現役ケアマネ　介護の仕事

ご主人の担当をしていて、次は、奥さんの介護保険の新規申請の支援。

先週訪問すると、この奥さんが電話中で、お金の話しをしていました。床には、銀行の通帳が置いてありご主人に「誰と話してるの？」と確認すると、「税務署」税務署が金額教えるか、オカシイ詐欺か

電話が終わり、認知症の奥さんに誰と話してたのと確認したところ、忘れてました。確定申告の用紙を持って来て、税務署と話してたと...

ご主人も硬膜下血腫があるようで、うまく説明できないし、内容を理解できてなかった。ヤバイです

そして、本日も奥様の担当者会議で訪問しました。上記の件をご主人に確認すると、「詐欺だった。口座番号まで教えてしまい、銀行窓口に行き、口座番号を変更して欲しいと伝えたところ、暗証番号は伝えてないから大丈夫」と言われ、口座番号は変更してくれなかったそうです。夫婦そろって、理解できてないのだから、暗証番号教えてないとは言い切れないのだが今のところは、お金は、引き出されていないみたいで、ホッとした。

夫婦そろって、ヤバイ人の担当になったもんだ。今でも、問題だらけで困っているのにどうしよっ。助けてくれっ

3/18,19は、有給を取り3泊4日で琵琶湖に泊まり、京都・奈良・滋賀をレンタカーで巡ってきました。

どこも素敵できたが、奈良県の明日香村が個人的には、最高でした。サイクリングで巡りたかった。

旅行の余韻も束の間

連休に入る前に利用者から「骨折した」と連絡が入り、訪問し話を聞くと股関節を骨折。複数の病気があり、病院で手術はできないと言われたそうで、自分でも「入院しない。手術はできない。施設入所もしない。動けないけど、ヘルパー増回しない。歩行器の希望あり...医師がケアマネに相談するように」と言ったそうで？？？連休前だったので、訪問診療に連絡し「本人が歩行器を希望しているが、骨折して動けないのに歩行器を利用してもいいか」確認しました。すると「次の訪問診療で、医師が歩行器を使っても言いと言うまでは、」と確認しました。そのことを伝えると、本人は「じゃ、自分で借りればいいのね」と。その場合、「転倒して寝たきりになっても、自己責任でお願いします。」と伝えました。
この利用者、自分が思ったことをダメと言われても自分の意見を通します。それで、人のせいにするので、そのように伝えました。

そして、案の定、私が連休明けに出勤したところ、管理者が歩行器を手配したと...。そして、通院するのに付き添いが欲しいらしい。←この件は、本人が知人に頼むと旅行前に確認済みで、自分で何とかすると話していた。明日明後日の通院付き添いのヘルパーの手配は、無理。ケアマネを当てにされても、丸1日の通院付き添いは、お断り。（通院付き添いは、基本しません。自分の仕事で、手いっぱい）なかなかずる賢い人で、自分でタクシーも知人に付き添いを頼むことも出来る。電動車椅子もレンタルしていて、病院までは、電動車椅子でも通院できる距離。自分勝手な人は、まともに相手してられないです。

手術できないと言われて、何のために通院しているのか、よくわからない。

認定調査の立ち合いました。この方、現在、要介護1の人です。話し方は、はっきりしており、脊柱管狭窄症や狭心症等の既往あり。

まだ、担当して3ヶ月程度です。先月までのモニタリングでは、買い物は、親族がしてくれている。お風呂は、一人じゃ怖いから、親族が来た時に入っている。掃除は、屈むと腰や膝が痛いから、できないので、訪問介護を利用している...のはずが、調査員に質問されると、買い物は、近所のスーパーにシルバーカーで独りで行く。お風呂は、1日おきに入る。敷居は、ヘルパーができないので、床に座り自分で拭いている等、私に話す内容と全く違うのです。初耳じゃんか。

調査員に話していることと私に話す内容の、どっちが本当なのか？取り繕いは、あるみたい。

こういう利用者って、意外に多いのです。

やたら、要支援の結果が出ることが多いので、管理者に年内要支援は、もういらないとはっきり伝えた。事務所としても、直接、要支援は、受けない方向と言うことなので、今まで通り委託で担当することになる。

訪問介護の報酬が4月から下げられるので、訪問介護事業所も困惑してる。加算取るのに書類が面倒と。近隣の居宅では、ケアマネ退職者がここ数ヶ月で何人も出てる結構、やばいんじゃない。

私は、マイペースで行きます。では

ケアマネになったばかりの頃に要支援で担当していた利用者様が先日、他界されました。

私は、ケアマネになり、1度だけ転職をしているのですが、転職先に要介護となり、私の手元に戻ってきた方です。とてもきれい好きで、寝込むほどの体調不良でも、何とか起き上がり、箪笥やキッチン棚にクイックルワイパーをかけていました。ここ3年くらいは、体調不良のたびに施設入所の話しが出て、「施設なんて入りたくない！」と話していました。しかし、今回は、自分の死期を感じたのでしょうか？「施設に入ってもいい。」と言ったのです。

もうすぐ100歳でしたが、透析が必要な状態で、もちろん、高齢で治療なんてできない。入院が先になりましたが、その後、施設に入所しました。しかし、1ヶ月経つか経たないかで、ご逝去されました。

高齢ですが、人に気遣いができ、尊敬すべき人でした。また、会うことが出来ないのが、寂しいです。この方には、「縁」を感じていたので、一番私の記憶の中に残ります。

昨年の夏頃に新規で担当し、1週間で入院した方は、元気になり、車椅子を使えば外出できるまで回復しています。しかし、この入院した時に犬を飼っていたので、犬友にずっと預けたままで、自分の家に戻したいけど、今度は、ガンの疑いがあり、また、入院となると犬の面倒を見ている場合ではなくなるし、犬もあちこち行ったり来たりだとストレスが溜まるだろうと本人なりに考えていました。

ところがです、犬友さんの体調不良や犬友さんは犬を2匹飼っていたこともあり、預かっている犬は、「もう、これ以上、面倒見れない」と言われてしまい、飼い主が面倒見れないなら、犬友さんの知り合いに犬を飼いたい人がいるので、この人にあげると言う話になっていると...。

元の飼い主は、「何で、勝手にあげるって話しになってるんだ！」と怒っていましたが、私は、この話しを聞き、仕方ないと思ってしまった。

ケアマネって、介護保険のことが仕事のはずですが、関係ない相談が多く、「そんなことは、私の仕事じゃない」とは、言い難い場合が多い。

この件は、本当に最後まで可愛がってくれる人に犬の面倒をお願いしたほうがいいと思いました。

新人ケアマネが担当者会議の後に電話で照会をしていたと...。教育担当のケアマネは、無駄話しが多いから、肝心なこと教えてないかもねと。

他のケアマネは、間違ってるの知っていても、教える担当ではないので知らん顔。（冷たい）聞いて驚いた。

介護保険の改定では、管理者や主任ケアマネがいても、変更点等の連絡は一切なし。自分で調べるか、包括か他の事業所の知り合いのケアマネに確認するしかない。新人には、キツイですね。


やはり、私が働いている地域でも、ケアマネの募集をしても誰も応募してこないと聞きました。どこのケアマネも件数いっぱい（キャパいっぱい）で新規受けられないんじゃないかと他社のケアマネが話してた。私が定年になるまで、介護保険もたないんじゃないか

折り返しのをかけたところ、「夫が亡くなったの」と...。危ない危ないと言い、1年くらい頑張っていました。

ところが、ケアマネに「次からは、介護保険料1割負担になるでしょ？遺族年金は、いくらかしら？株は、どうなるのかしら？」と介護保険とは、関係ないことまで聞かれ、遺族年金は、とりあえず役所に確認したらどうですか...株は、窓口があれば息子さんに行ってもらったらどうですか...等。まっ、本人は、外出できない状況なので、葬儀にも出ないらしい。

相続のことまで聞かれました。


要支援の担当者会議で、包括ももちろん参加。その時に3月のモニタリング訪問の予定を確認していたら、「私、この日旅行で休みなんです」と伝えたところ、包括にびっくりされ******（そうね、ケアマネの皆さん、連休何て、ほとんど取らないもんね。」私は、有給全部消化しきれないけど、毎月取るのです。高齢者のために生きてる訳じゃないです。いくら、ケアマネが足りなくても、有給はもちろん取ります。できるだけ定時で帰れる件数しか担当するつもりないです。【この仕事を続けるには、重要です！】

そういえば、研修で、ケアマネが困って包括に相談しても、何も解決できない。一人で悩んで、とてもツライと。

その通りです。

ケアマネを守ってくれる相談窓口が欲しいです。最悪、訴えられそうな面倒な利用者や家族の会話は、自分を守るために録音することも必要かもしれませんね。

問題になりそうな利用者は、事細かく経過記録に入力していますが、驚いたことにその経過記録（その人の保険情報すべて削除されていたことが実際にありました。）利用者が役所にケアマネの苦情を言いに行き、その苦情を聞いた役所職員が私に確認のをしてきて、事情を話たところ「そのようなことなら、本人が理解できない」と納得し、利用者は憤慨していました。役所にも冷たくあしらわれたのでした。しかし、事業所も面倒な話になると、利用者情報を全部削除してしまうんですね。驚いた。

以前働いていた職場では、主任ケアマネが担当していた利用者からケアマネを変更して欲しいと言われ、私に変更になったことがありました。この主任ケアマネは、ショートステイのことで何かやらかしたようで、利用者からの話を経過記録に入力しましたが、なんと、経過記録が修正されていたのです。この主任ケアマネが自分が悪くないように書き直していたのです。再度、私が書き直しましたが・・・。油断できないわ。

このような経験から、私は、できるだけＵＳＢにバックアップを取るようにしています。

利用者だけでなく、職員同士の人間関係も複雑だから、どんどん介護職が減るのも仕方ないと思います。いいことは少ないですが、楽しいことがあるから今まで続いているのだと思います。

毎度、事例検討の研修に参加しました。その時、包括職員の話しが聞こえてきました。4月から予防支援の指定を居宅支援事業所でも受けられるようにして、地域包括支援センターの業務負担を少なくするという聞き捨てならない介護保険改定の内容。

これ、まるで居宅のケアマネが暇みたいに聞こえるんだけど。私らは、居宅ケアマネは、
・昼飯も食えない程忙しいことが年中ある。
・人によるけど、休日出勤・在宅ワークや残業、毎日の人もいるかも残業代なんて、でない
・トイレにも行けないことがある
・年がら年中、研修
・更新研修は、自腹
・介護以外のマイナンバーカードの申請やコロナワクチン接種の手配（私は、すぐには動かなかった。どーせ、ワクチンがみんなに回るようになれば、訪問診療で接種できるようになると思ってたから）マイナンバーカードを失くしたら、ケアマネがまた紛失届を出したり、再発行手続きをするのかと思うとゾッとする。まっ、ギリギリまで様子見る。
・配食弁当届けて本人いなけりゃ、ケアマネに連絡が来る等、包括より忙しいけど。
何でもかんでも、居宅のケアマネに連絡くれなくていいから。

居宅も直接、要支援を受けられるという件。うちの事業所は、直接受けられるように届け出すると管理者が話していましたが、包括の人の話を聞き、結構面倒なので、要支援は直接受けないほうがよさそう。周りの事業所も様子見らしいと話したところ、届け出止めようと言うことになりそう。もうこれ以上、負担かかるのはご免ですから。
頑張る人は、頑張って下さい。

要支援の人のアセスメント中に2回くらい会社携帯が鳴り、事務所に戻ったところ伝言メモが置いてあった。訪問診療の事務からの伝言で、折り返してみると、「〇〇さん、膝の痛みが続いているから、すぐに整形外科に連れて行って欲しい」と。私は、先週訪問して、膝の痛みのことは知っており、「訪問診療から、痛み止めと湿布が処方されている」と確認済み。「緊急ではなさそうだし、ヘルパーが開いているところで対応する」と伝えたところ、今週中に整形外科に連れて行って欲しいと。「今週って、明日しかないから、それは難しいでしょ」と話すと、しつこく同じ話しを繰り返す。「それ、医師の指示ですか？何のために訪問診療が入ってるんですか？」と言ってしまった。

その後、訪問看護から、整形外科通院の件で「どうなりました？」と連絡が入り、「先週、私が訪問したところ、膝を捻ったみたい」と本人が話していた。訪問看護も「私も聞いてます。訪問診療が来月祝日があり、この後、1ヶ月後の往診となるので、私（訪問看護）が受診するよう」に話したとのこと。この人、精神疾患あること知ってますよね。何か不安なことがあると、鬼電が始まる。膝の件は、緊急性がないし、生活保護の利用者で自費のヘルパー利用になるから費用も高い。あまり、不安になるようなことは言わないようにと注意してしまった。

結局、本人は、整形外科に行く必要はないと話していたけど、一度ヘルパー付き添いをl断ったけど、「やっぱり、不安になるので整形外科に連れて行って欲しい」とヘルパーからメールが入っていた。ヘルパーさん、慣れているから、この人の対応がうまい。ちゃんと、通院の調整をしてくれていた。感謝

訪問看護は、やたらと新規オープンしてるけど、精神疾患ありの人や認知症の人の対応ができない看護師が多くて困っています。せっかく、何ヶ月も何年もかけて、サービスを落ち着かせても、スタッフが変更になると、また、大変になる。明日は、他の精神疾患ありの利用者の訪問診療導入の立ち合いです。少し、春めいてくると、精神疾患ありの人は、なぜか普通じゃなくなる。

頼むから、いちいち、本人が不安になるようなことは言わないで欲しい。