黙ってられるか、ボケ！

若いママさんが、「どこか良い学習塾はない？」と聞いて来た。
学習塾選びは、受験をするかしないかで、変わってくる。
進学校に合格した友人の子供が通っていた学習塾を紹介すると、「その学習塾は月謝が高い」と言われた。
月謝？
学習塾に、月謝を支払って通うつもり？
子供が進学校に合格した友人は、その学習塾に子供を通わせるのに1円も支払ってない。
学習塾のほうから、「お子さんを、うちの学習塾に通わせて下さい。月謝は要りませんから」と言われたらしい。

学習塾は、合格実績を高めることで生徒が集まるため、優秀なお子さんからは月謝を取らない。
月謝を取らないだけでなく、学校の推薦枠をくれる、学習塾なのに。

可愛い子が芸能プロにスカウトされるように、勉強やスポーツが出来る子は学習塾や学校にスカウトされる。

ぶっちゃけ、尾張旭から通える範囲に、わざわざ受験させるまでの中学校は2校しかない。
とはいっても、この2校でさえ、全国的な知名度は低く、交通費を使ってまで通わせるレベルにはない（私見）。
確かに、愛知県内ではトップレベルの学校だが、生徒のレベルの差が激しい。
身内にも、この学校の卒業生がいるが、多感な時期に勉強しかしてこなかったため、人間としてはポンコツ。

学校の先生なら、どこが良い学習塾なのかは知っているが、公立の先生の立場で民間企業である学習塾の紹介は出来ない。

以前、〇〇で先生をしている友人に、どこか良い学習塾がないか聞いてみると、反対に「私に紹介して」と言われた。
なぜなら、友人は60歳で定年退職するため、年金が出るまでの5年間を働かなくてはならないから。

定年退職してから年金が出るまで、退職金を取り崩してしまうと、老後の生活に不安が出る。
定年退職した先生は、再任用され教員を続けられるが、学習塾の講師になる先生は、まずいない。
なぜなら、学校の先生では、講師の仕事が務まるスキルが無いから。

65歳になると年金だけで生活をしないといけないため、定年退職した先生が集まると必ず「何か良いアルバイトはない？」と聞いて来る。

あるよ！

定年退職して数年しか経ってないと、顔見知りの先生が学校に残っているため、影響を及ぼせる。
影響を及ぼされる現役の先生からすれば迷惑なのだが、定年退職間近の先生だと、老後のことを考えて、定年退職した先生の言うことを聞いてしまう。

とは言っても、影響を及ぼせるのは、現役の時に働いた自治体の学校だけ。
自治体が違うと、なんの影響も与えられない。
知り合いがいるくらいでは、なんの影響も与えられない。

年金生活者の先生は、少額のアルバイトでも、張り切ってやってくれるから有り難い（笑）。