監督:クエンティン・タランティーノ 出演:レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット
ラストのバズーカみたいなのが衝撃的。フィクションとノンフィクションが交差。なかなか面白かった。
2024年12月08日
2024年12月07日
「Nomadlandノマドランド」 アメリカ 108分 2020年
監督;クロエ・ジャオ 出演;フランシス・マクドーマンド
アカデミー賞作品賞、監督賞、主演女優賞受賞作品。一気に見てしまった。これ、私が見た中ではトップ10に入る映画だと思います。以下あらすじ。長年企業で持っていた町が、企業倒産を機に、町としての機能が無くなり、ゴーストタウンと化し、郵便番号までなくなってしまう。そこに住んでいた中年(初老?)女性のファーンは、既に夫を病気で無くしていた。社宅を出て、車を改造し、車中泊できるようにし、短期労働をして食いつなぎながら旅をしていた。気丈にふるまってはいるものの、彼女にはどこか悲哀が感じられる。そんな彼女が、仕事場で同じくノマド暮らしをしている人々と出会う。その中のリンダ・メイという女性と親しくなり、RV生活の先駆者的な男性が開く集いを紹介され、参加する。そこでいろいろな出会いがあり、RV生活のノウハウなども知る。人が集うとにぎやかなノマド。しかし、人々が次の場所へと去っていくと、またなんとも言えない郷愁があるのであった。そんな寂しい状況の中、ファーンはパンクにあい、今までに交流のなかったスワンキーという女性に助けを乞う。最初はつっけんどんな印象の彼女だったが、いろいろ助言をくれたり、だんだん打ち解けていく。彼女はガンに侵されていて、余命が8ヶ月くらいとのことだったが、死ぬまでノマドを続け、いつか見た風景(アラスカ?)を見たいとのことだった。彼女と別れ、ファーンも次の場所へ。リンダメイと再会し、ゴルフコースで働く。しかし、トイレ掃除などもあり、なかなか過酷な仕事場。そこで、以前ノマドの集会であった初老の男性(デイブ?)と再会する。彼とは以前ダンスを踊ったことがあり、彼はファーンを気にかけている模様。ファーンも、それがうすうすわかっていてだんだん親しくなっていくが、うまく距離をとっていた。大腸憩室炎になり入院したデイブから別な仕事を教えてもらい、彼も退院後一緒の職場で働いた。そんな中、デイブの息子が訪ねてくる。なんと孫ができるとのこと。しかし息子と関係の良くないデイブはためらっている様子。しかしファーンが後押しし、デイブは息子の住む家へ。彼は一緒に来ないかとファーンを誘うが、そのうち遊びにいくと、ファーンはうまくかわす。デイブが去ったあと、エンジントラブルに見舞われ、2300ドルの金が必要になったファーンは姉を訪れる。姉はファーンの同級生と結婚し、立派な家に住み、安定した暮らしを送っていた。姉はファーンに、一緒に住むよう提案するものの、ファーンは固辞する。若い時に結婚して、すぐに家を出ていったファーン。ここには戻れない、金か必ず返す、と姉に伝え、ファーンはデイブのところへ向かった。デイブは家になじんでいた。孫との暮らしも楽しそうだ。一緒に暮らそう、息子夫婦にも許可をもらっていると、再度ファーンに提案するデイブ。しかし、やはりファーンは自分のRV車で旅経つのであった。一年前の年越し同様、今年の年越しもノマドであった。スワンキーが亡くなり、RV生活の先駆者の男性たちやリンダ・メイと焚火で彼女を見送った。そこで、その男性も息子を5年前に自殺で無くしていることなどを知る。ファーンは夫が天涯孤独なため、彼の生きた証として、ずっとエンパイアという町に住んでいたと語る。ファーンはその後、エンパイアを訪れ、レンタルスペースで預けていたらしい家財道具を一切処分することにし、昔住んでいた社宅に向かう。ゴーストタウンとなった町の中にある社宅。さびれているが、よく見ると中は立派なファン付きのライトや立派なクローゼットなどが見られる。家の裏から山まで広大に続く砂漠が見えるのがお気に入りと話していたファーン。その光景を見て、砂漠の中を歩く。そして、どうやらまた彼女はノマドへ向かうようだ。
とにかく自然の美しさと厳しさに圧倒されます。そして昔、子供として家族といた頃はいかに安全で保護されていたか、対極に歳を重ねれば重ねるほど現実の厳しさ、制限、危うさなどにさらされることが描かれているように思いました。これ、しかもノマドの方たちは、実際に自分たちなのですね。ノンフィクションなのに、ドキュメンタリー風ではなく、ちゃんと物語風になっているところが、すごいです。そして言葉。共感し涙してしまう場面が多数。「思い出は生き続ける」「思い出を大切にしすぎてしまった気がする。」などなど。息子の死に絶望し、どうして生きられようと思いつつも、ノマドの人々を支援することでなんとか生きている、と語るRV生活の先駆者の男性。共感しすぎて涙が止まりませんでした。長い間生きていれば何もないということはないはずです。しかし、何かの役にたっているということが、人の悲しみを救い上げる手立てや支えになっている気がします。
アカデミー賞作品賞、監督賞、主演女優賞受賞作品。一気に見てしまった。これ、私が見た中ではトップ10に入る映画だと思います。以下あらすじ。長年企業で持っていた町が、企業倒産を機に、町としての機能が無くなり、ゴーストタウンと化し、郵便番号までなくなってしまう。そこに住んでいた中年(初老?)女性のファーンは、既に夫を病気で無くしていた。社宅を出て、車を改造し、車中泊できるようにし、短期労働をして食いつなぎながら旅をしていた。気丈にふるまってはいるものの、彼女にはどこか悲哀が感じられる。そんな彼女が、仕事場で同じくノマド暮らしをしている人々と出会う。その中のリンダ・メイという女性と親しくなり、RV生活の先駆者的な男性が開く集いを紹介され、参加する。そこでいろいろな出会いがあり、RV生活のノウハウなども知る。人が集うとにぎやかなノマド。しかし、人々が次の場所へと去っていくと、またなんとも言えない郷愁があるのであった。そんな寂しい状況の中、ファーンはパンクにあい、今までに交流のなかったスワンキーという女性に助けを乞う。最初はつっけんどんな印象の彼女だったが、いろいろ助言をくれたり、だんだん打ち解けていく。彼女はガンに侵されていて、余命が8ヶ月くらいとのことだったが、死ぬまでノマドを続け、いつか見た風景(アラスカ?)を見たいとのことだった。彼女と別れ、ファーンも次の場所へ。リンダメイと再会し、ゴルフコースで働く。しかし、トイレ掃除などもあり、なかなか過酷な仕事場。そこで、以前ノマドの集会であった初老の男性(デイブ?)と再会する。彼とは以前ダンスを踊ったことがあり、彼はファーンを気にかけている模様。ファーンも、それがうすうすわかっていてだんだん親しくなっていくが、うまく距離をとっていた。大腸憩室炎になり入院したデイブから別な仕事を教えてもらい、彼も退院後一緒の職場で働いた。そんな中、デイブの息子が訪ねてくる。なんと孫ができるとのこと。しかし息子と関係の良くないデイブはためらっている様子。しかしファーンが後押しし、デイブは息子の住む家へ。彼は一緒に来ないかとファーンを誘うが、そのうち遊びにいくと、ファーンはうまくかわす。デイブが去ったあと、エンジントラブルに見舞われ、2300ドルの金が必要になったファーンは姉を訪れる。姉はファーンの同級生と結婚し、立派な家に住み、安定した暮らしを送っていた。姉はファーンに、一緒に住むよう提案するものの、ファーンは固辞する。若い時に結婚して、すぐに家を出ていったファーン。ここには戻れない、金か必ず返す、と姉に伝え、ファーンはデイブのところへ向かった。デイブは家になじんでいた。孫との暮らしも楽しそうだ。一緒に暮らそう、息子夫婦にも許可をもらっていると、再度ファーンに提案するデイブ。しかし、やはりファーンは自分のRV車で旅経つのであった。一年前の年越し同様、今年の年越しもノマドであった。スワンキーが亡くなり、RV生活の先駆者の男性たちやリンダ・メイと焚火で彼女を見送った。そこで、その男性も息子を5年前に自殺で無くしていることなどを知る。ファーンは夫が天涯孤独なため、彼の生きた証として、ずっとエンパイアという町に住んでいたと語る。ファーンはその後、エンパイアを訪れ、レンタルスペースで預けていたらしい家財道具を一切処分することにし、昔住んでいた社宅に向かう。ゴーストタウンとなった町の中にある社宅。さびれているが、よく見ると中は立派なファン付きのライトや立派なクローゼットなどが見られる。家の裏から山まで広大に続く砂漠が見えるのがお気に入りと話していたファーン。その光景を見て、砂漠の中を歩く。そして、どうやらまた彼女はノマドへ向かうようだ。
とにかく自然の美しさと厳しさに圧倒されます。そして昔、子供として家族といた頃はいかに安全で保護されていたか、対極に歳を重ねれば重ねるほど現実の厳しさ、制限、危うさなどにさらされることが描かれているように思いました。これ、しかもノマドの方たちは、実際に自分たちなのですね。ノンフィクションなのに、ドキュメンタリー風ではなく、ちゃんと物語風になっているところが、すごいです。そして言葉。共感し涙してしまう場面が多数。「思い出は生き続ける」「思い出を大切にしすぎてしまった気がする。」などなど。息子の死に絶望し、どうして生きられようと思いつつも、ノマドの人々を支援することでなんとか生きている、と語るRV生活の先駆者の男性。共感しすぎて涙が止まりませんでした。長い間生きていれば何もないということはないはずです。しかし、何かの役にたっているということが、人の悲しみを救い上げる手立てや支えになっている気がします。
2024年12月06日
「The witches 魔女がいっぱい」 アメリカ 104分 2020年
監督;ロバート・ゼメキス出演;アン・ハサウェイ(魔女)
なかなか面白かった。教授が魔女について講義?と思ったら、ネズミになってからしばらくたった少年ネズミが子供たちに啓蒙しているというオチ。ネズミになってから大魔女を倒すまでのところがなかなかエキサイティング。ノンストップで楽しめました。おばあさん役の方が良いなあ。
なかなか面白かった。教授が魔女について講義?と思ったら、ネズミになってからしばらくたった少年ネズミが子供たちに啓蒙しているというオチ。ネズミになってから大魔女を倒すまでのところがなかなかエキサイティング。ノンストップで楽しめました。おばあさん役の方が良いなあ。
2024年12月05日
「ニーゼと光のアトリエ」 ブラジル 109分 2020年
実話に基づく話?1944年のブラジル。一人の女性博士が精神病院に勤務することになるが、彼女はロボトミー手術や、患者への暴力に反対し、独自の方法で治療にあたった。自由な服を着て、好きなように行動させた。そして、絵を描かせることで患者に自助能力があるのではと考え、ケアしていく。アニマルセラピーも取り入れたが、そういったことで周りの医者と対立する。しかし、芸術評論家などを味方につけ、世論に訴えていく。患者たちの芸術作品が本当に素晴らしい。
2024年12月04日
「Same Time Next Week 昼下がりの甘いパイ」 カナダ 87分 2020年
これ、いい映画です。妻を事故で亡くしたERの医者と、夫をがんで亡くした本屋開業予定の女性が、病院で出会う。偶然、墓地で出会った二人が、カフェで最愛のパートナーを回顧しつつ、未来へ踏み出していく話。カナダ映画というのが納得。ウェイトレス役の女性、インパクトあるなあ。義妹の婚約者の現場監督の兄さんもイケメン。
2024年12月03日
「The Man in the hat 」フランス 95分 2020年
コメディ。主人公のイケオジが一言も話さないというすごいお話。この俳優さん、イギリスの俳優さんで、「コックと泥棒その妻と愛人」の俳優さんだった。まああの頃は若かったもんな。イケメン俳優、あの映画にそういえばいた気がする。ロードトリップをしているこのイケオジがひょんなことら犯罪場面を目撃し、マフィアから逃れつつ、旅を続ける話。途中で素敵な同じくらいの年齢の女性に出会って恋をしたり、といったなんかほのぼのする話。
2024年12月02日
「セイフティ 〜 最高の兄弟」 アメリカ 2時間 2020年
これもいいお話。実話に基づく。薬中の母がリハビリセンターへ。父は幼い時に家を出て行った。物騒なエリアに一人弟を置くわけにいかず、アメフトの奨学金で大学へ行った主人公は、大学へこっそり弟を連れてきて世話をするが・・・。NCAAの規定でスポンサーとかはダメなのか、地元やコーチなどからサポートを受けていた主人公に危機がやってくるが・・・というお話。
2024年12月01日
「ノエル」 アメリカ 100分 2020年
クリスマス映画。サンタ・クロースには息子と娘がいたが、サンタの死後に跡をついだ兄は才能もやる気もなし。一方、妹は才能もやる気もある。クリスマス直前にサンタである兄が失踪。兄を探しに、エルフの世界からアリゾナ州フェニックスへ。そこで、ヨガ教師となった兄を発見し・・・というお話。ノエル役の子がかわいい。
2024年11月30日
「Clouds クラウズ〜雲の彼方へ〜」 アメリカ 2時間1分 2020年
実話に基づく話。ザックは末期がんを患っていた。プロムまで持つかどうか、という診断だが、化学療法をやめ、精一杯生きる。途中荒れて、彼女や親友、親に当たる時もあったが、ユーチューブにアップしたことをきっかけに、レコード会社と契約、ラジオに曲が流れるなど、次々と夢をかなえていく。若者の病気は本当に気の毒です。感動的なお話。
2024年11月29日
「ソウルフル・ワールド」 1時間41分 アメリカ 2020年
ピクサーのアニメ。こういうのって西洋では珍しいのでは?どっちかというと東洋的な発想かと思います。生きていること、1分1秒に感謝すること。そんな映画ですかね。主人公は音楽教師。しかし、有名ジャズミュージシャンと演奏するチャンスをもらい、浮かれて歩いていた時にマンホールに落下。生死をさまよっている間に、生まれる前の魂の世界へ行ってしまい・・・的なお話。