布団を叩いていたのは、学生時代から仲が良い近所に住む友達(幼馴染み)。
会話をしなくても、布団を叩く音で、友達が何を言いたいかは理解できる。
パンパンと友達が叩いたため、食事に誘われたと思い、私はOKのつもりで布団をパンパンと叩いた。
暫くすると、その友達が来て、「あー、今朝は食べ過ぎちゃった」。
私、「さっきのパンパンは、食事に行こうではなかったの?」
友達、「違うわよ、ウォーキングに行こうのパンパンよ」
仕方がないため、友達と私達のウォーキングコースである維摩池へ行った。
友達、「あれ見て?」
私、「あれって、帽子を被っているオジサンのこと?」
友達、「そう」
私、「あのオジサンがどうしたの?」
友達、「帽子を被って暑くのかしら」
私、「太陽が熱いから、帽子を被っているんじゃないの?」
維摩池の遊歩道を友達とウォーキングしていると
友達、「さっきのオジサンを見て」
私、「あのオジサン、何をしているの?」
友達、「鳥にエサを与えているのよ」
私、「鳥にエサをあげてはダメって書いてあるでしょ?」
友達、「書いてあっても、エサをあげる人がいるのよ、維摩池には」
維摩池にエサを撒くから、鳥だけでなく、魚もブクブク太っている。
私、「あのオジサン、暇なのよ」
友達、「暇なら働けば良いのに」
私、「どこも雇ってくれないのよ」
友達、「だったら、自分で起業をすれば良いのに」
私、「そんな能力がある人は、禁止されているエサ撒きはしないわよ」
そのエサ撒きをしているオジサンがどこに住んでいるのか尾行してみると、維摩池の東側にある階段を下り始めたのだが、途中で土手の芝(正しくは刈ってある雑草)の上を歩き出した。
いつも、そこを通るのか、オジサンを通る土手は、芝が剥げていた。
友達、「あのオジサン、帽子を被っているのは、禿げを隠すためよ」
私、「私もそう思う」
「禿げ」のオジサンが土手に「剥げ」を作るのだから、私と友達は大爆笑。
大爆笑したらお腹が減り、その後は〇〇で食事をした。こんなんだから、私達はいつまで経っても痩せられない。
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