同じ病気を患った者同士で励ましあっていたのだが、再発をした者は患者仲間から距離を取るようになった。
どうして私だけ再発をするの?
私が何か悪いことをした?
と、自暴自棄になる気持ちは良く分かる。
結局、再発をした者は、最後まで一人だった。
明日は我が身、と思いながら家に帰ると
家族、「検査はどうだった?」
再発をした者のことを思うと、容易に「良かったわよ」とは言えなかった。
退院はしたものの、現在も経過観察中の立場。
一人でいる時の思考は、メトロノームの針の動きのように、現状と再発を繰り返す。
再発をした者は、針がどちらに動いても、マイナスな思考なのだろう。
私はカチカチの音が怖くて、寝室には時計を置いてない。
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