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2024年04月06日
魚も釣り人も動き出す?!『ノッコミ』って何だ?
冬から春に季節が移ると、魚も釣り人も動き出す『ノッコミ』シーズンが到来します。
魚種によっては、脂がのってとても美味しくなる時期です。
でも、初心者の方には“ノッコミって何だ?”って感じですよね。
今回は、『ノッコミ』シーズンとは何か解説します。
さらに、それに合わせて狙いたい魚、逆に釣りづらくなる魚も紹介します。
『ノッコミ』って?
出典・photoAC
冬場深場で過ごしていた魚達が、繁殖前の荒食いや繁殖行動のために浅場に群れで移動してきます。
このことを釣り人は『ノッコミ』と呼びます。
ノッコミのシーズンは、“良型”で“数釣り”も出来ることから、釣り人達は春にのっこんで来る魚達を待ちわびいているというわけです。
脂がのって美味しくなる
出典・photoAC
“魚を食べる”という目線で見ると、ノッコミシーズンの魚は産卵前なので沢山エサを食べます。
そのため、身が一回り大きくなります。
春に産卵期を迎える魚の多くは、寒い冬の間に脂を蓄えるので、その良質な脂がたっぷりのった春が一番美味しい時期といわれます。
産卵後に荒食いする魚も
釣ることを目的に考えるなら、産卵後も見逃せません。
繁殖行動で使った体力を回復するために、積極的にエサを食べる魚もいます。
シーバスのバチ抜けなども、シーバスが産卵で使い果たした体力を回復するために、遊泳力が弱くて食べやすいバチを荒食いするのでバチパターンが成立します。
繁殖期は魚にとって大切な季節
出典・photoAC
繁殖期は魚達にとって、子孫を残すためにとても大切です。
なので、魚の立場に立つと、大事な時期に釣り上げられてはたまったものじゃありません。
多くの魚は、繁殖期にダメージを受けても補える繁殖力を持っています。
しかし、種によっては繁殖期に乱獲が起きてしまうと、資源量が減少してしまうことも。
なので、卵を持っている魚は“キャッチ&リリース”を基本に、“食べる分だけキープ”するようにしましょう。
春に『ノッコミ』状態になる魚達
出典・photoAC
それでは、春に繁殖期を迎え浅場に群れで移動する『ノッコミ』状態になる魚達を紹介していきます。
●クロダイ(チヌ)
繁殖期は4〜5月で、早い地域では3月中旬頃から、深場から堤防や水深の浅い磯場にのっこんできます。
港湾部や都市型河川の河口部に生息するクロダイは、独特な臭みが強く食べるには勇気がいりますが、冬に沖合の深場で過ごしていたクロダイは美味しいですよ。
●マダイ
繁殖期は4〜6月頃で、白子を持ったのっこみマダイが楽しみな季節。
のっこみマダイは沖釣りだけの話ではなく、春はサーフや磯からでも浅場にのっこんできたマダイを狙うことが出来ます。
ベイトフィッシュが入っていれば、ミノーなどのルアーで狙うことも可能です。
●ヒラメ
ヒラメの繁殖行動は水温に依存することが多いため、地域によって大きな差があります。
15〜18℃で繁殖行動を行うとされていて、九州では1〜4月、本州では3〜6月、北海道では6〜8月とされています。
●メバル
メバルの繁殖期は12〜2月で冬に産卵する代表的な魚です。
メバルは産卵期には食いが落ちますが、産卵後の3月頃には体力回復のために荒食いをします。
根魚と呼ばれる魚達は資源回復力が弱いとされているので、冬にお腹が大きく卵が疑われる場合はリリースしてあげましょう。
●アオリイカ
アオリイカの産卵期は4〜8月と言われ、繁殖を終えると一生を終える生き物です。
なので、一年で一番大きなアオリイカを狙えるのが繁殖前の時期。
浅場の藻場などで繁殖するため、堤防や磯からビッグサイズを狙うことができます。
春が繁殖期だけど釣れにくい魚
出典・photoAC
お次は、春が繁殖期だけど逆に釣れにくい魚を紹介します。
●メジナ(グレ)
メジナの繁殖期は地域によって異なり、九州では1月頃から始まり、本州北部では5〜6月になる場所もあります。
メジナは繁殖直後には極端な食い渋りを起こすため、春のグレ釣りでは釣果にムラが出ます。
●マハゼ
秋の人気ターゲットのマハゼは、2〜5月頃が繁殖期。
ハゼは年魚のため、繁殖を終えると一生を終える魚です。
なので、春はちょうどハゼがいない季節になるため、釣れにくくなります。
ノッコミシーズンは爆釣のチャンス!
春になり水温が上がりはじめると、魚達は一気に活動を開始します。
いろんな魚種を狙えて、サイズも数も期待できる年に1度の爆釣チャンスをものにしちゃいましょう!
最期までご覧いただきありがとうございました。
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4月は釣り人も魚も活性が上がる時期!春に釣れる魚を紹介します
寒かった冬が過ぎ去り、春到来!
桜も咲き、外遊びが心地良い4月ですね。
今回は、4月に釣れる魚を紹介します。
釣り人の活性が高まる4月
出典・photoAC
4月になると暖かな陽気に誘われて、外に遊びに行きたくなりますよね。
寒くもないし、まだ暑くもないし。
まだ虫も少ないし、快適に釣りが楽しめる時期です。
そのため、4月は寒い冬の間、閑散としていた釣り場に釣り人が戻ってくる季節でもありますね。
厄介なのは花粉だけと言ったところでしょうか。
水温も徐々に上がり始める時期
陸上は快適な陽気ですが、空気と違い水の変化は鈍いため、海の中はまだまだ寒い。
ですが、4月は日を追う毎に確実に水温が上昇していく時期です。
水温が冷たいなりに、魚達も動き始めます。
夏や秋のように色々な魚がたくさん釣れる、と言うわけではありませんが、狙いを定めることで楽しい釣りができるでしょう。
4月に狙いたい魚
それでは、4月に狙いたい魚を紹介していきます。
メバル
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メバルは春を告げる魚(春告魚)とも言われ、12〜1月と4〜5月にベストシーズンを迎えます。
初心者の方でも釣りやすい、堤防や港などと言った場所で釣果を上げられる魚ですね。
メバルは肉食性かつ夜行性の魚なので、夜釣りで狙うのがオススメです。
常夜灯周りや藻場の周りを狙ってみましょう。
クロダイ(チヌ)
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3〜4月は産卵を意識して浅場にクロダイが群れで乗っ込んできます。
サイズ・数の両方を狙えるのがノッコミの良い所ですね。
チヌの群れが浅場に入ったタイミングで釣りができればベスト。
暖かな日が数日続いた大潮前後の中潮が、乗っ込みのクロダイの狙い目と言われています。
マダイ
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3〜4月にかけては、岸から大型のマダイが狙える季節でもあります。
産卵を意識して浅場にノッコンで来るマダイに、イワシなどのベイトが合わさるとチャンス大!
どこでも釣れると言うわけではありませんが、潮通しの良い磯や水深のあるサーフなどが狙い目です。
カレイ
冷水を好むカレイは、暖かくなると深場へ移動していきます。
4月はカレイにとって、産卵から体力が回復し積極的にエサを食べるようになる、と同時にまだ浅瀬で過ごせる水温。
花見ガレイと呼ばれ、桜が咲いている頃に好機を迎えます。
卵はありませんが、身が肉厚でとても美味しくなります。
アオリイカ
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4月は堤防からでも大型のアオリイカを狙うことができる時期です。
キロアップ、時には2キロを超えるアオリイカが釣れることも!
4月のアオリイカは産卵を意識しているので、産卵場となりうる波風立ちにくく海藻が生い茂っている藻場を狙ってみましょう。
シロギス
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4月はシーズン序盤ですがキスも狙えます。
やや水深のある砂地を探ると20cm超えの良型のキスが釣れます。
4月のキス釣りの良い所は、エサ取りが少なくて、釣れれば良型と言うところでしょう。
サイズが良いので、刺身や昆布締めなどで美味しく食べることができます。
魚釣りのシーズンイン!
待ちに待った春!
釣り人同様、水辺でも様々な魚達が活動を始めます。
ぜひ、ぽかぽか陽気が最高に気持ち良い春の魚釣りに出かけてみてはいかがでしょうか。
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2024年04月05日
魚が由来のことわざ【か行編】
古くから日本の食卓を支えてきた魚。
馴染みの深い食材だからこそ生まれた、魚が由来の数々のことわざがあります。
魚のことわざ・か行編
出典・illustAC
古くから日本人の食卓に並んできた魚。
馴染み深い食材だからこそ生まれた、魚が由来のことわざが沢山あります。
『カニの念仏』
カニが口から泡を出すように、ぶつぶつとつぶやくこと。
坊主がぶつぶつ念仏をあげているように見えることから出来た言葉。
『カニの横這い』
カニの歩き方はぎこちないように見えるが、カニにとっては一番自然な歩き方であるという意味。
はた目には不自由に見えても、自分には最も適していること。
また、それぞれが自分の特性を活かした才能を持っていることの例え。
『火事の話に逃げた鰻』
火事の話と逃げた鰻の話は、時間が経つとだんだん大きくなるということ。
「逃げた魚は〜」も同様。
『カマトト』
良く知っていながらも、知らない振りをすること。
無邪気に見せかける人のこと。
「カマボコはトト(魚)からできているの?」と、無知な振りをして聞いた様子から生まれた言葉。
『漁夫の利』
当事者同士が争っている間に、第三者がなんの苦労もなく利益をえることの例え。
「シギ(鳥)とハマグリ(貝)が争っている隙に、漁夫(漁師)が両方とも捕まえた」という故事に由来。
『木によりて魚を求む』
魚は水中いるものだから、木に登っても仕方がない。
やり方を間違えると、何も得られないことの例え。
的外れで、おろかな行為の例え。
『腐ってもタイ』
質の高いものが、少々傷んでも本質の価値は保たれること。
高級魚の代表である鯛は、傷んだところで、それでも下魚よりは価値があると言うことが由来。
『鯉が踊ればドジョウも踊る』
自らの能力を考えず、他人の真似をすること。
「優れた人の真似をしても上手くいかない」と言う意味でも使われる。
『ごまめの歯ぎしり』
ごまめは小さなカタクチイワシを素干ししたもの。
力のないものが、悔しがったり、怒りを露わにすること。
『ごり押し』
自分の意見や考え方を、強引に押し通すこと。
ゴリは淡水魚で、「海底や石の隙間から無理矢理に追い上げ、すくい上げる」というゴリの漁法が由来。
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