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2018年06月08日
Jo Malone, 154 EDC
ジョー・マローンの154EDC。2001年発売のユニセックス香水です。
最初のブティックがあった「ウォルトン・ストリート154」という住所から取ったネーミングで、香りはクラシカルで趣き深いアロマティック・ウッディーの香調がベース。
- トップ: ベルガモット、グレープフルーツ、マンダリン・オレンジなど
- ミドル: ラベンダー、バジル、ナツメグなど
- ラスト: パチョリ、ベチバー、ムスク、バニラなど
シナモンやバジルの香りがアクセントになっていて、全体的にドライですずしげな香気が印象的。ユニセックス仕様ですが、この作品単体だとメンズ用といっていいかもしれません。レディスの場合は、このブランドの提唱する「フレグランス・コンバイニング（重ね付け）」用の一つとしても良さそうです。冬以外のデイタイムにマッチしそうです。オーデコロンなので、強く香りすぎないのもグッド・ポイントです。
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ジョー・マローン、154EDC
2018年06月06日
Serge Lutens, Cedre Haute Concentration
セルジュ・ルタンスのシダー・オートコンセントレーション。2005年発売のユニセックス香水です。
「シダー」ということで、香水のマテリアルとしてメジャーなシダーの香りをメインにしたオリエンタル・ウッディーの香調がベース。
- トップ: シナモン、クローブなど
- ミドル: チュベローズ、アトラス・シダーなど
- ラスト: アンバー、ムスクなど
調香はパフューマーズ・シーンのマエストロ、クリストファー・シェルドレイク。彼は現在シャネル香水の研究開発ディレクターも兼任しています。スパイス、チュベローズ、シダーが多様な流れを作り出して、よくまとまった香調の中に独特な動きを付けているように思えます。香料のすべてが高品質なものなので、スキのないウッディー・トーンを存分に体感できることでしょう。ユニセックス仕様らしく男女ともにマッチする香りですが、トップのスパイスを考えると、比較的メンズにマッチしやすいかもしれません。
芸術を極めたルタンス香水の中でも、特に通好みしそうな逸品です。
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セルジュ・ルタンス、シダー・オートコンセントレーション
2018年06月05日
Byredo, Gypsy Water
バレードのジプシーウォーター。2008年発売のユニセックス香水です。
バレードは2006年にスウェーデンで誕生した、香水やボディケア、ホームフレグランスのブランドです。Byredoは、By Redolence (芳香によって) を組み合わせた造語です。こちらのジプシーウォーターはアロマティック・ウッディの香調がベース。ロマンティックな希望と感性に満ちあふれた、ロマ人（ジプシー）の神話的なライフスタイルへの新しい解釈を行い、その伝説的なスタイルに魅了され誕生しました。
- トップ： ベルガモット、ジュニパーベリー、レモン、ペッパー
- ミドル： インセンス、オリス、パインニードル
- ラスト： アンバー、サンダルウッド、バニラ
神秘的な印象が深く心に刻まれる香りです。オールシーズンのデイタイムにマッチしそうです。
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バレード、ジプシーウォーター
2018年06月04日
Miller Harris, Terre d'Iris
ミラー・ハリスのテールディリス。
ミラー・ハリスはイギリス人調香師のリン・ハリスが2000年に立ち上げたブランドです。フレグランスはどれも天然のマテリアルを使用したクラシカルなフレンチスタイルのものばかりです。こちらは地中海をイメージしたウッディ・フローラルの香調がベース。
- トップ: ベルガモット、ビターオレンジ、グレープフルーツなど
- ミドル: オレンジブロッサム、ローズマリー、セージ、ローズなど
- ラスト: アイリス、パチョリ、オークモス、モミ、レジン、オリスなど
情熱的でセンシャルな魅惑的な香り。基本的に冬以外のお好みのシーンでお使いいただけます。
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ミラー・ハリス、テールディリス
2018年06月03日
Blumarine, Innamorata Lovely Rose
ブルマリンのイナモラータ・ラブリーローズ。2013年発売の女性用香水です。
オリジナルは2012年に発売された傑作「イナモラータ」で、今回はそのニュー・アレンジ・エディションです。フルーティー・フローラル系なところはオリジナルと同じですが、このアレンジ版はオリジナルにあったオリエンタルなトーンを一新して、スポーティーでフレッシュな情感を強調。
- トップ: ライム、レモン、ラズベリー、ベルガモット、グリーンアップルなど
- ミドル: ローズ・ペタルズ、フリージア、ガーデニアなど
- ラスト: アンバー、シダー、ムスクなど
調香は、エリザベス・アーデンの「グリーン・ティー」やエマニュエル・ウンガロの「アパラシオン」、ゴルチエの諸作品などで有名なフランシス・クルクジャンと、ヴァンクリーフ&アーペルの「ツァー」やダビドフの「クールウォーター・ウェーブ」などを手がけているフィリップ・ブッセトンの合作。プロデュースはITF Cosmeticsです。基本的にはオーソドックスなシトラス・フローラルで、使い勝手はバツグンだと思います。冬以外のデイタイムならばいろいろなライフシーンに合わせて活用できるでしょう。
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ブルマリン、イナモラータ・ラブリーローズ
2018年05月28日
Maître Parfumeur et Gantier
メートルパフュムールエガンティエのフレシュール・ムスキッシム。1989年発売の女性用香水です。
ラルチザン・パフュムールと並んで、ヨーロッパの高級香水メゾンのトップ・アイコンに君臨している「メートル・パフュムール・エ・ガンティエ」。香水以外にキャンドル、香炉、ホーム・フレグランスなどを扱っているところはラルチザンと同じで、どちらも創始者はジャン=フランソワ・ラポルトです。1997年からは、もともとラルチザンの顧客だったジャン=ポール・ミレー・ラージュが専属調香師になっています。今作は、とてもバランスの良いシトラス・フルーティー・ムスキーの香調をベースにしていて、ベリー系のフルーツの香りがしっかりとエレガントにまとめられたアイテムです。
- トップ: グレープフルーツ、レモン、ブラックカラントなど
- ミドル: ジャスミン、ブラックベリー、ラズベリーなど
- ラスト: ムスク、サンダルウッドなど
調香はジャン=フランソワ・ラポルト。ラルチザンの「ミュール・エ・ムスク」も彼の調香によるものです。プロデュースはLes Parfums Historiquesです。シック・ビューティーな香りなので、幅広い年代の方にお使いいただけるのではないかと思います。デイタイムであれば、シーズンを問わずにマッチするでしょう。ウェアも基本的には問わないと思いますが、どちらかというと落ち着いた大人っぽい装いに似合うかもしれません。
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メートルパフュムールエガンティエ、フレシュール・ムスキッシム
2018年05月27日
Montana, Parfum de Peau
モンタナのパルファンドポー。1986年発売の女性用香水です。
モンタナ香水ラインのファースト・フレグランスで、ヨーロッパでは大ヒットしました。香りは、エキゾチックで凝ったブレンドのアロマティック・レザリーの香調がベース。
- トップ: ブラックベリー、ジンジャー、オレンジ・ブロッサム、ペッパー、マリゴールド、ブラックカラントなど
- ミドル: パチョリ、ジャスミン、ローズ、ナルシスなど
- ラスト: レザー、アンバー、ムスク、インセンスなど
調香は、キャシャレルの「エデン」やカルバン・クラインの「オブセッション」、セリーヌの「セリーヌ」などでも知られている、マエストロのジャン・ギシャール。プロデュースはCosmoprodです。レディスのレザリー系の代表作のひとつで、最近の香水ではなかなか見られない、アート性を押し出した個性の強い逸品です。モンタナらしいパワー・フェミニンを感じさせるところもさすがです。ウェアやシーンを問う作品で、香水通に好まれると思います。濃いめのトーンなので、秋冬のシーズンに似合うと思います。クラッシーなパーティー・シーンなどにマッチするのではないでしょうか。
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モンタナ、パルファンドポー
2018年05月26日
Montblanc, Femme Individuelle
モンブランのインディビジュエル・ファム。2004年発売の女性用香水です。
香調はエキゾチックなフローラル・オリエンタル・ウッディがベース。
- トップ: ローレル、レッドカラントなど
- ミドル: ホーソーン、ロータス、ローズなど
- ラスト: バニラ、アンバー、ムスク、パチョリなど
調香はゴーストの「ゴースト」、エスカーダ「イビザ・ヒッピー」、ニコスの「スカルプチャー」などを手掛ける、トップ・パフューマーの一人であるミッシェル・アルメラック。大変にノーブルで円熟味のある、まさにモンブランのイメージに相応しいような一品に仕上がっています。イブニング以降の集まりの席などにぴったりです。
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モンブラン、インディビジュエル・ファム
2018年05月23日
Pierre Cardin, Cardin pour Elle
ピエール・カルダンのカルダン・プールエル。1976年発売の女性用香水です。
一度デッドストックになって再販されたものです。香りは、ハイ・クラシカルなシプレー・ノートの香調がベース。
- トップ: ベルガモット、アルデハイド、クミン、クローブなど
- ミドル: ローズ、ジャスミン、イランイラン、オーク、シダーなど
- ラスト: アンバー、ムスク、ラブダナム、オークモス、サンダルウッド、ベチバーなど
プロデュースは、カルバン・クラインやエスカーダ、グッチなどの香水ラインでもおなじみのCotyです。きっちりとまとまったクラシックな香りですが、シプレーの中ではかなり濃いめのトーンで、ローズやウッディー系の香りが全面に出るところはオリエンタルな情感です。秋冬のシーズンに向いている印象で、イブニング以降のムーディーなシーンにベストマッチすると思います。ロング・ラスティングなところも好ポイントです。
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ピエール・カルダン、カルダン・プールエル
2018年05月21日
Louis Vuitton, Rose des Vents
ルイヴィトンのローズデヴァン。2016年発売の女性用香水です。
創業以来、旅人に寄り添ってきた「ルイ・ヴィトン」が「旅」をテーマにした香りで、プロヴァンスの香水産業の中心地、グラースのアトリエで4年の歳月をかけて完成された7つの香水の中の1作です。CMにはフランス人女優、レア・セドゥが起用されています。香調はフローラルがベース。
- トップ: ブラックカラント、グリーン・ノート、ピーチなど
- ミドル: アイリス、ローズ、ターキッシュローズ、メイローズなど
- ラスト: シダー、オリス、ペッパー、バイオレットリーフ、ホワイトムスクなど
Rose des vents=風のバラと言うような意味で、名前の通りローズ香がよく香ります。調香はジャック・キャバリエ。春から夏にかけてのデイタイムにベストマッチしそうです。
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ルイヴィトン、ローズデヴァン
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