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2023年06月28日

エアーコンプレッサーに関しまして

エアーコンプレッサー選びに関して
何を基準に選べば良いのか?

まずは予算
どんなに良い物でも予算以上の物は購入できないので、予算を基準にするのも一つの方法です。
とはいえ、予算が低すぎる場合は選択肢が極端に少なく、結果的に自身の目的に合致していないものを買うくらいなら予算を増やす方向で健闘されることをおすすめします。

何をどのように塗りたいのか?
まずはこれを明確にする必要があります。
1/144ガンプラが中心なのか、大型キットや車も製作するのか?

そして住宅環境的に【騒音】【振動】は何処まで許容できるのか?

高出力なコンプレッサーほど、やはり騒音や振動の問題が生じます。
環境的に難しい場合は、出力は妥協して静音性を優先するのも一つの方法です。

コンプレッサーは大きく分けて3つの数値を比較することになります。
・定格圧力
・定格吐出量
・定格作動時間

大抵の場合はサイダ圧力が高いと定格吐出量も多くなる傾向がありますが、中には最大圧力の割に吐出量が少ない物もあるので、一応きちんと数字を見ておくことが肝心です。
割と蒸しされがちなのが定格作動時間
短い物だと15分とかありますが、夢中に塗装していると15分なんてあっという間に経過してしまいます。
なるべく30分以上ある物が望ましいですね。

一般的にプラモデル塗装において
0.1Mpa程度の圧力で塗装することが多いです。
0.5mm口径以上になると0.2Mpa程度欲しくなることもあるので、使うエアーブラシによって必要圧力は変わってきます。

MAX出力2.0Mpaあれば事が足りる?かと言えばそういうわけでも無く、オーディオアンプなんかと同じでMAX出力で常時使うわけではないので常時使いたい圧力の倍の数値があるコンプレッサーが余裕を盛って使うことが出来ます。

意外と見落としがちな吐出量
要は1分間にどれだけの空気を送り出せるかですが、0.3mm口径なら5l 0.5mm口径なら10l程度の吐出量は欲しいところです。

一番売れているGSIクレオス・リニアコンプレッサーL5を例に
最大圧力はMAX最大1.0Mpaですが、使用時の定格圧力は0.5Mpaとなります。
吐出空気量は5lありますので、0.3mmのエアーブラシで弱吹きで使うなら問題ない
逆に強吹きは出来ないし0.5mm口径を使うには力不足となります。
その代わり静音性は優れており、定格作動時間も優れているために、トータルのバランスが優れているため
ベストセラーとなっています。

圧力は必要なのか?どうかは塗り方次第ですが
圧が低ければ、自ずと希釈率が高いしゃばしゃば塗料を使うしか選択肢が無く
わざと濃いめの塗料で塗装するような表現は出来ません
そういう表現の引き出しを増やしておきたい方は、なるべく出力があるコンプレッサーを選んでおくと出来ることは広がります。

某通販サイトにある中華製は安かろう・・のケースが多いのでおすすめしません
とにかく壊れやすい
実際にいくつか試しましたけど、使用頻度もあるかもしれませんがいずれも短命でした。

店主は普段はWAVEのコンプレッサーとエアーテックスのコンプレッサー
重作業時には、アネスト岩田のパッケージか日立のスクロール使ってます。


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