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2014年08月18日

薬剤師さんの薬薬連携とやらについて考えてみたよー

こんにちは(-ω-)ノ☆


昨日のランチで、病院薬剤師さんたちとご一緒しました。

一人の病薬さんが、武田薬品のマークは三角(△)だから、

フリーメイソンが絡んでるんじゃないか、なんてとんでもなくコアな

話しをしてくれたりと・・・有意義な(笑)ランチタイムでした。


わたしもコアな?情報提供(笑)はお互い様でないと失礼だと思い、

先日15日に厚労省で承認された12月追補収載薬を教えてあげました(マジメ・ω・)


少しだけ薬薬連携の話になり、周囲の調剤薬局さんと連携をとるべきなのか?と

質問を受けました。

(え?コミュニケーションとってないんだ・・・)と思いましたが(笑)


はい、コミュニケーションはとったほうがいいと思います。

お互い顔が見える関係でいるってことは大事ですよね?


連絡を取り合わないでいると、薬局から病院を見た時

どうしても病院の敷居が高く見えてしまうんです。


だからといって、連絡しないのか?というと、

それは薬局サイドの怠慢になります。

相手が感じよかろうが悪かろうが、自分から攻める姿勢が大切ですね。


病院の薬剤部・薬剤科も同様に、周囲の薬局さんたちが畏縮しないように

上からでなく、横から声をかけてあげる姿勢が大切だと思います。

・・・と、まぁそんなアドバイスをしました。

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そもそも、その「薬薬連携」とは何でしょうか?


それをやらなきゃいけない理由って何でしょう?



薬薬連携とは、病院の中と外の薬剤師が患者情報を共有して、

患者さんが入院から退院後、それから外来通院または在宅療養といった

一連の流れでシームレスに治療を受けられるようにするためのものです。


手紙やメール、電話やFAXなどを通して、既往歴やアレルギー、併用薬の情報、ほかにも

調剤時の注意点の提供などもあります。


ケモ中の患者さんについては、副作用の情報提供をお互いで積極的に取り組みやすくなります。


お薬手帳を有効に使い、服薬状況や他科情報を容易に把握できるし、

患者さんにとって安全で効果的な薬物治療を行ってもらうことで医療の質が向上します。


・・・とまあ、教科書的な答えを並べてみましたが、


わたしから言わせてもらうと『だから、何?』です。


正直、わたしは、そんな「薬薬連携!」なんて旗振ってやるほどのことじゃないと思います。


だって、

患者さんのために、医療機関同士が連携とることなんて当たり前でしょ?


医師も看護師も当然のように今までやってきて、でも、薬剤師だけが明らかに遅れをとっている。


今になって薬剤師が淘汰されそうになってきたから焦ってきて、

存在感をアピールするのにやろうってことじゃないですか??


すでにやってる薬剤師さんてのは、言われる前から自分で考えて必要だと思って、

とっくに取り組んでいるんです。介護とか在宅もそうですよね?



少しだけ昔話をさせてください。


わたしは以前終末期の在宅医療に関わっていましたが、そこで見えたものが

たくさんありました。


がん末期の患者さんに飲めないほどの薬を特盛で処方され、帰されてくる。

または、調剤薬局で残薬を確認していないのか、定時薬が一年分以上ストックがある。


当然、病院さんや薬局さんに問い合わせますよね?

きまってこう聞きます。
  ・・・患者さん、こんな状況だけど把握してたの?・・・と。

薬剤師さんはこう切り返してきます。

「患者さんの様態は先生が診てます。私たちは診察が仕事ではありません」

とか

「個人情報に関することはあなたには教えられません」


たしかにそうですし、言ってることはわかるんですが・・・

だからその程度なんだよと思います。


数年前から『薬薬連携』って騒いでいますが、活発に機能しているとこは限られていて

実際は何の機能もしていないがほとんど。昔も今も変わらない。これが現状でしょう。


問題なのは意識だと思います。


何の意識か?


この患者さん、目の前の患者さん、ウチの病院に来てくれてた患者さん、

この人たちに対しての責任の意識です。


薬がテンコ盛り出ているなら、医師に減薬を提言してみるとか、

本当に必要な薬は何か?と見抜いてあげるのも薬剤師の仕事だと思います。

医師の顔色見て仕事してんですか?って思われますよ。

すべては、患者さんのためです。

きれいごとですが、これがすべてです。

建前でもあり、本音でもあります。


お互い顔が見える関係でいるってことは大事です。

しかーしですね

これは、病薬―調剤薬局の間に限っての話ではないんです。


もし、退院して在宅に移行する場合であれば、退院カンファのときに薬の情報や

投与のコツ、管理の注意点を病薬から訪看さんへ提供するとかね。


調剤薬局は、病院の門前がすべてではありませんよね?

単科のクリニック、薬剤科を持たない病院・・・

これらの門前対応している薬局もきちんと、医師や看護師さんに患者さんの

様態や薬に関する情報提供をすることでコミュニケーションをとらないといけません。


何も連携は薬局間に限っての話ではないってことですよ。


ここはとても大事なことなので、

感じ悪いかもしれませんが言わせてください。


調剤薬局は、クリニックや病院などの医療機関から信頼を失ってしまうと

後戻りできなくなります。

病院の薬剤科も、医師やコメディカルの信頼を損ねてしまうと

チームで置いてきぼりをくらい、下請け業になりさがってしまいます。


わたしも数々の失敗を経験してきたので、その危機感はとても強く意識しています。


薬局の生命線は医師からの信頼です


薬薬連携は、医師からの信頼、医療機関からの信頼があってこそ、

成立するものだと思ってください。


長くなりましたが、最後まで目を通して頂きましてありがとうございます。

みなさんの活躍を期待しています。


では、またそんな感じでー(ノ-ω-)ノ
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