ママ友、「あの子連れのお母さん、どこへ行くと思う?」
私、「分からない」
その子連れのお母さんが入って行ったのは、見た目が普通の一軒家。
私、「あの家が、どうかしたの?」
ママ友、「あの家で、子供達に〇〇を教えているの」
私、「へえーそうなの」
ママ友、「でも、以前、近所から子供達のことでクレームが入ったらしいの」
私、「そりゃそうでしょ、近隣からすれば、知らない子供達が集まって来れば良い気がしないでしょ」
ママ友、「クレームが入っているのに、〇〇を続けるって凄くない?」
私、「強心の持ち主ね」
ママ友、「でしょ、私だったら、近隣からクレームが入ったら続けられないわ」
私、「通わせている保護者も強心よね?」
ママ友、「そう思うでしょ」
私、「貴方は知り合いなの?」
ママ友、「知ってるけど、関わらないようにしている」
私、「近隣トラブルを起こすような保護者は、学校にマークされるから、関わらないほうが良いわよ」
ママ友、「私のママ友も、あの人達には関わらないと言っている」
私、「何かあったの?」
ママ友、「クレームを言って来た人に対し、嫌がらせをしたらしいわ」
私、「どんな嫌がらせをしたの?」
ママ友、「わざわざ子供達を集めて、クレームを言って来た人の家の近くで騒がせたらしいわよ」
私、「そんなことをする人だから、他のママ友からも嫌われるのよ。近隣トラブルを起こした人のところに、子供を預ける保護者もオカシイわね?」
ママ友、「でしょ」
私、「子供を預けている保護者は、自分の家では近隣トラブルを起こさないようにしているのよ、こういう人が一番ズルい」
ママ友、「そう思う」
私、「問題を起こす保護者のことは、学校は分かっているのよ」
ママ友、「そうなの?」
私、「先生は、どの生徒とどの生徒が仲が良いかは分かってるのよ。反対に仲が悪いのは誰かも分かっているため、問題を起こしそうな生徒同士は同じクラスにさせないでしょ」
ママ友、「自分の家の近所に、子供達が集まる家があるのは嫌だわ」
私、「学習塾経営で大変なのが近所からの苦情。おそらく、子供達に〇〇を教えている、あの家も近所からクレームが入らないように気を遣っているわよ」
ママ友、「それなら良いけど」
私、「気を遣っているなら、それで良いの?私は嫌だな、家の近くに子供達が集まる家があるのは」
ママ友、「どうして?」
私、「気を遣うことは大変よ。最初のうちは気を遣って子供達が騒がしくしないよう努めていても、次第に子供達は騒ぐようになるわよ。そのことを注意したら、注意をしたほうが悪者扱いされるのよ」
ママ友、「女って、そういうところあるわね」
私、「子供を預けている保護者が、あそこの家はウルサイとかママ友連中に言いふらすわよ。類は友を呼ぶと言うから、子供達に〇〇を教えている者も、その者に子供を預けている者も似たようなレベルの人達。見ててご覧、近々、近所トラブルになるから」
ママ友、「近々っていつ?」
私、「クリスマス辺りよ」
ママ友、「どうして分かるの?」
私、「クリスマスには子供や保護者達を集めてパーティをするからよ、そうなれば、家の前や公園に迷惑駐車をするわ」
ママ友、「迷惑駐車したら近隣から苦情が入るね?」
私、「どこに苦情が入ると思う?」
ママ友、「子供達に〇〇を教えている家じゃないの?」
私、「迷惑と分かっていても迷惑行為をする陰湿な人に苦情を言っても意味が無いのよ。学校から指導をしてもらうために、子供達が通っている学校に苦情を言うのが一番効果的なのよ。そうすれば、学校側は、どの保護者が問題なのか把握するから」
ママ友、「学校に把握されたら、保護者面談は辛いね」
私、「それが狙いよ」
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