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2016年08月29日

失敗しない課題づくりのコツ

今はこの本を読んでいます。

週イチでできる!アクティブ・ラーニングの始め方 [ 西川純 ]

価格:1,998円
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感想(0件)





「テストから課題を作る」
私の苦い経験として、こういうことがあります。

「ある単元の授業をかなりの手応えで終えた後、テストをすると結果がイマイチふるわない…。」

もう、理解不能の事態です。
自分としては、かなりの手応えがあったはずなのです。
計画的に授業を進めて、子どもたちの反応も上々だったのです。
なのに、テストの点数が伸びてこない。

もちろん、教育とはテストの点数が全てではありません。
また、伸ばした力が、すぐにテストに直結するわけではありません。
その点は十分差し引いたとしても、納得のいかない結果になることがあります。
これはもう、長年の疑問でした。

しかし、最近その理由がわかりました。
私は今まで、自分の好き勝手に授業をしていたのです。
大切だと思う部分を自分の判断で設定し、自分の裁量で授業を進めていく。
もちろん、学習指導要領には則って計画は立てていましたが、最終的な評価の部分まで考えて計画はしていませんでした。
なので、テストで出題される部分と、私が力を入れた部分にズレが生じ、結果的に成績がイマイチのまま終わるということだったのです。

子どもたちの習熟度を判断するものの筆頭に挙げられるのは、やはりテストです。
「テストでは判断できない力もある!」と反論をお持ちの方もいらっしゃるでしょうが、全体的な力を知るには、やはりテストが最適かと思っています。

ならば、到達目標をテストに設定するという考え方をすればよかったのです。
単元に入る前にテストに目を通し、どの部分を重点的に押さえるべきなのか。
どのような力を入れつけさせなければいけないのか。
テストを見ていると、自ずとその道筋が見えてきます。
そのゴールに向けて日々の授業を組み立てていけば、自然とテストの成績も上がってきますよね。
もちろん、テストの内容だけしかしなければ、何の深みもない授業になりますので、プラスαで自分の個性をミックスすればいいと思います。
授業の指針をテストに置くという考えで単元を考えれば、教材研究も捗るのではないでしょうか。

アクティブ・ラーニングの課題に関しても同じです。
話し合いや学び合いの結果がテストにつながるように、課題を考えてあげてください。
そう考えると、無限に選択肢がありすぎて迷っていた先生方も、少しは焦点が絞れるのではないでしょうか?
話し合った結果、ここにたどり着かせたい。
教えあった結果、これができるようにさせたい。
テストを熟読することで、見えてくる授業風景があると思います。

テストから課題を作る。
大切な言葉だと思います。



「やってみよう!」と、心が動いたあなた!
気持ちが熱いうちに一冊本を手に取ってみてはいかがでしょうか?

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