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2015年05月17日
スラムダンク その後 〜Another Story 国体編 Part13 国体メンバー発表
1週間後、田岡より高頭に電話が入った。
正式に福田の国体出場辞退を田岡から高頭に伝えた。
田岡「しかし、高頭よ。補欠を入れておいてよかったな。
結果的には、戦力のバランスという意味ではこのメンバーの方がよかったかもな。」
高頭「・・・。すみませんでした。」
田岡「まあ、そう気にするな。福田も全治2週間だ。
アイツも課題を見つけた。守備を向上させるにはどうしたらよいかということを
聞きに来た。そういう意味では、今回の合宿はプラスになった。」
高頭「そうですか、冬は手ごわくなりそうですね。」
田岡「負けんぞ!しかし、その前に、池上、仙道をよろしく頼む。」
高頭「わかりました。全力で勝ちに行きます。」
次の日、合宿に参加していたメンバーが集められた。
高頭「集合だ。」
--
その頃、
桜木はリハビリに専念していた。
合宿のメンバーの動きを見ているとバスケをしたくてたまらなくなってきていた。。
桜木「筋肉オヤジ(桜木の主治医のこと)!俺の完治はいつだ!」
筋肉オヤジ「フフッ。そう急ぐな。せいてはことを仕損じるだ。
あと一か月みっちりリハビリと柔軟体操、そして再発防止のために、
背筋をさらにつければ、俺のようなアイアンボディーになれる!」
桜木「ちがーーーーう!アイアンボディーになりたいわけではなーーーい!
バスケがしたいんだーーー!」
筋肉オヤジ「そうか!?俺の後継者になれるくらいお前の体には魅力があるがな。
はっはっは。まあ、バスケのゴール下も戦場だって何かの漫画で読んだぞ!
筋トレもしっかりしておけ。あと一か月しっかりがんばれ!」
桜木「くっそーーー。」
--
高頭よりメンバーが発表された。
国体 神奈川選抜メンバー
キャプテン 牧紳一
副キャプテン 赤木剛憲
海南大付属高校
神宗一郎
高砂一馬
清田信長
湘北高校
三井寿
宮城リョータ
流川楓
陵南高校
池上亮二
仙道彰
マネージャー
相田彦一
翔陽高校
藤真健司
花形透
清田「福田の代わりが相田?アイツは試合にすら出ていないですよ。他に補充する人がいるんじゃないですか?」
高頭「清田。相田はあくまでマネージャーであって、福田の補充ではない。
福田の補充は・・・・。」
牧「監督、そこからは俺が。」
清田「牧さん!?」
牧「清田よ。もともと合宿のメンバーが13人いたことに違和感がなかったか?
もともとお前は今回は補欠だったんだ。経験を積むために合宿に参加させていたんだ。
福田の怪我で急遽お前がメンバーに選ばれたんだ。」
清田「(ずーーーーーーん!!)」
三井・宮城「はっはっは。」
神「信長、しかし、1年で神奈川選抜に選ばれたんだ。それはすごいことだ。
繰上りとはいえ、立派だと思うよ。」
清田「(じーーーん)神さん。」
三井「どっちにしても出番はないから変わらないけどな。」
清田「そっちこそ3年のくせに補欠チームのくせに(ボソッ)」
三井「ああっ(地獄耳)」
藤真「まあ落ち着け、三井よ。お前は、しっかりアピールできてたと思うぞ。」
神「・・・。」
神の心境は複雑であった。
福田が怪我をした試合では、自分はいいところがなかったうえに、三井に活躍されていたからだ。
先日、牧と会話をしていた。
神「牧さん、どこが僕に足りないですか?」
牧「神・・・。お前に足りないところはない。海南ではな。」
神「海南では?どういう意味でしょうか?」
牧「そこは自分で考えてみるんだ。来年、お前はこのチームを支える必要がある。
自分を見直すいい機会じゃないかな?」
牧は、安西が言った言葉を思い出し、合宿は神にとってもプラスに働いているなと感じていた。
(続く)
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2015年05月16日
スラムダンク その後 〜Another Story 国体編 Part12 突然のトラブル
チームA 44
チームB 39
流川が返したため、点差は5点。
時間は、1分を切っていた。
すかさず、花形が牧へボールを送る。
時間が一刻と迫ってきているため、牧はすぐに三井へパス。
しかし、フリーになれていない。神がタイトなマークについていた。
神「同じスリーポイントシューターとして、これ以上は打たせませんよ。」
神にも意地があった。
三井「悪いな。今はお前に構っている時間はねぇ。」
そういうと強引なフォームながらシュートを放った。
神「入るはずがない!!」
三井「入らなくていいのさ!」
ガンッ!
跳ねたボールに飛び込んだのが福田。
桜木「おおっ。フクちゃんが!」
赤木も仙道も一瞬三井に気を取られていたため、オフェンスリバウンドを福田に譲ることになった。
ドッガーーン!!
リバウンドを取った福田がワンハンドダンクをかました!!
チームA 44
チームB 41
彦一「おおっ。フクさんもやるでーーー。要チェック過ぎるわー。とても練習試合とは思えん。
ああっっ!!ノートが一杯になってしもたーーーーーー。しもたーーーー。」
田岡「(うるせーなー)」
しかし、まだ3点差。
仙道が声を発した。
仙道「まだ、3点ある。じっくり攻めていけば問題ない。この一本をじっくり行きましょう。」
赤木「フッ。なぜか安心感があるな。」
この一声でなんとなく浮き足立っていたチームAに落ち着きが出た。
藤真も冷静に判断できるようになってきた。
藤真「仙道。ボールを運んでくれ!」
藤真は自分がボールを運ぶのではなく、自分がポイントゲッターとして切れ込むことが有効だと判断したのだ。
それは、三井がついている仙道より福田がついている自分の方が切り込みやすいとの判断だった。
時計の針が進む。
オーバータイムが近づいたその瞬間、藤真が切れ込んだ。
藤真「仙道、こっちだ!」
藤真が福田を振り切った。
しかし、三井が藤真へのパスコースはしっかり塞いでいた。
だが、その瞬間、仙道から出されたパスは藤真へ向けられたものではなかった。
ビューン!!
ボールを受けたのは流川。
誰もが意表を突かれたが、牧だけが流川をケアしていた。
牧「ここは抜かせん!」
しかし、山王工業戦を得て、流川はセルフィッシュなところが少しずつ解消されてきていた。
流川を経由したことで藤真へのパスコースが空いた。
藤真がボールを受ける。
藤真「よしっ!」
フリーの体制でシュート体制に入ったが、粘っこい福田が追いついてきた。
しかし、無理な体勢でターンをかましたため、追いつけるはずがなかった。
藤真は冷静にレイアップでシュートを決めていた。
チームA 46
チームB 41
藤真「ふぅっ!これで何とか逃げ切れそうだな。」
安堵する藤真。
赤木「よくやったぞ。流川、藤真。」
その一方で、うずくまっている選手がいた。
福田だ。
田岡「福田!!」
彦一「フクさん!!」
陵南の二人が福田に駆け寄る。
ゲームどころではなくなった。
福田「ぐぅぅああああああああ!」
福田はこの練習試合を通じて、自分の守備力のなさに苛立っていた。
また、この国体で活躍するには、攻撃力だけではレギュラーになれないことも
自覚していた。
そういったなか、福田のがむしゃらさが悪い方向へ出てしまった。
安西「おそらく、足をひねったのでしょう。ねんざの可能性が高い。安静にして!彩子君、至急、救急車を。」
彩子「は、はいっ!」
高頭「な、なんてことだ。合宿で優秀な選手を怪我させてしまった・・・・。
田岡先輩・・・。も、申し訳ありません。」
動揺していた田岡だったが、後輩の高頭を気遣った。
田岡「・・・。高頭よ。福田が怪我をしたのは正直痛いが、これは不可抗力だ。
福田が自分で判断し、選択したプレーだ。お前が気にする必要はない。
(しかし、捻挫だとすると合宿及び国体の参加は難しいな。
福田にとって成長する機会がなくなるのは痛いな。)」
(続く)
チームB 39
流川が返したため、点差は5点。
時間は、1分を切っていた。
すかさず、花形が牧へボールを送る。
時間が一刻と迫ってきているため、牧はすぐに三井へパス。
しかし、フリーになれていない。神がタイトなマークについていた。
神「同じスリーポイントシューターとして、これ以上は打たせませんよ。」
神にも意地があった。
三井「悪いな。今はお前に構っている時間はねぇ。」
そういうと強引なフォームながらシュートを放った。
神「入るはずがない!!」
三井「入らなくていいのさ!」
ガンッ!
跳ねたボールに飛び込んだのが福田。
桜木「おおっ。フクちゃんが!」
赤木も仙道も一瞬三井に気を取られていたため、オフェンスリバウンドを福田に譲ることになった。
ドッガーーン!!
リバウンドを取った福田がワンハンドダンクをかました!!
チームA 44
チームB 41
彦一「おおっ。フクさんもやるでーーー。要チェック過ぎるわー。とても練習試合とは思えん。
ああっっ!!ノートが一杯になってしもたーーーーーー。しもたーーーー。」
田岡「(うるせーなー)」
しかし、まだ3点差。
仙道が声を発した。
仙道「まだ、3点ある。じっくり攻めていけば問題ない。この一本をじっくり行きましょう。」
赤木「フッ。なぜか安心感があるな。」
この一声でなんとなく浮き足立っていたチームAに落ち着きが出た。
藤真も冷静に判断できるようになってきた。
藤真「仙道。ボールを運んでくれ!」
藤真は自分がボールを運ぶのではなく、自分がポイントゲッターとして切れ込むことが有効だと判断したのだ。
それは、三井がついている仙道より福田がついている自分の方が切り込みやすいとの判断だった。
時計の針が進む。
オーバータイムが近づいたその瞬間、藤真が切れ込んだ。
藤真「仙道、こっちだ!」
藤真が福田を振り切った。
しかし、三井が藤真へのパスコースはしっかり塞いでいた。
だが、その瞬間、仙道から出されたパスは藤真へ向けられたものではなかった。
ビューン!!
ボールを受けたのは流川。
誰もが意表を突かれたが、牧だけが流川をケアしていた。
牧「ここは抜かせん!」
しかし、山王工業戦を得て、流川はセルフィッシュなところが少しずつ解消されてきていた。
流川を経由したことで藤真へのパスコースが空いた。
藤真がボールを受ける。
藤真「よしっ!」
フリーの体制でシュート体制に入ったが、粘っこい福田が追いついてきた。
しかし、無理な体勢でターンをかましたため、追いつけるはずがなかった。
藤真は冷静にレイアップでシュートを決めていた。
チームA 46
チームB 41
藤真「ふぅっ!これで何とか逃げ切れそうだな。」
安堵する藤真。
赤木「よくやったぞ。流川、藤真。」
その一方で、うずくまっている選手がいた。
福田だ。
田岡「福田!!」
彦一「フクさん!!」
陵南の二人が福田に駆け寄る。
ゲームどころではなくなった。
福田「ぐぅぅああああああああ!」
福田はこの練習試合を通じて、自分の守備力のなさに苛立っていた。
また、この国体で活躍するには、攻撃力だけではレギュラーになれないことも
自覚していた。
そういったなか、福田のがむしゃらさが悪い方向へ出てしまった。
安西「おそらく、足をひねったのでしょう。ねんざの可能性が高い。安静にして!彩子君、至急、救急車を。」
彩子「は、はいっ!」
高頭「な、なんてことだ。合宿で優秀な選手を怪我させてしまった・・・・。
田岡先輩・・・。も、申し訳ありません。」
動揺していた田岡だったが、後輩の高頭を気遣った。
田岡「・・・。高頭よ。福田が怪我をしたのは正直痛いが、これは不可抗力だ。
福田が自分で判断し、選択したプレーだ。お前が気にする必要はない。
(しかし、捻挫だとすると合宿及び国体の参加は難しいな。
福田にとって成長する機会がなくなるのは痛いな。)」
(続く)
タグ:スラムダンクのその後
2015年05月10日
スラムダンク その後 〜Another Story 国体編 Part11 奇策!?
チームA 40
チームB 36
安西「ほっほっほっ。さすが仙道君ですね。一筋縄ではいきませんね。」
チームAは再び藤真がボールを仙道に入れる。
三井もしっかりマークについているが、仙道はドリブルインしながらノールックパス。
その先には、流川。
仙道「そこに来てないわけないよな。」
流川はボールを受けるとあっさりとシュートを決める。
チームA 42
チームB 36
清田「し、しまった。」
牧「清田、どうした。流川にはかなわないか?」
清田「や、やってやる。」
ピイーーーー。
安西がここでタイムアウトを要求。
安西「残り時間が1分半で、6点差です。30秒で2点ずつ詰めないといけません。」
桜木「(また、当たり前のことを言ってやがる。)」
牧「オフェンスに力を入れるということですね!」
安西「ほっほっほ。攻撃的に行きましょう。福田君、池上君と変わりましょう。
マークは、福田君は藤真君についてください。
牧君が神君につきます。」
三井「福田が藤真に!?」
安西「今の藤真君は、豪華な攻撃陣を味方にして、切れ込むことよりパスをすることに
喜びを感じている。そこにかけます。
福田君は、抜かれてもいいから3Pだけ止めるようにフェイスガードをしてください。」
花形「ここから逆転するには、ある程度のバクチも必要だ。」
三井「確かにな。いっちょやってみるか。」
安西「あと、牧君。ちょっと。」
なにやら安西と牧が話をしている。
牧「なるほど。面白いですね。やってみましょう。」
三井「何を話したんだ。?」
牧「お楽しみだ。期待しているぜ。三井よ。」
そして試合が再開された。
彦一「おおー。フクさんの復活や。」
藤真「なるほど。高さで攻めてくる気だな。
マークは、花形に赤木。福田に仙道。清田に流川。三井に神。牧に俺だ。」
素早く指示を出す藤真。
牧「行くぞ!」
安西が指示をしたのは、
安西「おそらく、福田君を入れると仙道君がマークにつくはずです。
そうなると三井君のマークが神君になる。
神君には悪いが、今の三井君は、神君のディフェンスでは止められないはずです。
そこをつきましょう。
神君にとっても来年に向けての課題が明確になりますよ。」
牧は、チェンジオブペースで藤真を交わした。
赤木「ここからはいかせん。」
赤木がフォローに入った瞬間、三井も動く。
うまく花形をスクリーンに利用し、神を振り切った。その瞬間、矢のようなパスが三井へ渡る。
三井「ナイスパース。」
迷いなく3Pシュートを放った。
そのシュートはまるで入るのが約束されたような軌道を描き、綺麗にリングをくぐった。
チームA 42
チームB 39
宮城「さすが、3年生たちだな。まるでいつも同じチームでプレーしているような連携だ。」
安西「宮城君、あのタイミングでボールを出すというのを肌で感じてください。
君ならできますよ。」
桜木「いつになく、ミッチーのシュートが入っているな。」
宮城「あの人は、入りだすと止まらないからな。やはり湘北にとって大きな武器だ。」
田岡「なぜうちに来なかった。三井よ・・・。」
赤木「逆転はさせんぞ。」
仙道「しっかり一本行きましょう。」
藤真がフロントにボールを運ぶと
彦一「おおっ。フクさんが藤真はんについとるでー。」
田岡「なるほど。身長差もあり、3Pだけは防ごうって感じか。
しかし、福田の守備ではあっさり抜かれるぞ。」
しかし、藤真の頭の中は、いかに、赤木、仙道、流川、神の4人を活かすかと
いうことに集中していたため福田を抜くという選択肢がなかった。
安西の思惑通りだった。
藤真は、確実に一本取ろうとしていたため、神の3Pもリスクを考え選択肢から外していた。
藤真「ここは任せた。」
そういって出したパスは流川へ渡った。
清田「止めてやる。ここから先へは行かせねぇ。」
高頭「避けては通れない相手だ。高校卒業するまで付きまとう相手だ。
しっかりやれ。」
つい独り言が出てしまった高頭。
チームAの監督である高頭だが、やはり海南の選手が気になって仕方がない。
流川「フン!関係ねぇ!」
流川は、インターハイ前の仙道とのワンオンワン。
沢北との戦いを経て、大きく成長していた。
それは、インターハイの決勝まで行った清田が得た経験より大きなものだった。
牧「な、なにぃ!」
一瞬で清田を置き去りにした。
(パスッ!)
チームA 44
チームB 39
(続く)
チームB 36
安西「ほっほっほっ。さすが仙道君ですね。一筋縄ではいきませんね。」
チームAは再び藤真がボールを仙道に入れる。
三井もしっかりマークについているが、仙道はドリブルインしながらノールックパス。
その先には、流川。
仙道「そこに来てないわけないよな。」
流川はボールを受けるとあっさりとシュートを決める。
チームA 42
チームB 36
清田「し、しまった。」
牧「清田、どうした。流川にはかなわないか?」
清田「や、やってやる。」
ピイーーーー。
安西がここでタイムアウトを要求。
安西「残り時間が1分半で、6点差です。30秒で2点ずつ詰めないといけません。」
桜木「(また、当たり前のことを言ってやがる。)」
牧「オフェンスに力を入れるということですね!」
安西「ほっほっほ。攻撃的に行きましょう。福田君、池上君と変わりましょう。
マークは、福田君は藤真君についてください。
牧君が神君につきます。」
三井「福田が藤真に!?」
安西「今の藤真君は、豪華な攻撃陣を味方にして、切れ込むことよりパスをすることに
喜びを感じている。そこにかけます。
福田君は、抜かれてもいいから3Pだけ止めるようにフェイスガードをしてください。」
花形「ここから逆転するには、ある程度のバクチも必要だ。」
三井「確かにな。いっちょやってみるか。」
安西「あと、牧君。ちょっと。」
なにやら安西と牧が話をしている。
牧「なるほど。面白いですね。やってみましょう。」
三井「何を話したんだ。?」
牧「お楽しみだ。期待しているぜ。三井よ。」
そして試合が再開された。
彦一「おおー。フクさんの復活や。」
藤真「なるほど。高さで攻めてくる気だな。
マークは、花形に赤木。福田に仙道。清田に流川。三井に神。牧に俺だ。」
素早く指示を出す藤真。
牧「行くぞ!」
安西が指示をしたのは、
安西「おそらく、福田君を入れると仙道君がマークにつくはずです。
そうなると三井君のマークが神君になる。
神君には悪いが、今の三井君は、神君のディフェンスでは止められないはずです。
そこをつきましょう。
神君にとっても来年に向けての課題が明確になりますよ。」
牧は、チェンジオブペースで藤真を交わした。
赤木「ここからはいかせん。」
赤木がフォローに入った瞬間、三井も動く。
うまく花形をスクリーンに利用し、神を振り切った。その瞬間、矢のようなパスが三井へ渡る。
三井「ナイスパース。」
迷いなく3Pシュートを放った。
そのシュートはまるで入るのが約束されたような軌道を描き、綺麗にリングをくぐった。
チームA 42
チームB 39
宮城「さすが、3年生たちだな。まるでいつも同じチームでプレーしているような連携だ。」
安西「宮城君、あのタイミングでボールを出すというのを肌で感じてください。
君ならできますよ。」
桜木「いつになく、ミッチーのシュートが入っているな。」
宮城「あの人は、入りだすと止まらないからな。やはり湘北にとって大きな武器だ。」
田岡「なぜうちに来なかった。三井よ・・・。」
赤木「逆転はさせんぞ。」
仙道「しっかり一本行きましょう。」
藤真がフロントにボールを運ぶと
彦一「おおっ。フクさんが藤真はんについとるでー。」
田岡「なるほど。身長差もあり、3Pだけは防ごうって感じか。
しかし、福田の守備ではあっさり抜かれるぞ。」
しかし、藤真の頭の中は、いかに、赤木、仙道、流川、神の4人を活かすかと
いうことに集中していたため福田を抜くという選択肢がなかった。
安西の思惑通りだった。
藤真は、確実に一本取ろうとしていたため、神の3Pもリスクを考え選択肢から外していた。
藤真「ここは任せた。」
そういって出したパスは流川へ渡った。
清田「止めてやる。ここから先へは行かせねぇ。」
高頭「避けては通れない相手だ。高校卒業するまで付きまとう相手だ。
しっかりやれ。」
つい独り言が出てしまった高頭。
チームAの監督である高頭だが、やはり海南の選手が気になって仕方がない。
流川「フン!関係ねぇ!」
流川は、インターハイ前の仙道とのワンオンワン。
沢北との戦いを経て、大きく成長していた。
それは、インターハイの決勝まで行った清田が得た経験より大きなものだった。
牧「な、なにぃ!」
一瞬で清田を置き去りにした。
(パスッ!)
チームA 44
チームB 39
(続く)
タグ:スラムダンクのその後 国体
2015年05月06日
スラムダンク その後 〜Another Story 国体編 Part10 田岡の想い
チームA 38
チームB 36
2点差に詰め寄られて、残り時間が2分を切った。
チームAの司令塔藤真から、再び仙道へ矢のようなパスが通った。
丁度その頃、陵南高校の田岡監督が合宿へ差し入れのジュースを持ってきた。
田岡「仙道・・・。ちょっと雰囲気が違うな。」
仙道は、魚住の引退で、自分がキャプテンになったものの、目標を失いつつあった。
それは、今までは、受け身であり、積極的にバスケをすることがなかったからだ。
しかし、今、目の前の三井寿に、ボールを奪われ、すごい3Pシュートを見せられ、
くすぶっていたものが再燃した。
それは、インターハイ予選で流川、桜木と対戦した時の高揚感と似たものだった。
彦一「集中してはる。仙道さんが燃えてはるでーーー!
釣りばっかりしてた仙道さんが。やはり湘北のメンバーは燃えさすものがあるんやー。」
仙道は、一瞬右にドリブルをすると見せかけた。
三井は、その動きをフェイクとよみ、逆側に体重を移動しかけた瞬間、大きな壁にぶつかった。
三井「あ、赤木」
赤木「悪いな。スクリーンは誰かさんがよく要求してくれたおかげで得意でな。」
その一瞬のスキをついて、仙道は、切れ込んだ。
ドガーーーーン!!
すさまじい勢いのダンクが決まった。
チームA 40
チームB 36
仙道「よっしゃ!」
田岡「仙道め!やっと目覚めたか。この冬の選手権を含め、来年は陵南が全国制覇するために、
仙道が本気になる必要があるからな。」
田岡は彦一に気づく。
田岡「彦一。仙道は、やる気になったみたいだな。何かきっかけがあったのか?」
彦一「か、監督!きはったんですか。
先程、三井さんにボールを奪われたあと、すごい3Pを決められて、ボールを要求するようになったんですわー。
燃えてはりますよ。仙道さんは。」
田岡「三井か・・・。なぜうちに来なかった・・・。
しかし、仙道が本気になってくれてうれしい限りだ。
合宿に参加させてよかった。」
桜木「こらー、ゴリ。邪魔するな!仙道にいいかっこさせるな。」
赤木「フッ!勝負は勝負だ。三井は、今は敵だからな。」
牧「まだ、時間はあるぞ。確実に一本返そう。」
そういっておきながら、一瞬のスキをついて強引なペネトレイト。
藤真「しまった。三井へパスが出るぞ!」
しかし、花形がスクリーンをせず、ローポストへ。
そこへ寸分たがわぬタイミングで牧からボールが来る。
赤木「譲らんぞ。花形!」
花形「くっ!」
花形は、ボールを一瞬の判断で、清田へ回した。
清田「ようやく出番が来たぁあああ!」
そこへ流川が現れた。
清田「流川。てめぇにはぜってぇ負けねー。」
そういいながら、すさまじい勢いでドリブルイン。
流川はあっさり抜かれたかのように見えた。
しかし、それは罠だった。
その先には、仙道!
「ピピ――――!」
オフェンスチャージング
仙道「いててて!」
清田「せ、仙道!!」
田岡「ゲーム感も戻りつつあるようだな。
大事な場面でのチャージングを取る技術も一流だ。」
(続く)
チームB 36
2点差に詰め寄られて、残り時間が2分を切った。
チームAの司令塔藤真から、再び仙道へ矢のようなパスが通った。
丁度その頃、陵南高校の田岡監督が合宿へ差し入れのジュースを持ってきた。
田岡「仙道・・・。ちょっと雰囲気が違うな。」
仙道は、魚住の引退で、自分がキャプテンになったものの、目標を失いつつあった。
それは、今までは、受け身であり、積極的にバスケをすることがなかったからだ。
しかし、今、目の前の三井寿に、ボールを奪われ、すごい3Pシュートを見せられ、
くすぶっていたものが再燃した。
それは、インターハイ予選で流川、桜木と対戦した時の高揚感と似たものだった。
彦一「集中してはる。仙道さんが燃えてはるでーーー!
釣りばっかりしてた仙道さんが。やはり湘北のメンバーは燃えさすものがあるんやー。」
仙道は、一瞬右にドリブルをすると見せかけた。
三井は、その動きをフェイクとよみ、逆側に体重を移動しかけた瞬間、大きな壁にぶつかった。
三井「あ、赤木」
赤木「悪いな。スクリーンは誰かさんがよく要求してくれたおかげで得意でな。」
その一瞬のスキをついて、仙道は、切れ込んだ。
ドガーーーーン!!
すさまじい勢いのダンクが決まった。
チームA 40
チームB 36
仙道「よっしゃ!」
田岡「仙道め!やっと目覚めたか。この冬の選手権を含め、来年は陵南が全国制覇するために、
仙道が本気になる必要があるからな。」
田岡は彦一に気づく。
田岡「彦一。仙道は、やる気になったみたいだな。何かきっかけがあったのか?」
彦一「か、監督!きはったんですか。
先程、三井さんにボールを奪われたあと、すごい3Pを決められて、ボールを要求するようになったんですわー。
燃えてはりますよ。仙道さんは。」
田岡「三井か・・・。なぜうちに来なかった・・・。
しかし、仙道が本気になってくれてうれしい限りだ。
合宿に参加させてよかった。」
桜木「こらー、ゴリ。邪魔するな!仙道にいいかっこさせるな。」
赤木「フッ!勝負は勝負だ。三井は、今は敵だからな。」
牧「まだ、時間はあるぞ。確実に一本返そう。」
そういっておきながら、一瞬のスキをついて強引なペネトレイト。
藤真「しまった。三井へパスが出るぞ!」
しかし、花形がスクリーンをせず、ローポストへ。
そこへ寸分たがわぬタイミングで牧からボールが来る。
赤木「譲らんぞ。花形!」
花形「くっ!」
花形は、ボールを一瞬の判断で、清田へ回した。
清田「ようやく出番が来たぁあああ!」
そこへ流川が現れた。
清田「流川。てめぇにはぜってぇ負けねー。」
そういいながら、すさまじい勢いでドリブルイン。
流川はあっさり抜かれたかのように見えた。
しかし、それは罠だった。
その先には、仙道!
「ピピ――――!」
オフェンスチャージング
仙道「いててて!」
清田「せ、仙道!!」
田岡「ゲーム感も戻りつつあるようだな。
大事な場面でのチャージングを取る技術も一流だ。」
(続く)
2015年05月01日
スラムダンク その後 〜Another Story 国体編 Part9 三井の覚醒
チームA 38
チームB 33
牧「藤真。1軍を譲った気はないからな。2軍チームを勝利させて1軍を当確にさせてもらう」
藤真「ふっ。そうでなくてはな。取り返すぞ!」
ブンッ!!
藤真からすごいスピードのパスが仙道に出た。
その瞬間、仙道はドリブルインをしようとしたが、三井がコースをふさいでいた。
仙道「!!」
そう、三井は夏のインターハイを乗り越えて、スタミナがついただけでなく、眠っていた
才能がほとばしり始めていたのだ。
それは、毎日の流川との1on1のトレーニングのおかげでもあり、尊敬する安西の指導の
おかげでもあった。
その反面、新キャプテンに任命されながら、今イチバスケに集中できていなかった
仙道は、ゲーム感覚が落ちていた。
三井「もらった。」
三井が仙道のボールをはたいた。
仙道「っと!」
そのボールに素早く反応したのが牧。
再びものすごいスピードでフロントにボールを運んだ。
牧「一本、確実に返すぞ!」
と指を立てたかと思うと、花形がやはりスクリーンの動きを見せ、神をブロックする。
桜木「(おおっ)メガネめっ!」
逆方向に走っていた三井がフリーになった瞬間にあっという間にパスが出る。
しかし、その瞬間、赤木が前に出た。
赤木「三井よ。そのパターンは見え見えだ。」
赤木がチームハエタタキに行こうとした瞬間、三井はバックステップを踏みながら
スリーポイントを放った。
(パスッ!)
藤真「な、なに!!」
彦一「あ、あのスピードでフェイダウェイなんて。アンビリーバブルすぎや!!
要チェック過ぎるでー」
三井は後ろによろけて倒れる。
赤木「・・・。」
三井「赤木よ。見え見えのパターンがなんだって!」
赤木「(こ、この男・・・。すごすぎる。)」
三井「花形よ。まねさせてもらったぜ。」
花形「(あの高速スピードでパスをもらって、動きながらのフェイダウェイ。信じられん。)」
牧「よく決めたな。」
チームA 38
チームB 36
2点差にチームBが迫った。
そして、とうとう仙道にスイッチが入る。
仙道「藤真さん。ボール回してください。」
(続く)
2015年04月25日
スラムダンク その後 〜Another Story 国体編 Part8 お手本
チームA 38
チームB 30
残り時間は、ちょうど3分を切った。
安西は、国体の強化の依頼を利用しながら、冬の選手権を見据え、
湘北高校の戦力強化を図る狙いがあった。
安西にとって、山王工業戦の後の惨敗が心残りであったのだ。
それは、怪我をわかっていながら出場させた桜木への申し訳なさと
体力の限界のチームに対して何もしてやれなかった自分への反省。
そして、輝くばかりの才能に触れ、かつてホワイトヘアードデビルと言われた血が
再び騒ぎ出したのだ。
それは、日本一を狙える可能性を湘北というチームに見出していたからだ。
その中で急成長が必要と考えたのが、宮城と桜木の2名。
お手本とするべき牧と花形のプレーを見せたいと考えたのだ。
そして、流川にはライバルが必要と考え清田をつけた。
本来であれば、仙道をつけたいと考えていたが、チームが一緒のため、
爆発的な運動能力を誇る清田のようなタイプも今後を見据え勉強をさせたかった。
牧「一本止めるぞ。」
三井「確かにそろそろ止めて追いつかないとな。」
藤真は、ドリブルでフロントに運んだあと、少し驚いた。
藤真「(パスコースがない。)」
福田を下げたことによって、ディフェンスの穴がなくなったのだ。
実力あるメンバーがマンツーでディフェンスで迷いがなくなったのだ。
その刹那、
牧「甘いっ!」
バシィ!!
彦一「スチールや!!」
藤真「!!」
ボールがこぼれた。
そのボールを清田が拾った。
清田「牧さん!!」
清田からリターンパスが牧に返った。
流川が追いついた。
宮城「流川も良く戻ったな。」
しかし、牧は強引に切れ込んだ。
流川「にゃろう!」
牧の手をはたいたが、
「ピピ――――!」
審判の笛が鳴った。
「パスッ!」
審判「ディフェンスチャージ」
彦一「入った。3点プレーや。」
牧はボーナススローも難なく決めた。
チームA 38
チームB 33
安西「宮城君。牧君は、流れが必要な時は必ず自分で切れ込んできます。
それを止めないと湘北の勝ちはありません。
あの流れを読む力は経験です。
宮城君もインターハイに出て、経験を積んできています。
冬は止めれますよ。」
(続く)
チームB 30
残り時間は、ちょうど3分を切った。
安西は、国体の強化の依頼を利用しながら、冬の選手権を見据え、
湘北高校の戦力強化を図る狙いがあった。
安西にとって、山王工業戦の後の惨敗が心残りであったのだ。
それは、怪我をわかっていながら出場させた桜木への申し訳なさと
体力の限界のチームに対して何もしてやれなかった自分への反省。
そして、輝くばかりの才能に触れ、かつてホワイトヘアードデビルと言われた血が
再び騒ぎ出したのだ。
それは、日本一を狙える可能性を湘北というチームに見出していたからだ。
その中で急成長が必要と考えたのが、宮城と桜木の2名。
お手本とするべき牧と花形のプレーを見せたいと考えたのだ。
そして、流川にはライバルが必要と考え清田をつけた。
本来であれば、仙道をつけたいと考えていたが、チームが一緒のため、
爆発的な運動能力を誇る清田のようなタイプも今後を見据え勉強をさせたかった。
牧「一本止めるぞ。」
三井「確かにそろそろ止めて追いつかないとな。」
藤真は、ドリブルでフロントに運んだあと、少し驚いた。
藤真「(パスコースがない。)」
福田を下げたことによって、ディフェンスの穴がなくなったのだ。
実力あるメンバーがマンツーでディフェンスで迷いがなくなったのだ。
その刹那、
牧「甘いっ!」
バシィ!!
彦一「スチールや!!」
藤真「!!」
ボールがこぼれた。
そのボールを清田が拾った。
清田「牧さん!!」
清田からリターンパスが牧に返った。
流川が追いついた。
宮城「流川も良く戻ったな。」
しかし、牧は強引に切れ込んだ。
流川「にゃろう!」
牧の手をはたいたが、
「ピピ――――!」
審判の笛が鳴った。
「パスッ!」
審判「ディフェンスチャージ」
彦一「入った。3点プレーや。」
牧はボーナススローも難なく決めた。
チームA 38
チームB 33
安西「宮城君。牧君は、流れが必要な時は必ず自分で切れ込んできます。
それを止めないと湘北の勝ちはありません。
あの流れを読む力は経験です。
宮城君もインターハイに出て、経験を積んできています。
冬は止めれますよ。」
(続く)
2015年04月20日
スラムダンク その後 〜Another Story 国体編 Part7 安西の策略
第2Qも終盤に差し掛かったころ点差はかなり開いていた。
チームA 38
チームB 27
三井「くそっ。藤真の奴。パスが冴えわたっている。」
高頭「(ひょっとすると自分で切れ込む牧より、これだけのメンバーがいると
周りを活かす藤真の方がこのチームにあっているのか?)」
宮城「ハァハァ。しかし、コイツら、ハンパねぇなぁ。」
(バタン)
扉があく音がしたと同時に大きな声が響いた。
彩子「こらー、リョータ。しっかりしろーー!」
・・・・
宮城「あ、彩ちゃん!!」
その背後から、
桜木「こらー、ミッチー。キツネにやられるな!」
三井「桜木・・・。怪我はよくなったのか・・・。あ、安西先生。」
流川「フン・・・。」
高頭「ようこそいらっしゃいました。安西先生。」
安西「ほう。面白そうなチーム編成だね。」
高頭「はっ。1軍と2軍と意識させるようにチーム編成してみました。」
安西「ほっほっほ。それでは、私に2軍とされているチームBを指揮させていただけますか?
ただし、牧君をこちらに入れさせてください。」
高頭「牧を!?」
ピピーーーー。
安西「タイムアウトです。牧君、宮城君と交代です。宮城君、こちらに来てください。」
宮城「お、おれが交代!?」
安西「宮城君、ここで牧君のプレーを私と見ましょう。
現時点では、君は牧君に及ばない。だが、君はこれから牧君以上に成長する可能性がある。
まずは牧君のプレーを見て、彼を超えてください。
それが冬の選手権で湘北が県大会を制するために必要だ。」
宮城「・・・。牧に及ばない・・・。」
彩子「なに落ち込んでるのよ。牧を超えるんでしょう。
これから勝てばいいのよ。」
牧「フッ。藤真にいいところばかり取られたからな。残り3分半で11点差か。
中々苦しいが、まだ巻き返せるぞ。」
三井「あぁ。あきらめねーぞ。」
花形「そうだな。」
安西「それでは、作戦です。
ディフェンスは、マンツーにしましょう。なれないゾーンではうまくいってない。
花形君は赤木君。
仙道君には、三井君。お願いできますか?」
(自信たっぷりに)
三井「もちろんです。任せてください。」
安西「流川君には、清田君。行ってみましょうか。」
清田「やっと出番か。どっちがNOルーキーか教えてやるぜ。」
福田「ハァ、ハァ。こ、交代・・・。」
安西「福田君は少し休んでください。この後、必ず福田君の力を必要とします。
そして、神君には、池上君。
藤真君には牧君です。」
チームBのボールから開始された。
牧「おらぁ、行くぞ!」
時間も少なくなってきたため、強引なペネトレイトで切れ込んだ。
不意を突かれた藤真はあっという間に抜き去られた。
藤真「くっ!」
赤木「止めるぞ!牧!」
桜木「おぉ、ゴリ!」
しかし、その瞬間、牧は、フリーの三井にパスを出した。
三井は、花形をうまく利用し、神のマークを外したのだ。
三井「任せろ!」
(パスッ)
三井のスリーポイントがリングをくぐった。
チームA 38
チームB 30
安西「宮城君、あれが牧君のすごいところだ。自ら切れ込み、ディフェンスを崩すことで
外がフリーになる。海南の必勝パターンだ。」
宮城「・・・。」
安西「そして、桜木君。
今、花形君が行ったプレーを見ましたか?
三井君がフリーになるために、神君のスクリーンとして壁になった。
何気ないプレーだが、あの花形君の動きをしっかり見ておいて下さい。
湘北が全国制覇をするために必要なプレーだ。」
桜木「全国制覇・・・。いい響きだ。」
安西「宮城君、このパターンは、君が山王戦で、無意識に行っていたパターンでもある。
赤木君がスクリーンになり、フリーになった三井君にパスをすることで、
湘北は盛り返していった。
このスタイルを一時的なものではなく、いつでも出せるようにすることが
宮城君の課題とします。」
(続く)
チームA 38
チームB 27
三井「くそっ。藤真の奴。パスが冴えわたっている。」
高頭「(ひょっとすると自分で切れ込む牧より、これだけのメンバーがいると
周りを活かす藤真の方がこのチームにあっているのか?)」
宮城「ハァハァ。しかし、コイツら、ハンパねぇなぁ。」
(バタン)
扉があく音がしたと同時に大きな声が響いた。
彩子「こらー、リョータ。しっかりしろーー!」
・・・・
宮城「あ、彩ちゃん!!」
その背後から、
桜木「こらー、ミッチー。キツネにやられるな!」
三井「桜木・・・。怪我はよくなったのか・・・。あ、安西先生。」
流川「フン・・・。」
高頭「ようこそいらっしゃいました。安西先生。」
安西「ほう。面白そうなチーム編成だね。」
高頭「はっ。1軍と2軍と意識させるようにチーム編成してみました。」
安西「ほっほっほ。それでは、私に2軍とされているチームBを指揮させていただけますか?
ただし、牧君をこちらに入れさせてください。」
高頭「牧を!?」
ピピーーーー。
安西「タイムアウトです。牧君、宮城君と交代です。宮城君、こちらに来てください。」
宮城「お、おれが交代!?」
安西「宮城君、ここで牧君のプレーを私と見ましょう。
現時点では、君は牧君に及ばない。だが、君はこれから牧君以上に成長する可能性がある。
まずは牧君のプレーを見て、彼を超えてください。
それが冬の選手権で湘北が県大会を制するために必要だ。」
宮城「・・・。牧に及ばない・・・。」
彩子「なに落ち込んでるのよ。牧を超えるんでしょう。
これから勝てばいいのよ。」
牧「フッ。藤真にいいところばかり取られたからな。残り3分半で11点差か。
中々苦しいが、まだ巻き返せるぞ。」
三井「あぁ。あきらめねーぞ。」
花形「そうだな。」
安西「それでは、作戦です。
ディフェンスは、マンツーにしましょう。なれないゾーンではうまくいってない。
花形君は赤木君。
仙道君には、三井君。お願いできますか?」
(自信たっぷりに)
三井「もちろんです。任せてください。」
安西「流川君には、清田君。行ってみましょうか。」
清田「やっと出番か。どっちがNOルーキーか教えてやるぜ。」
福田「ハァ、ハァ。こ、交代・・・。」
安西「福田君は少し休んでください。この後、必ず福田君の力を必要とします。
そして、神君には、池上君。
藤真君には牧君です。」
チームBのボールから開始された。
牧「おらぁ、行くぞ!」
時間も少なくなってきたため、強引なペネトレイトで切れ込んだ。
不意を突かれた藤真はあっという間に抜き去られた。
藤真「くっ!」
赤木「止めるぞ!牧!」
桜木「おぉ、ゴリ!」
しかし、その瞬間、牧は、フリーの三井にパスを出した。
三井は、花形をうまく利用し、神のマークを外したのだ。
三井「任せろ!」
(パスッ)
三井のスリーポイントがリングをくぐった。
チームA 38
チームB 30
安西「宮城君、あれが牧君のすごいところだ。自ら切れ込み、ディフェンスを崩すことで
外がフリーになる。海南の必勝パターンだ。」
宮城「・・・。」
安西「そして、桜木君。
今、花形君が行ったプレーを見ましたか?
三井君がフリーになるために、神君のスクリーンとして壁になった。
何気ないプレーだが、あの花形君の動きをしっかり見ておいて下さい。
湘北が全国制覇をするために必要なプレーだ。」
桜木「全国制覇・・・。いい響きだ。」
安西「宮城君、このパターンは、君が山王戦で、無意識に行っていたパターンでもある。
赤木君がスクリーンになり、フリーになった三井君にパスをすることで、
湘北は盛り返していった。
このスタイルを一時的なものではなく、いつでも出せるようにすることが
宮城君の課題とします。」
(続く)
タグ:スラムダンクのその後
2015年04月14日
スラムダンク その後 〜Another Story 国体編 Part6 休憩
藤真「しかし、流川の爆発力は、神奈川の武器になるな。」
牧「あぁ、味方もパスを出したくなるオーラがある。
手が付けられなくなる雰囲気だ。
しかし、まだおとなしくしている奴もいるしな。」
(チラッ、牧が仙道を見ると)
仙道「まいったな。」
赤木「そういう牧もまだまだだろう。いい加減スロースタートなのは
改善できないのか?」
牧「フッ。ガードとしては、まずは戦力の把握が大事だからな。
赤木もゴリラっぷりがまだ足らないんじゃないか?」
赤木「誰が、ゴリラだ!!」
藤真「牧、第2Qは俺にさせてくれないか?」
牧「あぁ、この戦力は、うまく機能すればすさまじいぞ。
ただ、相手も曲者ぞろいだからな。気を付けろ。
って言わなくてもわかっているって顔だな。」
藤真「ああ、任せてくれ。」
その頃、チームBは、
三井「やはり、福田では流川は厳しいな。俺がマークにつこうか?」
花形「・・・。確かに、根性論では難しい部分があるな。」
清田「監督っ!流川を止める役を俺に任せてください。
アイツには、負けたくないんだ。」
高頭「確かに福田では、流川のスピードは厳しそうだな。
しかし、今日は我慢しろ。俺は戦力を見極めたいんだ。
お前の力はわかっているし、それにお前は・・・。
おっと。」
清田「お前は、何ですか?」
高頭「ま、まぁ、そのうちチャンスはやる。もう少し待ってくれ。
福田のオフェンス力をもう少し見ておきたい。」
花形「2-3のゾーンを試してみるか。
池上、三井に代わって、神のマークを頼む。
宮城は、引き続き牧を。中は、3人で守ろう。」
三井「まぁ、そんなところか。急造だが、それが一番よさそうだな。」
池上「神に3ポイントは決めさせないぜ。」
宮城「点を詰めていかないといけないですね。」
福田「俺にもっとパスをよこせ。」
宮城「そんなこといったって。仙道のマークを振り切れるのかよ。」
福田「決める!」
花形「そうだな。少し、福田に任せてみよう。
おそらくディフェンスは、俺と三井の負担が大きくなる。
福田にオフェンスで力を見せてもらわないとこのままでは厳しい。」
三井「仕方ねぇな。負けちゃ何にもならないからな。
我慢してやるか。」
池上「よし、第2Q、巻き返そう!」
その頃、湘北高校では、・・・。
桜木「ぬ、だ、誰もいない。せっかく天才がリハビリの合間に様子を見に来たのに!」
彩子「あら、桜木花道じゃない。リハビリが嫌になったの?」
桜木「愚問を。この天才がこなせないリハビリなどありません。
リハビリ王の名をほしいままにしてますから。」
彩子「リハビリ王って・・・。」
晴子「あら、桜木君。」
桜木「(ほんわ〜)晴子さん。
ほかの庶民たちはどこにいったんですか?」
晴子「お兄ちゃんと、三井さん、宮城さん、流川君は、海南で合宿中よ。」
桜木「合宿!?」
晴子「そう、国体に神奈川選抜で挑むのよ。そのメンバーに選ばれたの。」
桜木「な、なにぃ。この天才を差し置いて。」
安西「ほっほっほっ。桜木君、今回は、2、3年生に花を持たせましょう。
君には来年がある。怪我を直して、来年、暴れるための秘密兵器ですよ。」
桜木「まぁ、そういうことなら仕方がねぇ。ミッチーたちに譲ってやるか。」
彩子「そおよ。早く怪我を直して、練習を開始しないと、どんどん流川に離されていくわよ。」
桜木「そ、そういえば流川も選ばれったって。オヤジ、また、オレをだまそうとしてるのでは!?」
安西「(ギクッ)。」
桜木「おのれー。」
桜木は、いつものように安西にタプタプをしようとしたが、やめた。
桜木「まぁいい。今は我慢だ。今オレにできることをやる。」
晴子「そうだ!今から海南に練習を見に行かない?(流川君も見たいし。)」
桜木「えっ。(二人きりでデート!?)」
安西「そうですね。あのメンバの練習を見るのも有効でしょう。
私も高頭監督に呼ばれているので一緒に行きましょう。」
桜木「えぇーーーー。アネゴ、オヤジをなんとかしてくれーー。」
彩子「誰が、アネゴよ。(バシッ)。まあ私も見に行こうかしら。」
(続く)
牧「あぁ、味方もパスを出したくなるオーラがある。
手が付けられなくなる雰囲気だ。
しかし、まだおとなしくしている奴もいるしな。」
(チラッ、牧が仙道を見ると)
仙道「まいったな。」
赤木「そういう牧もまだまだだろう。いい加減スロースタートなのは
改善できないのか?」
牧「フッ。ガードとしては、まずは戦力の把握が大事だからな。
赤木もゴリラっぷりがまだ足らないんじゃないか?」
赤木「誰が、ゴリラだ!!」
藤真「牧、第2Qは俺にさせてくれないか?」
牧「あぁ、この戦力は、うまく機能すればすさまじいぞ。
ただ、相手も曲者ぞろいだからな。気を付けろ。
って言わなくてもわかっているって顔だな。」
藤真「ああ、任せてくれ。」
その頃、チームBは、
三井「やはり、福田では流川は厳しいな。俺がマークにつこうか?」
花形「・・・。確かに、根性論では難しい部分があるな。」
清田「監督っ!流川を止める役を俺に任せてください。
アイツには、負けたくないんだ。」
高頭「確かに福田では、流川のスピードは厳しそうだな。
しかし、今日は我慢しろ。俺は戦力を見極めたいんだ。
お前の力はわかっているし、それにお前は・・・。
おっと。」
清田「お前は、何ですか?」
高頭「ま、まぁ、そのうちチャンスはやる。もう少し待ってくれ。
福田のオフェンス力をもう少し見ておきたい。」
花形「2-3のゾーンを試してみるか。
池上、三井に代わって、神のマークを頼む。
宮城は、引き続き牧を。中は、3人で守ろう。」
三井「まぁ、そんなところか。急造だが、それが一番よさそうだな。」
池上「神に3ポイントは決めさせないぜ。」
宮城「点を詰めていかないといけないですね。」
福田「俺にもっとパスをよこせ。」
宮城「そんなこといったって。仙道のマークを振り切れるのかよ。」
福田「決める!」
花形「そうだな。少し、福田に任せてみよう。
おそらくディフェンスは、俺と三井の負担が大きくなる。
福田にオフェンスで力を見せてもらわないとこのままでは厳しい。」
三井「仕方ねぇな。負けちゃ何にもならないからな。
我慢してやるか。」
池上「よし、第2Q、巻き返そう!」
その頃、湘北高校では、・・・。
桜木「ぬ、だ、誰もいない。せっかく天才がリハビリの合間に様子を見に来たのに!」
彩子「あら、桜木花道じゃない。リハビリが嫌になったの?」
桜木「愚問を。この天才がこなせないリハビリなどありません。
リハビリ王の名をほしいままにしてますから。」
彩子「リハビリ王って・・・。」
晴子「あら、桜木君。」
桜木「(ほんわ〜)晴子さん。
ほかの庶民たちはどこにいったんですか?」
晴子「お兄ちゃんと、三井さん、宮城さん、流川君は、海南で合宿中よ。」
桜木「合宿!?」
晴子「そう、国体に神奈川選抜で挑むのよ。そのメンバーに選ばれたの。」
桜木「な、なにぃ。この天才を差し置いて。」
安西「ほっほっほっ。桜木君、今回は、2、3年生に花を持たせましょう。
君には来年がある。怪我を直して、来年、暴れるための秘密兵器ですよ。」
桜木「まぁ、そういうことなら仕方がねぇ。ミッチーたちに譲ってやるか。」
彩子「そおよ。早く怪我を直して、練習を開始しないと、どんどん流川に離されていくわよ。」
桜木「そ、そういえば流川も選ばれったって。オヤジ、また、オレをだまそうとしてるのでは!?」
安西「(ギクッ)。」
桜木「おのれー。」
桜木は、いつものように安西にタプタプをしようとしたが、やめた。
桜木「まぁいい。今は我慢だ。今オレにできることをやる。」
晴子「そうだ!今から海南に練習を見に行かない?(流川君も見たいし。)」
桜木「えっ。(二人きりでデート!?)」
安西「そうですね。あのメンバの練習を見るのも有効でしょう。
私も高頭監督に呼ばれているので一緒に行きましょう。」
桜木「えぇーーーー。アネゴ、オヤジをなんとかしてくれーー。」
彩子「誰が、アネゴよ。(バシッ)。まあ私も見に行こうかしら。」
(続く)
2015年04月11日
スラムダンク その後 〜Another Story 国体編 Part5 逆襲
彦一 「き、きたぁっ。」
牧の強引なまでのペネトレイト。
宮城「くっ。このおっさん、当たりが強いぜ。」
花形「これ以上行かせるか。」
花形のこれでもかというくらいの高い位置からのブロック。
清田「た、たけぇ。」
しかし、冷静に牧は花形のブロックをかわし、マークが外れた
赤木へパス。
赤木「うほっ!」
彦一「で、でたぁっ!湘北名物のゴリラダンクやーー!」
牧「やられたらやり返さないとな。」
赤木「花形よ。神奈川のセンターの座は譲らんぞ。」
この赤木のダンクがきっかけだった。
両軍入り乱れての乱打戦となった。
これは、急増チームのため、ディフェンスの連携が
そこまでうまくいっていないからだ。
(第1Q終了間際 8分50秒)
チームA 18
チームB 19
しかし、その均衡が突然崩れた。
均衡を破ったのは、流川だった。
流川「へい。」
仙道からボールを受け取った流川がいいように福田を抜き去り、
豪快なワンハンドダンク!
チームA 20
チームB 19
その後、宮城から花形へのパスを神がカット。
神「そのパターンは何度も見たよ。」
牧「速攻だ!」
高頭「おおっ。速い!」
先頭を真っ先に駈け出していた流川。
そこに牧がパスを出した。
宮城「まてっ、流川。」
快速宮城が流川に追いついたと思った瞬間、
流川は急停止。静かにスリーポイントを放つ。
宮城「な、なにっ。」
(パスッ)
チームA 23
チームB 19
三井「ちっ。リバウンダーが誰もいない状況でスリーかよ。」
福田「・・・。コイツ、できる。」
池上「一本返して、1Qを終わるぞ。」
そういって、宮城に不意に出したパスをカットしたのは仙道。
仙道「池上さん、先程のお返しですよ。」
池上「し、しまったぁ。」
そういって仙道は、そのままドリブル。
仙道「おっ!」
福田が仙道をマークしにかかる。
福田「仙道は、危険だ。」
しかし、その瞬間を仙道が見逃すはずはなかった。
ゴールに向けて、すさまじい勢いのボールが投げられた。
(ドドンッ)
彦一「き、決まったぁ。アリウープや!仙道さんと流川君のホットライン完成や!
最強やこのコンビは!アンビリーバブルや!」
清田「・・・。くそっ。試合に出たい。」
ゴールを決めた流川は、
流川「いてぇ。もう少しやさしい球をよこせ。」
仙道「あれぐらいならお前ならとれるだろう。」
牧・赤木「・・・すげぇな。」
福田「・・・。負けん!」
チームA 25
チームB 19
1Q終了間際にあっという間に流川が7点をたたき出した。
(続く)
牧の強引なまでのペネトレイト。
宮城「くっ。このおっさん、当たりが強いぜ。」
花形「これ以上行かせるか。」
花形のこれでもかというくらいの高い位置からのブロック。
清田「た、たけぇ。」
しかし、冷静に牧は花形のブロックをかわし、マークが外れた
赤木へパス。
赤木「うほっ!」
彦一「で、でたぁっ!湘北名物のゴリラダンクやーー!」
牧「やられたらやり返さないとな。」
赤木「花形よ。神奈川のセンターの座は譲らんぞ。」
この赤木のダンクがきっかけだった。
両軍入り乱れての乱打戦となった。
これは、急増チームのため、ディフェンスの連携が
そこまでうまくいっていないからだ。
(第1Q終了間際 8分50秒)
チームA 18
チームB 19
しかし、その均衡が突然崩れた。
均衡を破ったのは、流川だった。
流川「へい。」
仙道からボールを受け取った流川がいいように福田を抜き去り、
豪快なワンハンドダンク!
チームA 20
チームB 19
その後、宮城から花形へのパスを神がカット。
神「そのパターンは何度も見たよ。」
牧「速攻だ!」
高頭「おおっ。速い!」
先頭を真っ先に駈け出していた流川。
そこに牧がパスを出した。
宮城「まてっ、流川。」
快速宮城が流川に追いついたと思った瞬間、
流川は急停止。静かにスリーポイントを放つ。
宮城「な、なにっ。」
(パスッ)
チームA 23
チームB 19
三井「ちっ。リバウンダーが誰もいない状況でスリーかよ。」
福田「・・・。コイツ、できる。」
池上「一本返して、1Qを終わるぞ。」
そういって、宮城に不意に出したパスをカットしたのは仙道。
仙道「池上さん、先程のお返しですよ。」
池上「し、しまったぁ。」
そういって仙道は、そのままドリブル。
仙道「おっ!」
福田が仙道をマークしにかかる。
福田「仙道は、危険だ。」
しかし、その瞬間を仙道が見逃すはずはなかった。
ゴールに向けて、すさまじい勢いのボールが投げられた。
(ドドンッ)
彦一「き、決まったぁ。アリウープや!仙道さんと流川君のホットライン完成や!
最強やこのコンビは!アンビリーバブルや!」
清田「・・・。くそっ。試合に出たい。」
ゴールを決めた流川は、
流川「いてぇ。もう少しやさしい球をよこせ。」
仙道「あれぐらいならお前ならとれるだろう。」
牧・赤木「・・・すげぇな。」
福田「・・・。負けん!」
チームA 25
チームB 19
1Q終了間際にあっという間に流川が7点をたたき出した。
(続く)
2015年04月09日
スラムダンク その後 〜Another Story 国体編 Part4 2軍の維持?
牧がフロントへボールを運んだ。
花形「マンツーマンで行くぞ!」
マッチアップは・・・、
牧 - 宮城
赤木- 花形
流川- 福田
仙道- 池上
神 - 三井
となった。
池上「仙道が相手か・・・。骨が折れそうだな。
しかし、俺も3年の維持がある。俺の仕事をしてアピールさせてもらう。」
仙道「まいったな。池上さんか。」
三井「花形、流川に福田で大丈夫か?正直、俺でも苦労するぞ。」
福田「負けない。」
花形「こっちのチームは、寄せ集めの中の残り物だ。バランスより
みんなの個性を生かす方がよい。福田の闘争心に期待しよう。」
宮城は、腰をしっかり落としていた。
(ペネトレイトだけはさせない。)
そう考えていたのだ。
夏のIH予選では幾度となくやられていたからだ。
牧「宮城め、しょっぱなから気合十分だな。
さて、どこから攻めるか・・・。」
牧はとりあえず仙道にパスを流した。
仙道「あっ!」
池上の手が伸びる。
池上「俺は守備でアピールする。」
ボールが転がった。
なんとそのボールを拾ったのは、福田だった。
すかさず宮城にパスを渡した。
彦一「おおーー!いきなり陵南コンビが活躍やーーー!。
すごいでー。すごすぎるーー!!」
清田「(コイツ、隣に座ったらうるさいやつだなー)。」
宮城は、ボールをつきながら、
(さて、陵南の二人ががんばってくれたので、福田くらいから攻めてみるか・・・)
と考えていた。
チームAのディフェンスもマンツーマンだ。
こちらのマッチアップは、池上に流川、福田に仙道がついた。
花形「宮城、こいっ。」
ローポストの花形がボールを要求!
花形「赤木に実力の差を見せてやる。!」
赤木「なにっ!返り討ちにしてくれるわ。」
宮城「(ダンナと花形か。面白そうだな。)」
すかさずローポストの花形にボールを入れた。
花形は、すかさず振り向きシュート体制に。
赤木「なめるな!!」
しかし、夏のIH予選が終わってからさらに磨きをかけた
フェイダウェイシュートで赤木のブロックを交わした。
(パスっ)
チームA 0
チームB 5
赤木「くっ・・・・。」
花形「俺たちは挑戦者だ。どんどん攻めるぞ!」
藤真「チームA。チームBの気合いに負けているぞ。
3年生の二人がふがいないぞ!気持ちで負けるな。まずはしっかり1ゴールだ。」
牧「・・・。油断したつもりはなかったが・・・。」
赤木「フッ。まだまだこれからだ。安心しろ。」
仙道「牧さん、一本返しましょう。」
流川「ドンマイ。」
神「まだ、始まったばかりです。二人とも落ち着いていきましょう。」
宮城「フフフ。俺のパスのおかげ・・・。」
三井「宮城!俺にパスを回せよ。俺は国体で活躍して大学推薦を勝ち取るからな。」
宮城「・・・。(まぁた自分勝手な)」
高頭「2軍にされたのがよっぽど悔しかったのか、チームBは気合が入っているな。
しかし、そろそろ1軍も気合を入れてもらわねばな。全国制覇に向けて。」
(続く)
花形「マンツーマンで行くぞ!」
マッチアップは・・・、
牧 - 宮城
赤木- 花形
流川- 福田
仙道- 池上
神 - 三井
となった。
池上「仙道が相手か・・・。骨が折れそうだな。
しかし、俺も3年の維持がある。俺の仕事をしてアピールさせてもらう。」
仙道「まいったな。池上さんか。」
三井「花形、流川に福田で大丈夫か?正直、俺でも苦労するぞ。」
福田「負けない。」
花形「こっちのチームは、寄せ集めの中の残り物だ。バランスより
みんなの個性を生かす方がよい。福田の闘争心に期待しよう。」
宮城は、腰をしっかり落としていた。
(ペネトレイトだけはさせない。)
そう考えていたのだ。
夏のIH予選では幾度となくやられていたからだ。
牧「宮城め、しょっぱなから気合十分だな。
さて、どこから攻めるか・・・。」
牧はとりあえず仙道にパスを流した。
仙道「あっ!」
池上の手が伸びる。
池上「俺は守備でアピールする。」
ボールが転がった。
なんとそのボールを拾ったのは、福田だった。
すかさず宮城にパスを渡した。
彦一「おおーー!いきなり陵南コンビが活躍やーーー!。
すごいでー。すごすぎるーー!!」
清田「(コイツ、隣に座ったらうるさいやつだなー)。」
宮城は、ボールをつきながら、
(さて、陵南の二人ががんばってくれたので、福田くらいから攻めてみるか・・・)
と考えていた。
チームAのディフェンスもマンツーマンだ。
こちらのマッチアップは、池上に流川、福田に仙道がついた。
花形「宮城、こいっ。」
ローポストの花形がボールを要求!
花形「赤木に実力の差を見せてやる。!」
赤木「なにっ!返り討ちにしてくれるわ。」
宮城「(ダンナと花形か。面白そうだな。)」
すかさずローポストの花形にボールを入れた。
花形は、すかさず振り向きシュート体制に。
赤木「なめるな!!」
しかし、夏のIH予選が終わってからさらに磨きをかけた
フェイダウェイシュートで赤木のブロックを交わした。
(パスっ)
チームA 0
チームB 5
赤木「くっ・・・・。」
花形「俺たちは挑戦者だ。どんどん攻めるぞ!」
藤真「チームA。チームBの気合いに負けているぞ。
3年生の二人がふがいないぞ!気持ちで負けるな。まずはしっかり1ゴールだ。」
牧「・・・。油断したつもりはなかったが・・・。」
赤木「フッ。まだまだこれからだ。安心しろ。」
仙道「牧さん、一本返しましょう。」
流川「ドンマイ。」
神「まだ、始まったばかりです。二人とも落ち着いていきましょう。」
宮城「フフフ。俺のパスのおかげ・・・。」
三井「宮城!俺にパスを回せよ。俺は国体で活躍して大学推薦を勝ち取るからな。」
宮城「・・・。(まぁた自分勝手な)」
高頭「2軍にされたのがよっぽど悔しかったのか、チームBは気合が入っているな。
しかし、そろそろ1軍も気合を入れてもらわねばな。全国制覇に向けて。」
(続く)