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夏の象徴 ムシキング

回想録シリーズ音符

小学生の夏といえば夢中になっていたものがある。
小学生の頃父親に連れられてよく夜中に雑木林に行った月手には大きなスコップと懐中電灯を持ち、足には長靴を履いて音符

そうして大きなカシの木下で父親は立ち止まり、おもむろにスコップで土を掘り出す。ザク、ザクという音がして湿った茶色い土が出てくる。土を手でほぐすと黒光りした生き物が動き出す星白いうねうねしたやつもいた。もちろんゴキ○リではないですよ(笑)

「あっ、いたいた」

と歓喜の声を上げる僕。そこにはクワガタが一匹いた(*゜▽゜*)白いのはたぶんカブトかなにかの幼虫だろう星と思いとりあえず確保(*^_^*)A



その後に別の木のところに行くと、今度は父親が木にドロップキックびっくりすると木の葉ががさがさと落ちてくるなかにボトッとまたしても黒い物体がびっくり


「やった〜。またクワガタや笑顔
「今日はいっぱい取れたな」




大捕り物をして意気揚々と帰る僕と父。



捕まえたのはミヤマクワガタとノコギリクワガタだった(*>∀<*)ミヤマとノコギリというなんのネーミングセンスもない名前をつけて透明のプラスチックの容器に二匹を入れて飼った。白いのは土の中に入れて育ててみた。

しばらく育ててたまに昼間に土をほじくり出してミヤマとノコギリを戦わせた怒でも二匹はあまり乗り気でないようでいっつも別々の方向に逃げていった汗


その後はちょっと放置して久々にクワガタたちを観察すると、










ミヤマがボコボコにへこんでいたびっくり
黒いキレーなボディはノコギリにやられて傷だらけになっていた落ち込み






ミヤマ「少年、こんな姿をみしちまったな」

僕「ミヤマ、しっかりしてびっくりお前はまだ大丈夫だ」

ミヤマ「自分のことは俺が一番分かってる。俺はもう駄目だ」

僕「そんなことないよ。美味しいゼリーもあるよ。スイカだって食べていいよ」

ミヤマ「ありがとよ。俺が死んだらあの柿の木の下に埋めてく…」

僕「ミヤマ?みやま?ミヤマーびっくり



などというやり取りは当然なく、ころっとミヤマは死んでしまったハート割れ

遺言どうり僕はミヤマの遺体家の柿の木の下に埋めた。ここは家出買っていた生き物が死んだときにいつもその墓場として埋められているからミヤマも寂しくないだろう(´;ェ;`)

小さな合唱をして僕は夏にさよならをした。



今小学生たちの間では昆虫を戦わせるゲーム?か何かのムシキングが流行しているようだが映像で戦わせているようではダメだ。実際にどっちかがボコボコになる。





ちなみに先の白い幼虫はしばらくしてカナブンになったハート割れカブトの幼虫にしてはでかいと思った。



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