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2017年08月28日

『学び合い』

最近、興味を持っている『学び合い』。
西川純さんが提唱している取り組みですが、本を読んで勉強すればするほど、その世界に引き込まれていきます。
今や、信者と呼ばれてもおかしくないくらい、影響を受けています。

『学び合い』の根底にある考え方は、「誰一人見捨てない」ということ。
子どもたちに課題を取り組ませていきますが、「全員が達成する」ということを何度も何度も刷り込んでいきます。
これが子どもたちに伝わっていかなければ、『学び合い』はクラスで起こらず、学級崩壊を起こしてしまいます。
『学び合い』は、授業の手法ではなく、考え方・心構えです。
毎日、こんこんとその話を繰り返していきます。
それがクラスのみんなに浸透した頃、素晴らしい化学反応が始まるはずです。
私はまだ勉強を始めた身ですからまだ大きな変化は見られませんが、焦らずぼちぼち頑張ります。



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アクティブラーニングが必要とされる2つの理由

最近、本当によく聞くアクティブラーニング。

本屋さんに行っても、アクティブラーニングについて、かなりの本が並んでいます。

しかも、新しい本が毎週のように新たに登場し、教育界では一大ムーブメントが起こっています。



文科省では、「主体的・対話的で深い学び」と言っているものですが、なぜ今、このようなことがしきりに言われるようになってきたのでしょうか?

その理由は大きく2つ考えられます。

学び方が受け身になっている。


新しい知識を学ぼうとしている子どもたちが、学びに対して受け身になっているという問題があります。

例えば、

「今日は何を教えてくれるの?」

「今日はどんな授業をするの?」

といったような、教えてもらうことを前提になっている状態のことです。

このような子たちは、「答えを教えてくれないとわからない。」とか、「問題を出してくれないと勉強できない。」などと言います。

おかしな話ですよね。

社会に出たら、誰も課題を提示してくれるわけではなく、問題は自分で見つけなさいと言われます。

学校でそのような経験がないのに、社会ではそのような姿勢を求められる。

そのギャップを埋めるための方法の一つが、アクティブラーニングだと考えられています。



一人だけの学びで完結してしまっている。


難しい問題をスラスラ解けるけど、決して誰にも教えようとはしないし、誰もその人には聞こうとしない。

そんな人、学校にいませんでしたか?

その人は、なぜ誰にも教えないのでしょう?

また、誰もその人に教えてもらおうとしないのでしょう?

それは、その人が話をするのが苦手だからではありませんか?

聞いたとしても、何を言っているのかさっぱり分からないというとこではありませんか?

そもそも、何で人に教えなきゃいけないの?という、聞く側からすれば、不愉快な態度をとるからではありませんか?

社会に出れば、自分たちが開発したものの良さを、より多くの人にわかってもらわなければいけません。

自分たちのサービスが、他よりも優れているとアピールしなければいけません。

なのに、話が苦手なままでいいのでしょうか?

チームで開発しているのに、自分の担当部門の成果を共有しなくてもいいのでしょうか?

そのような場面を想定すると、やはり伝え方のスキルを磨く必要は大いにあると断言できますね。

学校にいるときから、プレゼンの練習はどんどんしていく必要があるのです。

みんなで協働するために、対話を大切にしなければならないのです。

自分だけがテストで100点とれたら、他の人はどうでもいいというスタイルの時代は、もう終わりました。

これからは、対話の中で共に力を合わせ、大きなことを成し遂げられる人が求められている時代なのです。



このように、これからの社会のことを考えたとき、学校が果たすべき役割は何だろうかと考え、出された答えがアクティブラーニングなのです。

すべては、学校を卒業した子たちが、社会の役に立つことができるようにするための方法です。

そのゴールがしっかり見えていたら、少しずつアクティブラーニングの取り組み方がつかめてくるのではないでしょうか?



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2017年02月22日

集団の流動性について

今はこの本を読んでいます。

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皆さんは、集団の流動性について考えたことがありますか?
私は特に意識することなく見ていましたが、本を読んでみて、大事なポイントだなと感じました。

皆さんのクラスでは、自由にグループを作らせたとき、いつも同じメンバーで固定化されることってありませんか?
もちろん、これが休み時間での話なら、ごくごく自然なことです。
気の合うもの同士過ごすのは、大人でもすることです。
しかし、授業でも毎回同じメンバーになっているというのは、少し困りものです。
メンバーに入れ替えがないと、集団として停滞感が出てきてしまいます。
新しい化学反応もなく、やがて高まりが見られなくなってしまう恐れがあります。
健全な集団では、一部でメンバー編成に流動性が見られるそうです。
それでも一部、全体の2割程度だそうですが。
しかし、その流動性があるおかげで、新しい刺激がクラスの中に生まれます。
新しい関係が築けます。
結果、クラス全体としての高まりにつながるそうです。

特に注目すべきは、クラスをリードする存在の動きです。
その子たちが、教師の意図「一人も見捨てない」を理解していれば、自然と流動性を生むような動きをしてくれるはずです。
「今、どこに動くことが最適なのか。」
そんなことを考えて行動できる子がクラスにいてるなんて、考えただけでワクワクしてきます。
そのような子を育てるのが教師の仕事。
アクティブ・ラーニングで学習をしているときは、教師の存在はさほど重要ではなくなります。
その分、しっかり語って、こちらの思いを理解してくれるリーダーを育てることに集中するのが大切なのかなと感じました。



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