2015年02月05日
年度末近くになって思うこと
2月となると、3月末で退職となる人の噂がぼちぼちと聞こえてくる。その中には、40代前半という若さで退職する男性職員がいたりする。子供も小学生だし、体調が悪いなら療養休暇をとってなんとかふんばってみればいいのにと自分は思ってしまうが、当の本人はほとんど年休もとらないというから、もう限界なのだろう。何年か前、もうだめと涙目で職場でぼやいていた20代の男性が自殺した。そのことを思ってか、他の同僚も「死ぬこと考えるなら、やめちゃったほうがいいよね。」と一言。自分は、もう定年(60歳)まで10年をきった。30代40代に比べて、肩の力が抜けた気がする。人員が減っていくのに、仕事はふえ、そのくせ給料は、8年前がベストであとは低迷しているせいもあるが、何よりも仕事第一の考えを捨てたことが一番の要因だ。自分にとって何が大切か、仕事・友達・家族・・・ひとつひとつ吟味していくと、最後に残るのはやはり家族だ。家族、特に子供にとって親は責任を持つということもあるが、今は家族皆が健康で日々過ごせることが何よりだと感じている。そう思えば、仕事や外で陰口をたたかれようが何をいわれようが気にしない。何を言われても動じなければ、不思議と受け入れてもらえる気がする。今は、自分が健康でいることも家族を支えることにつながると考え、あまり子供たちの不安定さを深く考えることもしなくなった。決してあきらめたという意味ではない。一緒に生きていき、見守り、日々の生活の中でなんでもいいから良かったと思うことを見つけていってほしい。そう今は切に思っている。
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