０から学ぶ「主体的・対話的で深い学び」

4年生の社会科で、大阪府のことについて学習しています。
今日は、産業の特徴について考えていました。
以前までは、図を見て、そのままのことばかりを発言していました。
「北部にしいたけがたくさん作られているよ。」
「中部には電化製品が多いよ。」
などなど、気づきも三者三様で、なんともまとまりのない授業でした。

ところが、最近、コンセプトマップというものを使って考える機会がありました。

コンセプトマップについて詳しい説明は、こちらをどうぞ。様々な教科で使える思考ツールがたくさん紹介されています。

関大初等部式思考力育成法ガイドブック 新品価格 ￥1,728から (2017/1/25 18:43時点)

その後からでしょうか、
「なんでそうなるんだろう？」
と考えるようになってきたのです。

「北部にしいたけがたくさん作られているけど、なんでだろう？」
「中央部に電化製品が多いのは、なんでだろう？」

すると、それまでに学習した地形との関連であったり、農業地・商業地・住宅地などの地域との関連であったりとの繋がりを考えるようになりました。
なので、出てきた考えも、
「山地で田畑が多いから、野菜作りをしている人が多いのでは？」
「逆に、中央部では、住宅や商店が多くて田畑があまりないから、野菜などがあまり作れないのではないかな？」
などという意見が話し合いの中で聞かれるようになりました。
もちろん、子ども同士の話し合いなので、想像の域をこえられない意見も聞こえてくることがありますが、根拠を持って考えることができつつあるのかなと感じています。

学ぶべきことはまだまだありますが、少し手応えを感じられる光景でした。