FX入門　初心者でも勝てる!

恐怖？急騰急落相場に強くなろう【2】からの続き

りらっクマ：ドル円のチャートを持ってきたよ。

トロ先生：ぉお！やる気が出てきたね。最初のうちは急騰急落相場に恐怖を感じると思うけど、これは慣れで克服するしかないね。

りらっクマ：金利と相場の関係から急騰急落の原因まで復習したので理屈では分かるんだけど…

トロ先生：じゃあ2008年3月のチャートからみてみよう。習うより慣れろだね！

トロ先生：3月17日月曜日。この日を覚えている人は多いんじゃないかな。ドル円最安値を記録した1995年以来の1ドル100円割れが大きなニュースになった日だね。1995年以降、2000年、2005年と101円台で反発していたけどこの日はとうとう100円割れ。

りらっクマ：99.50あたりでこれまで習ったいろんなリスク回避が発動した感じだね。

トロ先生：ｳﾝｳﾝ一目瞭然だね。併せて100円割れが確定した後の99.60〜99.30辺りにタッチしたらドル売りの仕掛けという市場のコンセンサスも形成されていたようです。日足チャートを見ると前週から段階的に下落が始まって3月17日に加速度的に下げ幅が大きくなっているね。この落ち方は良く覚えておきましょう。加速度落下を「ナイアガラ現象」と呼ぶことにします。

りらっクマ：ﾎﾝﾄに滝のようだ！

トロ先生：ただしナイアガラ現象（加速度落下）はストップロスを含めたいろんな指値がある狭い価格帯に集中してしまった結果とも考えられるので、相場の節目になりやすいともいえます。この日の例で言うと3月27日の下げ幅よりも27・28両日の反発幅の方が大きくなっています。

りらっクマ：反発の幅の法則がある程度読めれば、慎重にエントリーしても利益が出そうだね。

トロ先生：まだまだこれだけで勝てるとはいえないね。なのでこういうチャートをたくさん見ていこう！次回もドル円の「ナイアガラ現象」2008年10月のサンプルチャートだよ。

りらっクマ：ﾜｸﾜｸ

恐怖？急騰急落相場に強くなろう【4】に続く。

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昨年は心温まるたくさんのご支援ありがとうございました。
本年もがんばって更新していきたいと思います。
昨年の総括かな？

【もののお値段の話】
あのﾘｰﾏﾝショックももう一昨年の話になってしまいましたね。昨年を振り返ると半年で2倍近くに高騰した石油小売価格が社会問題化しましたね。あるニュース番組での会話です。

経済評論家：「先物取引なんかしてるヤツがいけないんですよ。」

司会者：「日本ほどの大国なんだからもっと石油くらいもっと備蓄しとけばいいんですよね。」

先物取引がなくなると必ず起こるであろう事は現物の買占めです。これも価格高騰をもたらしますが、もっと怖いのは流動性の低下です。株式市場で流動性と言うと小口が増えて株主数が増える事を指します。資金力のある国、団体の買占めによって石油の流動性が低下すると品不足を招き、民間取引でも足元を見て値段を吊り上げるなど、こちらは今日、明日の問題なので10倍20倍にもなりかねませんね。先物取引は違法業者の問題などありますが、報道番組では存在意義も伝えてほしいとも思いました。

ところであなたが飲んでいるペットボトルのお水500mlのお値段はコンビニで140円。販売単位の違いを考えてもガソリンのほうが全然安いことに驚きます。これは国内におけるシンプルな流通（産油−精製−輸送−販売の一本化）が貢献しているんでしょうね。知人のGS経営者はそれはそれで大変なのだと言っていましたが。

【経済活性化のお話】
昨年最も成功したテーマパーク（失礼）は「事業仕分け」でしたね。ニュースやバラエティ番組での某議員の出現率はすごかったと思います。

議員：「自衛隊のりっくんランドは有料にしないんですか？」
防衛省：「・・・」
議員：「来場者を増やす努力とかしてるんですか？」
防衛省：「・・・」
議員：「有料にしても努力すれば来場者を増やせますよ。ほらあのﾈｽﾞﾐﾗﾝﾄﾞなんかすごいんですよ」
防衛省：「努力不足でした」

りっくんランドを有料にすると、入場者が防衛省にお金を払っていいと思う人だけになってしまって、本来のPR目的から外れてしまいますね。

来年の事業仕分けの配信に楽天のバナーでも貼ると税収UPと経済活性化が図られると思いましたが無理ですかね。いやあれは既に「●●党」という独占スポンサーがいたのだという考え方もあるようです。
おしまい。

今から移動しますので3日ほど更新出来ません。
次回は「恐怖？急騰急落相場に強くなろう【3】」から

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いつも当ブログにアクセスしていただきありがとうございます。

さてこのブログのリンク元ですが、殆どがランキングサイトからのようです。
そのうち8割くらいが「にほんブログ村」からです。いまのところ「FXスイング派」と「FXの基礎知識」のカテゴリでギリギリ10番目以内に位置しています。ランキングにご協力の皆さん本当にありがとうございます。

もっとも為替王さんのようなカリスマブロガーになるとランキングは眼中にないようでアクセスの殆どが「お気に入り」からなんでしょうね。またgoogle検索で「為替」と入れただけで、その他のキーワード候補として「為替王」が選択肢がポップアップしてきます。

( �Vﾉｪ�V)ｺｯｿﾘこのブログもめったに検索されないあるキーワードを入れると90万件中1位になります。

最近ちょこちょことgoogle,Yahoo検索からアクセスしていただいていますが、どのキーワードが選択されたのかを調べるのは楽しいものです。その中で気になったのが「FX　すべらない業者」でした。これは伸びるキーワードと思ってブログタイトルを「すべらないFX」にしようなどと思いましたが、すでに超有名ブロガーのスノーキーさんが使用しておりました。

せっかく「すべらない〜」で来ていただいているので、マネーパートナーズをスポンサーにしている以上、以前書いたことを補足しなければと思いました。
スプレッドとかスワップくらいなら分かるという人向けです。

【1.ざっくり「約定」の意味】
自分のPC画面上でドル円がASK90.00と表示されていたので、「買い」ボタンをクリックします。でもクリックした瞬間は業者に注文が届いていません。「約定（やくじょう）」は注文が業者のサーバに届いて、サーバが「OK」を発信したときに成立します。
【2.ざっくり「約定レート」】
約定レートとは言うまでもなくいくらで約定が成立したかということ。仕入れ値みたいなものですが、レートはもちろん業者のサーバがOKしたときのものですから、そのときのレートが90.01なら既に1銭も凹んでいることになります。最近の業者はスプレッドが非常に狭いので、この1銭の凹みが非常にｲﾀｲのです。
【3.ざっくり「すべる」とは】
上記の例だと、約定時に1銭凹んだ場合に「1銭すべった」といいます。正式には「1pipのスリッページ」といいます。
【4.ざっくり「スルー」とは】
業者によってはスリッページの許容範囲が予め決められていていることがあります。これは不測のレートで約定されることはないと言う意味で「擬似すべらない」とも言えますが、スリッページの許容範囲を超えてレートが動くと、約定すらしないという結果を招きます。これを「スルーされた」と言います。「スルー」しない業者は「100%約定保証」の業者と言われます。
【5.ざっくり「すべる」「スルー」の頻度】
私が知りえたユーザー情報の範囲ですが、日によって、業者によって千差万別です。ユーザーにとっては「スルー」の方をより深刻に捕らえているようです。「すべる」の方は約定してしまえば忘れられてしまうのに対し、「スルー」は値動きの激しいときに連続しやすいのでストレスを引きずりやすいのでしょう。私は1日50くらいの注文を出して30くらい「スルー」されたことがあります。
【6.ざっくり「すべらない」とは】
ここまで読んでお分かりかと思いますが「すべらない」とは「自分のPC画面の表示レートで100%約定される。」ということになります。つまりレート変動のリスクを業者が負うと言うことになります。サーバが重くなりやすい業者には厳しいでしょう。
【7.ざっくり「すべらない」だけでよいのか】
「すべらない」業者は注文から約定までの間のレート変動リスクを負いますが、回避方法がひとつあります。レートの変動が大きくなったらスプレッド幅を広げればよいのです。先に保険をかけてしまうわけですね。そう考えると理想的な業者は「すべらない」プラス「スプレッド完全固定」となるでしょう。私の知る限りここまで理想的な業者はないようですが、ここでもスプレッド幅が激しく変動する業者と、極力固定する良心的業者の差が大きいようです。
【8.ざっくり結論】
私は米国雇用統計発表の前後などはスプレッドが広がっても仕方ないかと思っています。注文から約定までの間に20銭幅で値が動くなどと言うことは何度もみています。スプレッド完全固定に拘ってしまうと、極力固定を目指している良心的な業者ほど損失を負う可能性があるからです。そこで結論は「すべらない」「スルーしない」「原則固定スプレッド」がよいということになります。

【自分のPC上で約定価格が決まります。】



りらっクマ：( �Vﾉｪ�V)マネパ褒めすぎじゃね？

※あくまでも「すべらない」をテーマにした結論です。

トロ先生：ここで問題です。りらっクマはプリンの缶詰をアメリカに輸出します。契約で1万セットを10万ドルで売ることになりました。

りらっクマ：それは儲かるね

トロ先生：でも製造して納品するのが3ヵ月後、支払はそのまた1ヵ月後です。

りらっクマ：ｴｰ　その間にドル円のレートが下がったら赤字になっちゃうかも。
　
トロ先生：個人事業者が取引しているとそんなこともあるだろうね。でも株主や従業員を抱える輸出企業はそうは行かないね。

りらっクマ：一時的な円高だけで倒産されたら怖くて輸出企業の株を買えなくなるからね。

トロ先生：企業は決算期末ごとに来期の事業計画を立てますが、輸出企業はこのとき目標となる為替レートを設定する必要があります。簡単に言うと「ドル円レートを90円で想定して営業利益を見積もっているので、それより下がると想定利益を下方修正するかもよ。」みたいな。

りらっクマ：為替リスクを予め開示しておくんだね。

トロ先生：ｳﾝｳﾝなのでドル円が90円付近のときは何もしないけど、そこから下がり始めると対策が発動します。プリンの缶詰で言うと、銀行に行って、契約した分のドル円交換の決済を実際の支払日の前にやっておきます。場合によっては契約が見込める分まで先に決済をするので大金になるね。FXでいうと「支払日にポジション解消予定の、契約金額と同額のUSD/JPYの売り」だね。

りらっクマ：FXを利用すると赤字を回避することが出来たんだね。このようなことが同時に起きるのか。

トロ先生：このような取引は指値で行われるので、指値が一定の金額に集中すると当然同時になります。リスク対策なので指値も各社横並びになっちうよね。

りらっクマ：怖いなー。でもこれって予測できたら利益を出せるかな？

トロ先生：ある程度のラインは予測できるけど、前後に仕掛けが入っていると難しいね。ただ急騰急落が怖いのは経験が少ないだけかも知れないので過去のチャートをたくさん見ることによって克服の可能性があるよ。

りらっクマ：チャート持ってこよう。

次回、恐怖？急騰急落相場に強くなろう【3】は年明けになっちゃうかも。

【おまけ】
加藤征四郎くん：純金積み立てコツコツ♪

トロ先生：かわいいねぇ

りらっクマ：子供に資産運用任せて大丈夫なのか…

トロ先生：そっちかよ。クマがFXやるのとおんなじだね。

りらっクマ：…
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りらっクマ：金利差の大きい通貨ペアを取引するときに最も注意しなければならないことがだんだんわかってきたぞ。スワップ金利派のトレーダーにとっては上昇トレンドより下降トレンドへの転換の方がインパクトが大きいということは常に頭に入れておかなくちゃいけないね。

トロ先生：相場感や値ごろ感でトレードしてはいけないという格言もここではピタリ当てはまるね。「人の噂も75日」というけど初心者のうちは3ヶ月に1回程度起こりえることを「ありえない」と錯覚しがちなので特に注意だね。

りらっクマ：そういえばこの前USDの急騰とEURの急落が同時に起こって「ユーロショック」と大騒ぎだったけど、ユーロドルのレートは3ヶ月前のに戻っただけだったね。

トロ先生：さすがりらっクマ。

りらっクマ：でもさー信用収縮以外にも相場の急変ってあるよね。

トロ先生：ｱﾙｱﾙ。主要通貨の金利差が殆どなくなってくると信用拡大・収縮の大波が小さくなってきて、その上にかぶさっていた中波が大きく見えてくる感じだね。そこにいろんな思惑買いや仕掛けが入ると相場も大混乱。関係ないけど金利差が大きかった時期のデータを元にバックテスト（過去に遡ってプログラムの収益性などを検証すること）しているFX自動売買システムは有効に機能しない可能性があるのでよく注意して選びましょう。

りらっクマ：これは中波かもしれないけど、最近のニュースで「日本の輸出企業が一斉にドル円を売ったのが一時的円高の一因」と言う記事がありました。日本企業が一斉に円高の仕掛けをするなんて・・・

トロ先生：そんなことしょっちゅう起こってるし相場も織り込んでるよ。

りらっクマ：がーん
【急騰急落相場に強くなろう（2）】はすぐに続く
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りらっクマ：ﾅﾙﾎﾄﾞ　不動産の下落と信用収縮と低金利通貨の暴騰が必然的に繋がってるから踏んだり蹴ったりになっちゃったんだな。

トロ先生：ｳﾝｳﾝさっきりらっクマがいいことを言ったよ。結局融資だからほっといても返済があるって。世界経済の信用拡大局面において、ある銀行で毎月100億通貨の新規融資をして90億通貨の返済があるとします。

りらっクマ：銀行を中心に見ると毎月10億通貨の信用拡大だね。

トロ先生：不動産価値の下落で新規ローンが組めなくなったり、担保価値の下落（信用不安の増大）で企業融資を止めてしまったらどうなるかな。

りらっクマ：ﾊｲ！　毎月90億通貨の信用収縮です。ってあれ？

トロ先生：信用拡大のインパクトよりも信用収縮のインパクトの方が大きいでしょ。

りらっクマ：ハッ！そういえば交換レートが暴騰するときの勢いは低金利通貨ほど激しいよね。

トロ先生：ｳﾝｳﾝそうだね。信用収縮は先に拡大ありきだからわかり易い面もあり、相場が織り込むのも早い。最近深夜の経済番組で日本円のことを「安全資産」と言っているのを良く聞きますが、常にそうではなくで信用収縮と低金利通貨のレートの因果関係を言っているんだろうね。

りらっクマ：そういえばこの前、100年に一度とかの信用収縮があったね。

トロ先生：ｳｰﾝ最初の例でG国の銀行がローンを組んだ後、返済を受ける権利を分割して転売していたとしたらどうなるかな。

りらっクマ：資金を減らすことなく次々とローンが組めるね。

トロ先生：ｳﾝｳﾝ信用拡大のアクセルを踏みっぱなしだね。そこで急ブレーキをかけた。

りらっクマ：ひどすぎる。。。

トロ先生：アクセルを踏み始めたのはここ数年の話なので100年分のガス抜きが出来たように思うのはちょっと危険だね。

りらっクマ：そんなときに為替でうまく流れに乗れば大儲けできるか、少なくともリスク回避はできそうだね。まぁいつも一手遅れで後悔するんだけどね。

トロ先生：そうだね。そこで利益を出すか損失を被るか。これは純然たるテクニカル分析の世界だと思ってます。

りらっクマ：は早く教えて！

トロ先生：全然わかりません。

りらっクマ：orz
【恐怖？急騰急落に強くなろう。】は次回に

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りらっクマ：世界経済の信用拡大局面では低金利通貨が下がりやすいということなんだね。ずっとそうだと分かりやすいね。

トロ先生：ずっとそうだと分かっていたら相場（交換レート）は成り立たないって前に言ったでしょ。

りらっクマ：信用拡大が逆転する可能性があるということか。

トロ先生：その可能性が常にあるから相場が成り立ちます。たとえばさっきのローンでりらっクマが手に入れた不動産の価格が急落し始めたらどう思うかな。

りらっクマ：ｴｰﾄ売却したときに大損する可能性があるから、もしローンを払えなくなったときに困ります。

トロ先生：不動産は担保ローン（万一ローンが焦げ付いたら債権者が不動産を売って残額に充当すればいいじゃんという契約）の切り札なので不動産を担保にすると多額のローンが組めます。でもローンが焦げ付いたときに不動産の価値が下落していたら、不動産を売ったあとに借金の残額だけが残る可能性がでてくるね。

りらっクマ：悲惨ダナ。じゃあ不動産価格が下がりきらないうちに売却してローンの一括返済をします。

トロ先生：ﾊｲ！不動産は買ったときの半値で売れそうです。

りらっクマ：ホッ。まだ買い手がいて幸運だったということだね。

トロ先生：でもＪ国通貨建てローンだったよね。

りらっクマ：ｷﾞｸッ

トロ先生：ローンは残高が初期の半分まで返済されていますが、Ｊ国通貨は昨日の暴騰でローン組んだときの2倍になってるのでローン残高は元のままですね。不動産を半値で売ってローンを解約すると半額の借金が残ります・・・ﾊｲ

りらっクマ：不動産を失って無担保の借金（不良債権化確実）が半額残って、信用の収縮だね・・・ってイジメじゃん。

トロ先生：今世界中で起こっています。

りらっクマ：がーん
【そのとき、為替レートはどう動くかについては次回に】

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りらっクマ：主要通貨の金利が下がってつまらないね。

トロ先生：円を中心にみるとそうだね。でも企業の融資や住宅ローンの返済のために、金利が下がってくれたらと考える人の方が今の世の中多いんだろうね。

りらっクマ：なるほど。30年ローンの1%はバカにならないからね。

トロ先生：ところでりらっクマ、ここで問題です。Ｊ国の中央銀行金利が0％、Ｇ国の中央銀行金利が5%とします。Ｇ国でマイホームを建てたいあなたは30年ローンを組むことにします。
出来るだけ金利を低くしたいときはどうするかな。

りらっクマ：ｳｰﾝＧ国通貨でローンを組むと銀行の儲けを入れて10パーセントくらいになりそうだな。。。ｴｰﾄＪ通貨を30年返済で全額分借りてきて、すぐにＧ国通貨と交換して一括払いします。

トロ先生：さすがりらっクマ。Ｊ国中央銀行はどんどんＪ通貨を市中に放っているかららＪ国の銀行は信用のあるりらっクマには儲けを入れても5%程度でどんどん貸してくれるでしょう。

りらっクマ：30年ローンだとドンだけお得だか想像も付かないね。

トロ先生：実際にはりらっクマがＪ通貨を調達する必要はなくてＧ国の銀行がＪ通貨建てローンを5%くらいで組んでくれるので、毎月Ｊ通貨に換算したＧ通貨を返済していけばよいわけで、金利だけ得していくことになります。

りらっクマ：ふんだりけったり、じゃなかった至れり尽くせりですね。でもＪ通貨の価値が突然半分になると、半分のＧ通貨が返済されることになるので銀行は損するのかな。

トロ先生：ｳﾝｳﾝよく気づいたね。だからＧ国の銀行はＪ通貨を1％で借りてＧ国通貨に交換し住宅販売業者に一括払いします。ＦＸ取引で言うとローン残高と同額のＧ通貨／Ｊ通貨の買いだね。そうすればりらっクマにサービスした金利以上の儲けが出ます。低い金利で住宅ローンのお客さんもどんどん増えていくね。

りらっくま：じゃあ逆にＪ通貨が突然2倍になったとしたら、2倍のＧ通貨で払っていかなくちゃならなくなるね。まあそんなことは起こらないか。

トロ先生：今世界中で起きてます。

りらっクマ：ガーン

トロ先生：まあＪ通貨が上がるわけがないと思ったのはある意味正解です。さっきの住宅ローンの例で言うとＪ国中央銀行がどんどんＪ通貨を放っていてＧ国の銀行はせっせとＪ通貨を売ってＧ通貨を買っていたよね。

りらっクマ：世界中で同じことが行われていたらどんどんＪ通貨が下がっていくね。

トロ先生：住宅ローンだけじゃなくて企業の設備投資や繋ぎ資金までも同じ流れだとすると大変だね。学校の社会科で現実に動くお金より信用で動くお金の方が圧倒的に大きいって習ったでしょ。大抵の企業は従業員の給料の総額の何十倍ものお金を信用で回さないと利益を残せません。

りらっくま：でもこの流れは全て融資なのでいつかは戻るよね。そしたら流れは反転するのかな。

トロ先生：個別に見るとそうだよね。だけど経済全体で見ると、経済拡大とともに信用はどんどん膨らんでいくんだ。それを先読みして相場も動く。だから流れはなかなか反転しづらいよね。

【ついに来た！流れの反転については次回へ】


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＠ＧＡＭＥＳという登録無料ゲームサイトで詰将棋のように緻密に麻雀を打ってみました。
麻雀は確率のゲームだけどＣＯＭ相手のときは記憶のゲームですね。

ＦＸはレンジ相場のときは確率のゲームで、レンジを抜けると記憶のゲーム。そんな感じがします。

順位率はダントツながらゲーム数をこなす自信がなかったのでランキングを断念して放置状態。

トロ先生：睡眠時間を削ってやってるようじゃ息抜きとはいえないね。

りらっクマ：ハッ！

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りらっクマ：さっきの話だけど100%の予測なんて気のせいだったかも。

トロ先生：さすがりらっクマ。ＦＸが単なる当日の騰落の予想勝負だとすると55％の的中率があれば天文学的に口座残高が増えていくはずだからね。

りらっクマ：ｳﾝｳﾝ

トロ先生：損切りする、しないということよりも、負けたときに「自分の意に反した取引をしてしまったから。」「損切りできなかったから」と結論付けて納得してしまい、また同じことを繰り返すほうが問題だね。

りらっクマ：そう言われてみるとまた同じ場面に遭遇したときにちゃんと損切りできるかどうか不安。

トロ先生：まあ初心者のうちは大敗の恐怖を体験した直後だけ損切りのことを考えるからね。そのためにマイナスの恐怖や予感を引き金にして「あるポイント」で都合よく損切りできたんじゃないかと錯覚してしまいます。もちろんそんなことは不可能だね。新規取引のときに「あるポイント」など存在しないのと同じ。
プロのトレーダーが一定のラインを引いて「損切り」を勧めるのはトータルリスクを減らすのが最も重要と考えているからで、トータルマイナスをトータルプラスにする効果はありません。

りらっクマ：リスク管理は重要だけど熱くなるとなかなかできないね。

トロ先生：ｳﾝｳﾝこんな法則ってあるでしょ。

【実験�@】口座に1000万円持っているトレーダーにＦＸ業者がキャッシュバックキャンペーンをおこないました。どちらか選べます。
Ａ．応募者全員に100万円キャッシュバック
Ｂ．応募者に抽選で50%の人に200万円キャッシュバック

【実験�A】200万円以上の含み損を出したトレーダーにＦＸ業者が救済キャンペーンを行いました。どちらか選べます。
Ａ．応募者全員に含み損の半額を補填
Ｂ．応募者に抽選で50%の人に含み損をなかったことに

実験�@と実験�Aは期待値計算でいうとほぼ同じキャンペーンですが実際にやってみると実験�@はＡの応募が、実験�AはＢの応募が集中するであろうという理論です。

りらっクマ：ハッ！それよく分かる。って自分のことじゃんorz

トロ先生：いや、みんな同じだから大丈夫。

りらっクマ：どうすれば冷静になれるのかな。

トロ先生：プロのトレーダーだってそれが出来ないからリスク管理と割り切ってラインを引いているんだね。システムトレードの導入も一法です。勝てる人ほどリスク管理をしっかりやって取引機会を減らさないことを重視しますね。

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【続編】
騰落の予想判断が途中で変わってポジションを整理するのはここで言う損切りとは違いますので念のため。

ちなみに上記法則を利用したスロット攻略法詐欺があるようですね。
ウソのスロット攻略法を3万円で売る→利用者から苦情を受けると技術が足りないせいにして誰にでも出来るウソの攻略法を30万円で売る→利用者から苦情を受けると店に対策されたと言い特別に最新機種の情報をと100万円で売る→苦情を受ける頃には電話不通