2020年12月17日
初代スズキジムニー
どうもです。
気が付けばあっという間に今年も残りわずかとなりました(個人的感想)
相変わらず更新がとんでもなく遅いですが、見に来てくれている方すいません。
さて、今回はスズキジムニーです。
お忘れでしょうが子供のときに家にあったクルマシリーズ第4弾になります。
と言っても、当時の写真がほとんど出てきませんでしたのでほぼ思い出話になりそうですが。
スズキジムニーは1970年4月に登場した360cc軽規格の4輪駆動車で、元々は既に自動車生産から撤退していたホープ自動車が開発したON型を元に改良を加えて発売された車でした。
この元となった4輪駆動車は1967年12月に発売されたホープスターON型と言い、ホープ自動車が最後に発売した車と言われています。
ホープ自動車は1960年代には主に軽自動車の生産を行っていたメーカーでしたが、1965年ごろには経営難もあり一度自動車の製造から撤退していました。
その後再び自動車製造を目指して開発したのが、当時軽自動車としては初めての4輪駆動車だったホープスターでしたが、量産するにはまだ未熟な部分も多く残念ながらごく少数の生産で終わったようです。
ホープ自動車は1968年に生産を断念するにあたり、ホープスターのエンジンを含め多くの部品を三菱からの供給部品で賄っていた関係もあり、当初は三菱へ製造販売権の譲渡を打診したようですが、三菱はすでにジープの生産をしていた事も関係してなのかは分かりませんがこれを断った為に改めてスズキへこの話を持ち込んだ結果、スズキが製造販売権を買ったことからジムニーが生まれることとなったわけです。
当初周りからは売れるはずないと言われてたジムニーだそうですが、結果としては好評を持って市場に受け入れられました。
1970年度版自動車ガイドブックより
当初のスペックは、エンジンがFB型空冷2サイクル直列2気筒359cc、最高出力25PS/6,000rpm、最大トルク3.4kg・m/ 5,000rpmのスペックで車両重量は600キロほどでした。
このエンジンは同時期のフロンテとは別で、当時のキャリイと同じです。
(この当時のフロンテは空冷2スト3気筒)
そして発売約2年後の1972年5月にはエンジンが水冷化されて、型式がLJ10からLJ20に変わります。
外観も主にグリル形状が横基調から縦基調になり、正面から見比べればすぐに見分けがつきます。
水冷化とともにメタルボディ仕様もラインナップされ耐候性は大幅にアップします。
エンジンは水冷化に伴いL50型2サイクル直列2気筒になり、
出力も28PS/6,000rpm、トルク3.8kg・m/5,000rpmへとアップします。
その後も小変更を行いつつ1976年まで生産されました。
1976年6月にはボディサイズが同じままでエンジンが新規格の550ccとなったSJ10型となり、その後も安定した人気でスズキを代表する車種の一角として生産され続け、最近では新型が大人気なのはみなさんご存じのとおりです。
(いまだに納期1年待ち位らしいですね〜)
ここで本題に入ります。
今回紹介する我が家のジムニーなんですが、見つかった写真が今のところこの1枚だけなんですよね・・・
プリントの仕上げが絹目なのが時代を感じます・・・
昭和53〜54年頃ではないかと思われるこの写真は、相模川でバーベキューをした際に撮影したものと思われます。
運転しているのが今は無き父で、リアの補助シートに座っているのは私ではなく幼馴染のMです。
助手席にも一人乗っているんですが、これが私なのか弟なのかは記憶にございません。
このジムニーなんですが、写真で判断する限りでは最初期のLJ10ではなく水冷化後のLJ20のようです。
前方からの写真であればグリルが違うのですぐわかるんですが、ボンネットフードに見えるサイドスリットで判断しました。
LJ10だとこれが無いんですよね。
しかもテールがすべて赤なのでLJ20でも初期のモデルだと思われます。
1973年のマイナーでテールレンズは両外がオレンジになるんで、そこらへんが判断基準となりました。
正直ヒーターがどうだったかなんて全く覚えてないんですよ(笑)
このジムニーなんですが、小学2年生頃突如として我が家にやってきました。
やって来た経緯は全く不明なんですが、おやじの事なんで知り合いから安く譲って貰ったんじゃないのかと思います。
当然母親は知らないうちに決めてきた話でしょう。
当時こういったことがほかにもあったようですので・・・
もちろん幌もちゃんとあったみたいで、普段どうしていたのか知りませんが何時だったか雨の夜にフル幌仕様のジムニーでどこかへ走っていた記憶があるんですよ。
その時はなぜか助手席じゃなく後ろのホイール部分の出っ張りに腰かけてた記憶なんですよね。
たぶん兄弟3人なんで長男の自分は遠慮して椅子に座らなかったのかも。
ただ、普段はオープンのまま庭に置いてあった記憶しかなく、たまに運転席に座って遊んでいました。
思い出としては写真のバーベキューのほかに金沢八景方面へハゼ釣りに行ったり、富士山のほうへ仲間のジープと一緒に走りに行ったりということをしていたのが記憶に残っています。
富士山方面へ行ったときは斜面を登れずに仲間のジープ(ランクルだったかも)にウインチで引っ張り上げてもらったことを思い出しました。
・・・そういえばこの時も寒い季節だったんでフル幌にして出かけてました。
しかし、そのあとの登り切った場所に休憩所として置いてあった富士急行の古い路線バス(RB系か?)で、非常口から飛び降りたり運転手ごっこなどをしたりと普段できないことをやって遊んだ記憶のほうが強いです。
他に、ジムニーの記憶としては最後の方になりますがいつの間にかロールケージが追加され、そのあとにやはりバーベキューをした時に子供を鈴なりに乗せて近くの農道を走った際、斜面を登ろうとして横転したのが一番の思い出でしょうか?
ロールケージのおかげ?もあってケガ人は出ませんでしたが、今の時代そんなことをしたら大変(汗)
最後は知らぬ間にいなくなってしまいましたが、どうでもよい記憶としてはメーターのガラスが外れかかっていて走るとズレたりカタカタ行ってたので何だかボロイ車だな〜、といつも思っていたもんです。
でもオープンで天気の良い日に走るのは気持ちが良かったです。
派手な赤に塗られていたのも当時は気にもなりませんでした。
第3弾で書いたライトエースのあと、タウンエースに変わった頃一緒に我が家にあった車なので割と記憶が鮮明ではありますが、既にあれから40年以上の年月が経ってしまったので細かい部分はずいぶん忘れてしまっています。
また、今のようにマニア視点で見ていたわけじゃないので今回改めて調べてみて分かったことも多かったです。
今回この記事を書くにあたり、スズキのホームページで公開されているジムニーヒストリーというものをかなり参考にさせて頂きました。
歴代のカタログまで見れるのでかなり資料的価値も高いと思います。
いつまで公開してくれているのか分かりませんが、ジムニー好きには魅力的ですので是非一度見てみるのをお勧めします!
(まあ好きな人なら既に知っているとは思いますが・・・)
ジムニーは今年で50周年なんですよね。
半世紀も生きながらえているのは素直にすごいと思います。
今回は以上です。
もしかしたら今年最後の更新になるかもしれません。
なので一応ご挨拶をして終わります。
皆さん良いお年を!
ではまた
気が付けばあっという間に今年も残りわずかとなりました(個人的感想)
相変わらず更新がとんでもなく遅いですが、見に来てくれている方すいません。
さて、今回はスズキジムニーです。
お忘れでしょうが子供のときに家にあったクルマシリーズ第4弾になります。
と言っても、当時の写真がほとんど出てきませんでしたのでほぼ思い出話になりそうですが。
初代スズキジムニーとは
スズキジムニーは1970年4月に登場した360cc軽規格の4輪駆動車で、元々は既に自動車生産から撤退していたホープ自動車が開発したON型を元に改良を加えて発売された車でした。
この元となった4輪駆動車は1967年12月に発売されたホープスターON型と言い、ホープ自動車が最後に発売した車と言われています。
ホープ自動車は1960年代には主に軽自動車の生産を行っていたメーカーでしたが、1965年ごろには経営難もあり一度自動車の製造から撤退していました。
その後再び自動車製造を目指して開発したのが、当時軽自動車としては初めての4輪駆動車だったホープスターでしたが、量産するにはまだ未熟な部分も多く残念ながらごく少数の生産で終わったようです。
ホープ自動車は1968年に生産を断念するにあたり、ホープスターのエンジンを含め多くの部品を三菱からの供給部品で賄っていた関係もあり、当初は三菱へ製造販売権の譲渡を打診したようですが、三菱はすでにジープの生産をしていた事も関係してなのかは分かりませんがこれを断った為に改めてスズキへこの話を持ち込んだ結果、スズキが製造販売権を買ったことからジムニーが生まれることとなったわけです。
当初周りからは売れるはずないと言われてたジムニーだそうですが、結果としては好評を持って市場に受け入れられました。
1970年度版自動車ガイドブックより
当初のスペックは、エンジンがFB型空冷2サイクル直列2気筒359cc、最高出力25PS/6,000rpm、最大トルク3.4kg・m/ 5,000rpmのスペックで車両重量は600キロほどでした。
このエンジンは同時期のフロンテとは別で、当時のキャリイと同じです。
(この当時のフロンテは空冷2スト3気筒)
そして発売約2年後の1972年5月にはエンジンが水冷化されて、型式がLJ10からLJ20に変わります。
外観も主にグリル形状が横基調から縦基調になり、正面から見比べればすぐに見分けがつきます。
水冷化とともにメタルボディ仕様もラインナップされ耐候性は大幅にアップします。
エンジンは水冷化に伴いL50型2サイクル直列2気筒になり、
出力も28PS/6,000rpm、トルク3.8kg・m/5,000rpmへとアップします。
その後も小変更を行いつつ1976年まで生産されました。
1976年6月にはボディサイズが同じままでエンジンが新規格の550ccとなったSJ10型となり、その後も安定した人気でスズキを代表する車種の一角として生産され続け、最近では新型が大人気なのはみなさんご存じのとおりです。
(いまだに納期1年待ち位らしいですね〜)
我が家のジムニー
ここで本題に入ります。
今回紹介する我が家のジムニーなんですが、見つかった写真が今のところこの1枚だけなんですよね・・・
プリントの仕上げが絹目なのが時代を感じます・・・
昭和53〜54年頃ではないかと思われるこの写真は、相模川でバーベキューをした際に撮影したものと思われます。
運転しているのが今は無き父で、リアの補助シートに座っているのは私ではなく幼馴染のMです。
助手席にも一人乗っているんですが、これが私なのか弟なのかは記憶にございません。
このジムニーなんですが、写真で判断する限りでは最初期のLJ10ではなく水冷化後のLJ20のようです。
前方からの写真であればグリルが違うのですぐわかるんですが、ボンネットフードに見えるサイドスリットで判断しました。
LJ10だとこれが無いんですよね。
しかもテールがすべて赤なのでLJ20でも初期のモデルだと思われます。
1973年のマイナーでテールレンズは両外がオレンジになるんで、そこらへんが判断基準となりました。
正直ヒーターがどうだったかなんて全く覚えてないんですよ(笑)
このジムニーなんですが、小学2年生頃突如として我が家にやってきました。
やって来た経緯は全く不明なんですが、おやじの事なんで知り合いから安く譲って貰ったんじゃないのかと思います。
当然母親は知らないうちに決めてきた話でしょう。
当時こういったことがほかにもあったようですので・・・
もちろん幌もちゃんとあったみたいで、普段どうしていたのか知りませんが何時だったか雨の夜にフル幌仕様のジムニーでどこかへ走っていた記憶があるんですよ。
その時はなぜか助手席じゃなく後ろのホイール部分の出っ張りに腰かけてた記憶なんですよね。
たぶん兄弟3人なんで長男の自分は遠慮して椅子に座らなかったのかも。
ただ、普段はオープンのまま庭に置いてあった記憶しかなく、たまに運転席に座って遊んでいました。
思い出としては写真のバーベキューのほかに金沢八景方面へハゼ釣りに行ったり、富士山のほうへ仲間のジープと一緒に走りに行ったりということをしていたのが記憶に残っています。
富士山方面へ行ったときは斜面を登れずに仲間のジープ(ランクルだったかも)にウインチで引っ張り上げてもらったことを思い出しました。
・・・そういえばこの時も寒い季節だったんでフル幌にして出かけてました。
しかし、そのあとの登り切った場所に休憩所として置いてあった富士急行の古い路線バス(RB系か?)で、非常口から飛び降りたり運転手ごっこなどをしたりと普段できないことをやって遊んだ記憶のほうが強いです。
他に、ジムニーの記憶としては最後の方になりますがいつの間にかロールケージが追加され、そのあとにやはりバーベキューをした時に子供を鈴なりに乗せて近くの農道を走った際、斜面を登ろうとして横転したのが一番の思い出でしょうか?
ロールケージのおかげ?もあってケガ人は出ませんでしたが、今の時代そんなことをしたら大変(汗)
最後は知らぬ間にいなくなってしまいましたが、どうでもよい記憶としてはメーターのガラスが外れかかっていて走るとズレたりカタカタ行ってたので何だかボロイ車だな〜、といつも思っていたもんです。
でもオープンで天気の良い日に走るのは気持ちが良かったです。
派手な赤に塗られていたのも当時は気にもなりませんでした。
第3弾で書いたライトエースのあと、タウンエースに変わった頃一緒に我が家にあった車なので割と記憶が鮮明ではありますが、既にあれから40年以上の年月が経ってしまったので細かい部分はずいぶん忘れてしまっています。
また、今のようにマニア視点で見ていたわけじゃないので今回改めて調べてみて分かったことも多かったです。
今回この記事を書くにあたり、スズキのホームページで公開されているジムニーヒストリーというものをかなり参考にさせて頂きました。
歴代のカタログまで見れるのでかなり資料的価値も高いと思います。
いつまで公開してくれているのか分かりませんが、ジムニー好きには魅力的ですので是非一度見てみるのをお勧めします!
(まあ好きな人なら既に知っているとは思いますが・・・)
ジムニーは今年で50周年なんですよね。
半世紀も生きながらえているのは素直にすごいと思います。
今回は以上です。
もしかしたら今年最後の更新になるかもしれません。
なので一応ご挨拶をして終わります。
皆さん良いお年を!
ではまた
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ジムニーは意外と目立たないですが間違いなく名車ですね。
最近の車より、昔の無骨なスタイルの方が自分も好きです!