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2022年09月09日

古からの勅祭社「香椎宮」へ

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情報


名前:香椎宮
住所:福岡市東区香椎4丁目16−1
創始:200年又は724年
社格:官幣大社
御祭神:
   主祭神 
    仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)
    神功皇后(じんぐうこうごう)
   配祀神
    応神天皇(おうじんてんのう)
    住吉大神(すみよしのおおかみ)
御神徳:世界平和、国家安寧、安産育児、子授け、芸能上達、厄除け開運、武運長久、成功勝利、
    清祓、外交、除災招福、海上安全、交通安全、土木治水
御朱印:有



由緒


日本書紀』『古事記』によると、仲哀天皇8年に天皇は熊襲征伐のための西征で筑紫の行宮の橿日宮(かしひのみや)に至ったが、仲哀天皇9年に同地で崩御したという。

香椎宮の社記『香椎宮編年記』によれば、その後養老7年(723年)2月6日に神功皇后の神託があったため造営を始め、神亀元年(724年)12月20日に廟として創建されたとする。

現在の香椎宮社伝では、仲哀天皇9年時点ですでに神功皇后の手で仲哀天皇廟が建てられたとした上で、さらに養老7年の皇后の託宣により神亀元年に皇后廟も建てたので、これら二廟をもって創建とし「香椎廟」と総称された、としている。


後述の通り、創建当初から10世紀中頃まで香椎宮は文献では「」すなわち霊廟として記され、他の神社とは性格を異にする。

参考資料:Wikpedia


天皇・皇后の神霊を祀るという性格から、戦前の近代社格制度においては最高位の官幣大社に位置づけられ、現在も勅祭社として10年に一度天皇からの勅使の参向を受ける神社である。

境内の社殿のうち、特に本殿は江戸時代後期の再建時のもので、「香椎造(かしいづくり)」と称される独特の構造であり国の重要文化財に指定されている。

祭事としては、10年に一度勅祭が斎行されるほか、現在も仲哀天皇・神功皇后の命日に神事が行われている。








散策


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道路側の鳥居から参拝します。


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境内に入り、一番最初に出てくるのは、しょうぶ池です。

池の中之島、辨財天社の市杵嶋姫命は財運・開運招福・芸能上達の御神徳があると伝えられます。


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右手にあるお茶屋さんを過ぎると、立派な楼門が出てきます。


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こちらは、手水舎です。

身を清めます。


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階段を登ると空気が変わる感じがします。

神域なのでしょうか。

拝殿まであと少し。









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最後の階段と門が出てきました。

拝殿が見えてきました。


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拝殿にて、日ごろの感謝をお参りしました。

毎年お正月に、お参りに訪れる神社で、普通の日にお参りは初めてです。


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本殿を撮影したかったのですが、改修中でした。

残念。


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奉楽殿の太鼓です。

祭典奉仕、または演奏会(雅楽・香椎宮大神楽等)で御披露頂けます。


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本殿の案内板です。

本殿は724年に建立され、1801年に第十代福岡藩主黒田斉清(長頼)により再建された「香椎造」という名の日本唯一の建築様式です。

入母屋造平入に切妻屋根が複雑に連結し、正面の大千鳥破風、左右の車寄せなど、変化に富んだ造りとなっています。


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古代より朝廷の崇敬が極めて厚い神社に天皇陛下よりの御幣物を奉り、御祭文を奏上する方を勅使とよび、その勅使を迎えて執り行う祭儀を勅祭といいます。

香椎宮は全国に十六社ある勅祭社の一社です。当宮勅祭は十年毎に執り行われています。


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摂社・末社の巻尾神社。

仲哀天皇・神功皇后に仕えた五大臣の中臣烏賊津大連命(なかとみのいかつおおむらじのみこと)をお祀りし、勝負運向上 武芸上達の御神徳があるとされます。


これから、境内を一旦離れます。

理由は、香椎宮起源の地 古宮に向かうためです。










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香椎宮起源の地 古宮の入り口です。

境内を出て歩いて5分くらいです。


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地名となった御神木「香椎」は今もここに残ります。

案内板に詳細が書いてあります。


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仲哀天皇国家鎮護の拠点とした橿日宮の跡地。かつては香椎廟と呼ばれた神聖な場所です。

香椎宮起源の地 古宮の境内に入って、沢山のアゲハ蝶が舞っていて、囲まれてしまいました。

歓迎されているんでしょうか。

その中の1匹が私の方に止まってしばらく一緒に歩いてました(笑)


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香椎宮起源の地 古宮からさらに5分くらい歩いた先に、不老水が汲める神聖な泉があります。

この泉の水を汲み仲哀天皇・神功皇后の食事と酒を調えた家臣、武内宿禰は三百余歳の長寿を保ち得たと伝えられます。

今現在でも水を汲むことができ、飲むことが出来ます。

口当たり滑らかの軟水で、冷たくて、凄く美味しい水でした。









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香椎宮の境内に帰って参りました。

次は、御神木である綾杉

神功皇后が三韓より御帰還され剣・鉾・杖の三種の宝を埋め、そこに鎧の袖に挿していた杉枝を「永遠に本朝を鎮護すべし」と祈りを込め埋められたものです。

葉が綾の様に交互に生えているので綾杉といわれ、国家鎮護の象徴として古来よりその杉葉を宮中に献上しています。

本当に素晴らしい御神木で、神々しく感じ、見る人圧倒する美しさがあります。

参拝に来られたら、絶対に参拝して欲しい一つです。


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摂社・末社の稲荷神社と鶏石神社です。

稲荷神社は五穀豊穣・商売繁盛・殖産興業の御神徳があるとされています。

鶏石神社は修理固成(しゅりこせい)・五徳向上・養鶏・育児夜泣きの御神徳があるとされます。


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亀乃池です。

亀がたくさんいて癒しの空間です。

おばあちゃんが井戸端会議をしてました。


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300才以上の長寿だったと伝えられている竹内宿禰の像です。


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仲哀天皇・神功皇后に仕えた五大臣筆頭の大臣武内宿禰命(おおおみたけうちすくねのみこと)をお祀りし、健康長寿・病気平癒・知恵向上・学業成就の御神徳があるとされます。


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香椎宮の案内書です。









最後に


御朱印を頂いたので、ご紹介しますね。

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この香椎宮は、パワースポットの宝庫としても有名なので、夫婦円満や愛情の交差がうかがえるエネルギーが高めとのこと。

神功皇后仲哀天皇を想っての聖地なので、愛情が強いかもしれませんね。




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