このようなことは珍しくないため、旦那も子供も箸を止めない。
私、「ご飯は食べたの?」
A、「ご飯どころじゃないわよ」
私、「どうしたの?」
A、「コレ見て」
見せられたのは、米国のテクノロジー企業が銀行口座を作り、金利を年4%以上とするスマホのニュース記事。
私、「後にして!」
私がキレ気味に言ったのは、財テクのことは旦那には一切話してないから。
旦那が仕事に出掛けると、
私、「いつのニュースよ」
A、「知ってたの?」
私、「知ってるわよ」
A、「知ってたなら、どうしてコレにしなかったの?」
私、「口座開設出来るのは米国内居住者に限られているからよ」
A、「なーんだ」
Aの御主人は、冬のボーナスが出ず、夏のボーナスもイマイチだったらしく、Aが財テクに興味を持ち出したのが今年の春。
そんなAに私が勧めたのは米国債。
国債は、大きくは儲けられないが、確実にリターンが見込める。
しかし、米国債の場合だと為替の問題があり、購入時より円高になると、ドルを円に替えると損をする。
ドルのまま持ち続ければ、損になることはない。
以前の私は、株価指数に連動する投資信託をしていたのだが、世界的にコロナウィルスが流行すると思い、高値で売り逃げた。
とは言っても、ドルで運用していたため、儲けたドルは全て米国債を購入。
米国債は利回りが5%ほどあるため、主婦のお小遣いとしては十分。
旦那が定年退職したら、年金だけで生活しなくてはならないため、米国債は利付債ではなくストリップス債。
30年後の償還なら、100万円の米国債が30%ほどで買えるため、1000万円分の米国債を買っておけば、30年後には3000万円になっている。
もちろん、為替の問題はあるが、現在150円ほどの1ドルが、70円のドル高になっても、30%で買っているのだから償還まで持てば確実に儲かる。
Aは、アメリカがデフォルトしたら米国債はどうなるの?と心配しているが、アメリカがデフォルトするなら、世界中の国もデフォルトする。もちろん、日本も例外ではない。
米国債を買ったAは、為替のニュースばかり見ているが、主婦が見たところで世界情勢が変わるわけではないから、私は一切見ない。
A、「老後はハワイで暮らそうね」
私、「・・・」
絶対イヤだ。暮らすなら日本語が使えるところが良い。
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