診察室から出て来た友人は不機嫌そう。
私、「どうだったの?」
友人、「腹が立つ」
私、「何か言われたの?」
友人、「診察を受けるのに、メイクをしてくるなと言われた」
友人の診察を行ったのは女医さん。
医者の立場からすれば、患者が化粧をしていたら病状の判断がしにくいのだから、女医さんがメイクをしてくるなと言うのは理解出来る。
友人の支払いが済むまで待合室で待っていると、派手なメイクをした人に「久しぶり」と声を掛けられた。
私、「???」
派手なメイクをした人、「分からない?」
私、「ごめんなさい、ちょっと分からない」
派手なメイクをした人、「私よ、同じ病室に入院していた」
私、「もしかして、〇〇さん」
派手なメイクをした人、「そうよ」
入院中はスッピンしか見てなかったため、メイクをしたら別人に見えた。
私、「元気そうね」
〇〇さん、「無事に退院出来たから、これからは誰にも遠慮せず好き勝手に生きてこうと思ってるの」
私、「それで良いのよ」
〇〇さん、「具合はどう?」
私、「ボチボチかな。好きに生きられる貴方が羨ましいわ」
〇〇さんがいなくなると、入院中にお世話になったベテラン看護師さん「心配だわ」
私、「どうかしたの?」
看護師さん、「〇〇さん、マッチングアプリを利用しているらしいの」
私、「本当に!?」
〇〇さんはキレイな人だが、結婚しており幼い子供もいる。
〇〇さんが、元気なのに病院に来ていたのは、病院の駐車場を利用するため。
マイカーを駐車場に置いた〇〇さんは、旦那さんではない別の男の人が運転する車に乗り、何処かへ行ってしまった。
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