。
その部分は一見隙間がないように見えますが、少し指の爪で裏蓋側を銀色部分から浮かせるようにすると、プラスチック板が差し込めると思います。
ちょっと最初、これが難しいです。
プラスチック板が少し差し込めたら、プラスチック板をひねるようにして、少しずつこじ開けていきます。
裏蓋は周囲に簡単な爪のような突起が計20か所(上下に各4か所、左右に各6か所)付いていて、それで銀色の縁部分に固定されています。
差し込んだプラスチック板を、差し込んだまま移動させながらひねっていくと、一つずつ裏蓋の爪がパチッパチッと外れていきます。
裏蓋は薄くペラペラで、柔らかめのプラスチックなのでなかなか割れないとは思いますが、傷付けないように力を加減しながら、差し込んだプラスチック板をひねっていく感じです。
裏蓋の爪が2,3か所外れるとコツがつかめて、あとは割と簡単に次々と外れていきます。
裏蓋周囲の爪が外れていくと、裏蓋の真ん中あたりが両面テープで接着されているのが分かります。
あまり接着力の強くないテープなので、少しずつ物差しのようなものを差し込んで、テープをはがすように持ち上げていきます。
赤丸が裏蓋周囲の爪。緑の四角が裏蓋を接着している両面テープ。
古いバッテリーを外すのに邪魔になる部品を外す
下の画像の6か所のネジを外します。
赤い丸が+のネジ、緑の丸が★のネジです。
右上の★ネジは、ネジの頭に白い塗装が塗ってあるので、ドライバーでその塗装を押し込んでネジを回します。
故障などでメーカーに修理に出した場合は、この塗装の破損が自分で内部をいじった証拠になり、保証対象外になるということになります。
今回のバッテリー交換はそれを承知の上で行うので、気にしません。
もし、保証対象外になるのは嫌だという場合は、ここでネジを外さないで、裏蓋を元に戻した方がいいです。
ネジを外したら、その部品を慎重に外します。
外したネジは小さいので、小皿などに入れてなくさないように。
次に、下の画像の赤い丸部分の+ネジを外します。
外したネジは、先ほどのネジと間違えないように、別の小皿に入れておきます。
ネジを外したら、こちらの部品も外しますが、少し引っ掛かるのでプラスチック板を差し込むなどして、慎重に外してください。
古いバッテリーを外す
バッテリーと本体との接続部を慎重に外します。
下の画像の赤丸部分です。
マイナスドライバーなどを使って、バッテリーを本体からはがします。
バッテリーは本体に両面テープで貼り付けてあるので、そのつもりでバッテリーが変形しないように、少しづつはがしていきます。
バッテリーが変形したり破損したりすると、破裂や発火の危険性がありますので、慎重に。
新しいバッテリーを取り付ける
古いバッテリーが外れたら、今度は新しいバッテリーを取り付けます。
新しいバッテリーは、購入した製品によって違うかもしれませんが、接続ケーブルが反対向きになっているかもしれません。
(私が買ったものは反対向きになっていました)
反対向きだった場合は、接続ケーブルをゆっくりひっくり返します。
新しいバッテリーを本体にセットして、接続ケーブルの先端の黒い四角い部分を、慎重に指で押し込みます。
接続部はとても小さい部品なので、ずれた位置で押し込もうとすると接続部が壊れてしまうかもしれません。
よく狙ってから、押し込んでください。
外した部品を元どおりに取り付け、裏ぶたをはめる
外してあった銀色と黒色の2つの部品(カバー)を取り付けて、元のようにネジで止めます。
最後に裏蓋をはめて、作業完了です。
裏蓋は、周囲を親指と人差し指で強めにつまむようにすれば、パチッパチッとはまっていきます。
バッテリーを交換しても消費が早いと感じるときは
P8liteは購入したときはOSがAndroid5でしたが、いつだったかバージョンアップしてAndroid6になっています。
自分のP8liteのOSは、設定アイコンから「端末情報」を開くと確認できます。
OSは新しい方がいいかなとは思いますが、Android6になってから使用電力増えて、バッテリーの持ちが悪くなっています。
バッテリー交換したあともバッテリーの減り方が早いと感じるときは、設定アイコンから「詳細設定」の中の「バッテリーマネージャー」を開いて、「消費電力の高いアプリを監視/遮断」を確認してください。
私の場合は、メールアプリのOutlookの消費電力が非常に高くなっていたので、Outlookをアンインストールして、もともとP8liteに入っていたメールアプリを使うことにしました。
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