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2020年06月09日
釣って楽しい!食べて美味しい!クロソイ釣り
こんにちは、くさふぐです。
当ブログへご来店ありがとうございます。
今日も今日とて、根魚の関係の話になりますが。今回はクロソイのお話です。
画像引用・photoAC
一年中釣れる根魚で、特に冬から春にかけてがシーズンの魚です。
沖縄を除く日本全国に生息していて、浅い海の岩礁域など様々な深さに生息している。
潮の動きが少ない湾内や岩礁帯などに多く生息している。そのため、漁港や湾港内でも釣れる魚です。
北海道や東北では、「北国のタイ」と呼ばれるくらい美味しい魚です。
画像引用・photoAC
クロソイは、潮の動きが少ない浅い岩礁帯などに多く生息していて、日中は単独で岩陰などに隠れて過ごしています。夕方ぐらいになるとエサを食べるために、集団で活発に活動し始めます。
エサは、エビ・カニなどの甲殻類や、小魚や小イカ、ゴカイなどの多毛類を食べています。
クロソイは、エサとなる獲物を貪欲に追いかけ回して食べるタイプの魚です。
幼魚は岸近くの岩礁帯や藻場などに住み、成長するにつれて深場へ移動していくようです。
クロソイは夜行性なので、クロソイを釣る際は夜釣りの方がよく釣れます。
目の下に涙を流したように見える涙骨(目の前下方にある骨)の下縁に2,3本の鋭いトゲがある。
目から斜め後方へ黒色帯が走っている。
尾びれの後縁の上下が白い。などの特徴がある。
魚体は黒みが強くなっているが、地域によっては体色の変化が激しい。
体調は、通常で25〜35センチ程度だが、50〜60センチに達する大物もいる。
ソイを釣るにはどういう釣り方があるのかを見てみましょう。
クロソイは夜行性なので、夜の方がよく釣れます。ただ、磯などで夜釣りをするのは危険なので磯で釣る場合は、「朝まずめ(早朝の食い気のある時間帯)」もしくは「夕まずめ(夕方の食い気のある時間帯)」を狙いましょう。
夜間の防波堤やテトラの周り、底にある障害物の周りなどのソイが隠れていそうな所を探ってみる。
陸からのクロソイ釣りは、エサ釣りでも、ワームでもルアーでも釣ることが出来ます。
エサ釣りでクロソイを狙う場合は、投げ釣り・浮き釣り・穴釣りなどがあります。
磯から狙う場合は、投げ釣りがおすすめです。
堤防や漁港などから狙う場合は、浮き釣りや穴釣りがおすすめ。
他にも、イソメやサンマなど、エサを大きめに付けたブラーやブラクリをキャストしてゆっくり巻いてくる。などといった釣り方もあります。
エサ釣りの場合は、エサを投入して待つよりも、「ゆっくり巻いて誘う」方が有効です。
ジグヘッドを使った釣り方がお手軽です。
7g前後のジグヘッドに3インチ前後のワームをセットして使います。ジグヘッド・ワームのサイズは、釣り場などによって変えましょう。
ワームは、「グラブ系」や「シャッド系」のワームが良いでしょう。
釣り方のイメージは、ジグヘッドにワームをセットしてキャストし着底するのを待つ。着底したら軽くロッドをあおりワームを浮かせ、そのまま海底をなぞるようにゆっくり巻きます。海底から30センチぐらい上をゆっくり泳がせるイメージです。
活性が高いときは、中層や表層でもアタックしてきます。
他にも、小さめのジグヘッドに小さめのワームをセットして、ゴロタ場の穴に落として釣る方法もあります。
クロソイが潜んでいるのは、水深の浅いゴロタ場や堤防のきわなど。ハイシーズンにはルアーにもどんどんアタックしてきます。
エサを貪欲に追いかけ回してくるタイプの魚なので、根掛かりを恐れずにギリギリの所を狙って泳がせましょう。
ルアーは、ミノーやバイブレーションなどのハードルアーも有効です。
活性が高いときは、7センチ前後のフローティングミノーで狙ってみたり、ゴロタ場では音の鳴るポッパーで狙ってみるのも面白いかもしれません。
大物を狙いたいなら、深場を狙える船釣りが有利です。ただ、クロソイが着く根の範囲は極めて狭いです。ピンポイントに仕掛けを落とさないといけないこともあります。
船釣りの場合は、胴突き仕掛けを使うのが一般的です。
サンマ・サバ・イカなどをエサにする場合は、幅1〜1.5センチ長さ7〜8センチくらいの短冊状にして針にちょん掛けする。
イソメなどの虫エサを使う場合は、針いっぱいに付けて針先は少しだし、3センチほどの垂らしをとる。
仕掛けを着底させたら糸を張りゆっくり上下に誘ってあげます。下に落として時に少し止め、またゆっくりと誘いを入れる。
エサを動かして、クロソイの捕食意欲を刺激するのがコツ。
画像引用・photoAC
クロソイは、「北国のタイ」と呼ばれるくらい美味しい魚です。ソイの中でも一番美味しいと言われています。
やはり定番は、塩焼きや煮付けになります。多きサイズの物だと刺身にするのもおすすめです。
小さめのサイズの物だと、頭を落として唐揚げにしたりもオススメ。
皮も美味しい魚なので、うろこをよくとって皮付きのまま湯引きにして食べたり、皮だけを湯引きにしてポン酢で食べるのも美味しいです。
皮はコリコリとした食感が楽しめます。
鍋や味噌汁の具にしても良いですね。
煮付けやお鍋の具にする際は、「火の通しすぎ」に注意。クロソイは火を通しすぎると煮崩れしやすいので注意しましょう。
クロソイ釣りは、ゲーム性も高く楽しく釣りをすることが出来ます。また、サッパリとした白身で食べても美味しい魚です。
ぜひクロソイ釣りを楽しんで、釣りを楽しんだ後は調理してクロソイの味を楽しんでみてください。
最後までご覧いただきありがとうございます。
またのご来店お待ちしております。
当ブログへご来店ありがとうございます。
今日も今日とて、根魚の関係の話になりますが。今回はクロソイのお話です。
クロソイとは?
画像引用・photoAC
一年中釣れる根魚で、特に冬から春にかけてがシーズンの魚です。
沖縄を除く日本全国に生息していて、浅い海の岩礁域など様々な深さに生息している。
潮の動きが少ない湾内や岩礁帯などに多く生息している。そのため、漁港や湾港内でも釣れる魚です。
北海道や東北では、「北国のタイ」と呼ばれるくらい美味しい魚です。
クロソイの生態
画像引用・photoAC
クロソイは、潮の動きが少ない浅い岩礁帯などに多く生息していて、日中は単独で岩陰などに隠れて過ごしています。夕方ぐらいになるとエサを食べるために、集団で活発に活動し始めます。
エサは、エビ・カニなどの甲殻類や、小魚や小イカ、ゴカイなどの多毛類を食べています。
クロソイは、エサとなる獲物を貪欲に追いかけ回して食べるタイプの魚です。
幼魚は岸近くの岩礁帯や藻場などに住み、成長するにつれて深場へ移動していくようです。
クロソイは夜行性なので、クロソイを釣る際は夜釣りの方がよく釣れます。
クロソイの特徴
目の下に涙を流したように見える涙骨(目の前下方にある骨)の下縁に2,3本の鋭いトゲがある。
目から斜め後方へ黒色帯が走っている。
尾びれの後縁の上下が白い。などの特徴がある。
魚体は黒みが強くなっているが、地域によっては体色の変化が激しい。
体調は、通常で25〜35センチ程度だが、50〜60センチに達する大物もいる。
ソイを釣ろう
ソイを釣るにはどういう釣り方があるのかを見てみましょう。
クロソイは夜行性
クロソイは夜行性なので、夜の方がよく釣れます。ただ、磯などで夜釣りをするのは危険なので磯で釣る場合は、「朝まずめ(早朝の食い気のある時間帯)」もしくは「夕まずめ(夕方の食い気のある時間帯)」を狙いましょう。
夜間の防波堤やテトラの周り、底にある障害物の周りなどのソイが隠れていそうな所を探ってみる。
エサ釣り・ワーム・ルアーでも
陸からのクロソイ釣りは、エサ釣りでも、ワームでもルアーでも釣ることが出来ます。
エサ釣りの場合
エサ釣りでクロソイを狙う場合は、投げ釣り・浮き釣り・穴釣りなどがあります。
磯から狙う場合は、投げ釣りがおすすめです。
堤防や漁港などから狙う場合は、浮き釣りや穴釣りがおすすめ。
他にも、イソメやサンマなど、エサを大きめに付けたブラーやブラクリをキャストしてゆっくり巻いてくる。などといった釣り方もあります。
エサ釣りの場合は、エサを投入して待つよりも、「ゆっくり巻いて誘う」方が有効です。
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ワームの場合
ジグヘッドを使った釣り方がお手軽です。
7g前後のジグヘッドに3インチ前後のワームをセットして使います。ジグヘッド・ワームのサイズは、釣り場などによって変えましょう。
ワームは、「グラブ系」や「シャッド系」のワームが良いでしょう。
釣り方のイメージは、ジグヘッドにワームをセットしてキャストし着底するのを待つ。着底したら軽くロッドをあおりワームを浮かせ、そのまま海底をなぞるようにゆっくり巻きます。海底から30センチぐらい上をゆっくり泳がせるイメージです。
活性が高いときは、中層や表層でもアタックしてきます。
他にも、小さめのジグヘッドに小さめのワームをセットして、ゴロタ場の穴に落として釣る方法もあります。
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ルアーの場合
クロソイが潜んでいるのは、水深の浅いゴロタ場や堤防のきわなど。ハイシーズンにはルアーにもどんどんアタックしてきます。
エサを貪欲に追いかけ回してくるタイプの魚なので、根掛かりを恐れずにギリギリの所を狙って泳がせましょう。
ルアーは、ミノーやバイブレーションなどのハードルアーも有効です。
活性が高いときは、7センチ前後のフローティングミノーで狙ってみたり、ゴロタ場では音の鳴るポッパーで狙ってみるのも面白いかもしれません。
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大物を釣りたいときは、船釣りが有利
大物を狙いたいなら、深場を狙える船釣りが有利です。ただ、クロソイが着く根の範囲は極めて狭いです。ピンポイントに仕掛けを落とさないといけないこともあります。
船釣りの場合は、胴突き仕掛けを使うのが一般的です。
サンマ・サバ・イカなどをエサにする場合は、幅1〜1.5センチ長さ7〜8センチくらいの短冊状にして針にちょん掛けする。
イソメなどの虫エサを使う場合は、針いっぱいに付けて針先は少しだし、3センチほどの垂らしをとる。
仕掛けを着底させたら糸を張りゆっくり上下に誘ってあげます。下に落として時に少し止め、またゆっくりと誘いを入れる。
エサを動かして、クロソイの捕食意欲を刺激するのがコツ。
クロソイの美味しい食べ方
画像引用・photoAC
クロソイは、「北国のタイ」と呼ばれるくらい美味しい魚です。ソイの中でも一番美味しいと言われています。
やはり定番は、塩焼きや煮付けになります。多きサイズの物だと刺身にするのもおすすめです。
小さめのサイズの物だと、頭を落として唐揚げにしたりもオススメ。
皮も美味しい魚なので、うろこをよくとって皮付きのまま湯引きにして食べたり、皮だけを湯引きにしてポン酢で食べるのも美味しいです。
皮はコリコリとした食感が楽しめます。
鍋や味噌汁の具にしても良いですね。
煮付けやお鍋の具にする際は、「火の通しすぎ」に注意。クロソイは火を通しすぎると煮崩れしやすいので注意しましょう。
クロソイ釣りは、ゲーム性も高く楽しく釣りをすることが出来ます。また、サッパリとした白身で食べても美味しい魚です。
ぜひクロソイ釣りを楽しんで、釣りを楽しんだ後は調理してクロソイの味を楽しんでみてください。
最後までご覧いただきありがとうございます。
またのご来店お待ちしております。
タグ:ロックフィッシュ
2020年06月08日
ロックフィッシュ釣りのターゲット!根魚の生態とは?
こんにちは、くさふぐです。
当ブログへご来店ありがとうございます。
ロックフィッシングのメインターゲットと言えば根魚です。ターゲットになる魚種の、生態や食性、特徴などを知っておけばきっと釣果につながるはず。
そんな今回は、根魚の生態等について見ていきたいと思います。
根魚とは、主に地磯や漁港、テトラポット帯などの岩陰や海藻の奥に潜んで暮らしている魚のこと。
海底にある岩や海藻などの障害物、港や堤防の沿いやテトラポットの隙間などに住んでいます。遠くに移動することなく、自分のテリトリーがありその場に居着く魚です。
カサゴ、メバル、ソイ、アイナメ、ハタなどといった魚がいます。
魚種によって、好みの住処やどんな物を食べているか、活動時間なども違います。
それでは、根魚の生態等について見ていきましょう。
今回はロックフィッシュの人気ターゲットである、カサゴ・メバル・クロソイ・キジハタ・アイナメに絞って見ていきたいと思います。
画像引用・photoAC
・メバル科カサゴ属
カサゴは、メバル科に属している魚です。
大きなアタマと大きな口が特徴の魚。ヒレと頭部には、強く鋭いトゲがあります。
カサゴは地域によって呼び方が異なり、関西ではガシラ、九州ではアラカブと呼ばれています。
ちなみに、メバル科は130種類ほどいて、メバル属とカサゴ属に分かれている。
・分布と生息地域
画像引用・illustAC
北海道南部以南の日本各地に分布している。
生息している場所は、潮間帯(満潮時の水面と干潮時の水面の間のこと)から水深80メートルくらいの岩礁帯に住んでいる。他にも、ゴロタ場、堤防の沿い、テトラポットの隙間に住んでいます。
昼間は岩陰やテトラポットの隙間などでじっとしていて、夜になるとエサを探して活動を始める夜行性の魚です。
住んでいる海藻や、地表によって体の色を変えて擬態する
・成長するにつれ住処を変える
生まれて間もない稚魚の時は、藻場にいて動物性プランクトンを食べる。2〜3センチぐらいになると、近くの転石地帯に移動して、やがて縄張りを作り単独生活に入ります。
・食性は肉食
稚魚の時は動物性プランクトンを食べていて、成長するにつれてエビ・カニなどの甲殻類、小イカや小魚などを食べるようになります。
大きな口で、小魚や甲殻類を丸呑みにする。
・カサゴの特徴
カサゴは一般的に「定着性が強く、行動圏が狭い」とされています。
移動距離は1キロ以内で、自分のテリトリーを持っています。
カサゴは1年で成熟すると言われていて、11月〜3月にかけて産卵期に入る。カサゴの産卵は卵胎生で、こどもをある程度お腹の中で成長させてから生む。お腹の中で育てることで、こどもの死亡率を減らしている。
・カサゴの生育
稚魚は春に孵化します。ただ稚魚は泳ぐ力がないため、海流に任せて浮遊生活を送る。その中で、他の魚に食べられてしまったり、環境の変化で死んでしまうことがあります。
体長が20センチ程度になると、沿岸の潮間帯へ移動して、着底生活に入る。
夏は成魚の移動の時期で、大型の個体は深場に移動し、沿岸には新しい小さな個体が入ってきます。
体長は最大で30センチ程ですが、重量は3kgを超える個体も存在します。
画像引用・釣具のポイント
・メバル科メバル属
メバルは、メバル科メバル属の魚です。
小さな港や堤防でも見かけることが出来る身近な魚。
根魚と表現されることが多いが、夜間は水面まで浮いていることもあります。
・分布と生息地域
北海道南部から九州まで、日本の沿岸部に広く分布している。
特に九州地方に多く分布している。大きく移動する魚ではないので、魚影の濃い場所、薄い場所の傾向は明確に出る。
住んでいるところは、岸近くの岩礁や藻場、堤防や漁港に群れをつくって暮らしている。
・海藻帯から岩礁帯へ
メバルは卵胎生の魚です。12月〜2月にかけて海草や藻の多いところで稚魚を産みます。
稚魚は成長に伴って、大型のエサを獲得できる岩礁帯に移動する。
「港や磯などの潮通しの良い所で、成熟し行動範囲を少しずつ伸ばしながら産卵へ向かう。」と言うサイクルを持っています。
・食性は雑食性
メバルは、虫類やイカの稚魚、エビ・カニなどの甲殻類、小魚や貝類など様々な物を食べる雑食性です。
状況によって食性が偏り、地域ごとに特色があります。
・メバルは夜行性
メバルは、大きな目を持っていて目が良く、夜間の光が好きな魚です。
アタマを上に向けて立ち泳ぎをして、中層から海面付近を漂うエサを探して泳ぐのが特徴。
・メバルの特徴
メバルは、「シロメバル・クロメバル・アカメバル」の3つに分類されます。
アカメバルは通称金メバルと呼ばれ、やや赤みがかったゴールドの魚体が特徴。湾内に多いと言われている。
シロメバルは、真っ白な魚体ならすぐに判別できるが、色が濃い物はアカメバルにそっくり。こちらも湾内に多いと言われている。
クロメバルは、黒やグリーン、ブルーを感じるような体色をしている。磯や沖の岩礁帯に多く、他の2種に比べて底付近を中心に生活しているのが特徴です。
画像引用・photoAC
・フサカサゴ科メバル属
ソイは、カサゴ目フサカサゴ科メバル属の魚です。
「ソイ」と名が付く魚は、クロソイ・シマソイ・ムラソイ・オウゴンムラソイ・ゴマソイなどがいます。地方によって「ベッコウゾイ」と呼ばれる魚は、正式名称は「タケノコメバル」でメバル属の魚になる。
そうと呼ばれる魚は多いですが、今回は代表的なクロソイについて見ていきます。
・分布と生息地域
沖縄を除く日本各地に分布している。
住んでいるところは、岸近くの岩礁帯や漁港、テトラポットの隙間にすんでいる。
昼間は、岩陰などに姿を隠していて、潮の動きが少ない湾内や岩礁帯に多い。
寒い地域の方が大型に成長する。
・食性は肉食
エビ・カニなどの甲殻類や小魚、小イカなどを食べます。
貪欲に追いかけ回して食べるタイプ。
・ソイの生育
卵胎生の魚で、5月6月にかけて5〜10ミリ程の仔魚を産みます。
全長20センチぐらいまでは防波堤や岸近くの藻場を好み、成長とともに50〜100メートルの岩礁域に移動します。
・ソイは夜行性
昼間は岩陰などで過ごして、夕方くらいから活発にエサを食べ始めます。
・ソイの特徴
目の前下方にある骨の下縁に鋭いトゲが2〜3本ある。目から斜め後方に2本の黒色帯が走っている。尾びれの後縁の上下は白くなっている。などの特徴がある。
最大で60センチくらいまで成長する。
画像引用・photoAC
・スズキ目ハタ科ハタ亜科
キジハタは、スズキ目スズキ亜目ハタ科ハタ亜科に分類されます。
地域によっては、アコウやアカアラなどと呼ばれることもあります。
・分布と生息地域
青森県から九州までの各地に分布している。特に日本海側や瀬戸内海に多く生息している。
住んでいるところは、水深の浅い岩礁帯や砂底の混じった水域を好んでいる。他にもテトラポットの隙間などにもいます。
・食性は肉食
エビ・カニなどの甲殻類をよく食べ、特にカニを好む傾向がある。
大型の個体は魚食性が高くなる。
・キジハタは夜行性
昼間は岩陰などに隠れていて、夜になるとエサを獲るために活発に活動します。ただ、昼間でもエサが見えたら巣穴から飛び出してくる傾向もあります。
・メスからオスへ変身
キジハタは、「雌性先熟(しせいせんじゅく)」という性転換を行い、子孫を残していきます。
最初はメスとして生活し、全長40センチほどになるとオスに性転換します。ただ、40センチを超えるのは10年以上かかると言われています。
・キジハタの特徴
キジハタは、集団で行動することは珍しく、主に単独で生活している魚です。
体に無数の斑点がちりばめられているまだら模様が特徴です。
全長は最大で60センチにもなりますが、60センチのキジハタはとてもまれです。
画像引用・シマノ LURE-X WEB MAGAZINE
・スズキ目カジカ亜属アイナメ科アイナメ属
アイナメは、「顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目カジカ亜目アイナメ科アイナメ属」に分類される魚です。
なんて言われてもよくわかりませんね。
地域によって、アブラメやアブラコと呼ばれます。
・分布と生息地域
太平洋側の一部を除く日本全国に分布しています。特に日本海側に多く生息している。北海道は特に多い。
住んでいるところは、比較的水深の浅い岩礁帯を縄張りとしている。他にも防波堤などにもいます。
・食性は?
捕食対象は主に、エビ・カニなどの甲殻類や、ゴカイやイソメなどの多毛類などを食べる。
岩の隙間に身を潜めながら、岩の表面をつついたり、目の前のエサを吸い込んだりして捕食する。
・アイナメの産卵期
産卵期は10月〜1月で、寒冷地ほどはやく産卵期を迎える。産卵期のオスは黄色っぽい婚姻色になる。メスは産卵期に数回産卵を行います。
画像引用・横浜丸魚株式会社
体長3センチほどの稚魚は岩礁周りや海藻帯で遊泳し、体長5〜7センチほどに成長すると成魚と同じように物陰に隠れるようになる。
・アイナメの特徴
基本的に群れをつくらず単独で生活し、定住性が非常に高い。2.5メートル四方の縄張りからほとんどでないという観察結果もある。
明るい時間帯に活発に活動する「昼行性」
東北や北海道では、60センチを超える個体も複数確認されている。通常は40センチ程度の個体がほとんどです。
他の根魚と比べると、トゲが発達せず背びれがつながっていて、全体的になめらかな魚体なのが特徴。
擬態する性質を持っているため、生息地の環境によって異なる。
根魚は釣って楽しい食べて美味し魚です。
釣りのターゲットになる、根魚のことを少しでも知って釣りに出かけてみてはいかがでしょうか。
もしかしたら、思わぬ釣果につながるかもしれませんよ。
最後までご覧いただきありがとうございます。
またのご来店お待ちしております。
当ブログへご来店ありがとうございます。
ロックフィッシングのメインターゲットと言えば根魚です。ターゲットになる魚種の、生態や食性、特徴などを知っておけばきっと釣果につながるはず。
そんな今回は、根魚の生態等について見ていきたいと思います。
根魚はどんな魚?
根魚とは、主に地磯や漁港、テトラポット帯などの岩陰や海藻の奥に潜んで暮らしている魚のこと。
海底にある岩や海藻などの障害物、港や堤防の沿いやテトラポットの隙間などに住んでいます。遠くに移動することなく、自分のテリトリーがありその場に居着く魚です。
根魚の種類は?
カサゴ、メバル、ソイ、アイナメ、ハタなどといった魚がいます。
魚種によって、好みの住処やどんな物を食べているか、活動時間なども違います。
根魚の生態とは?
それでは、根魚の生態等について見ていきましょう。
今回はロックフィッシュの人気ターゲットである、カサゴ・メバル・クロソイ・キジハタ・アイナメに絞って見ていきたいと思います。
カサゴの生態
画像引用・photoAC
・メバル科カサゴ属
カサゴは、メバル科に属している魚です。
大きなアタマと大きな口が特徴の魚。ヒレと頭部には、強く鋭いトゲがあります。
カサゴは地域によって呼び方が異なり、関西ではガシラ、九州ではアラカブと呼ばれています。
ちなみに、メバル科は130種類ほどいて、メバル属とカサゴ属に分かれている。
・分布と生息地域
画像引用・illustAC
北海道南部以南の日本各地に分布している。
生息している場所は、潮間帯(満潮時の水面と干潮時の水面の間のこと)から水深80メートルくらいの岩礁帯に住んでいる。他にも、ゴロタ場、堤防の沿い、テトラポットの隙間に住んでいます。
昼間は岩陰やテトラポットの隙間などでじっとしていて、夜になるとエサを探して活動を始める夜行性の魚です。
住んでいる海藻や、地表によって体の色を変えて擬態する
・成長するにつれ住処を変える
生まれて間もない稚魚の時は、藻場にいて動物性プランクトンを食べる。2〜3センチぐらいになると、近くの転石地帯に移動して、やがて縄張りを作り単独生活に入ります。
・食性は肉食
稚魚の時は動物性プランクトンを食べていて、成長するにつれてエビ・カニなどの甲殻類、小イカや小魚などを食べるようになります。
大きな口で、小魚や甲殻類を丸呑みにする。
・カサゴの特徴
カサゴは一般的に「定着性が強く、行動圏が狭い」とされています。
移動距離は1キロ以内で、自分のテリトリーを持っています。
カサゴは1年で成熟すると言われていて、11月〜3月にかけて産卵期に入る。カサゴの産卵は卵胎生で、こどもをある程度お腹の中で成長させてから生む。お腹の中で育てることで、こどもの死亡率を減らしている。
・カサゴの生育
稚魚は春に孵化します。ただ稚魚は泳ぐ力がないため、海流に任せて浮遊生活を送る。その中で、他の魚に食べられてしまったり、環境の変化で死んでしまうことがあります。
体長が20センチ程度になると、沿岸の潮間帯へ移動して、着底生活に入る。
夏は成魚の移動の時期で、大型の個体は深場に移動し、沿岸には新しい小さな個体が入ってきます。
体長は最大で30センチ程ですが、重量は3kgを超える個体も存在します。
メバルの生態
画像引用・釣具のポイント
・メバル科メバル属
メバルは、メバル科メバル属の魚です。
小さな港や堤防でも見かけることが出来る身近な魚。
根魚と表現されることが多いが、夜間は水面まで浮いていることもあります。
・分布と生息地域
北海道南部から九州まで、日本の沿岸部に広く分布している。
特に九州地方に多く分布している。大きく移動する魚ではないので、魚影の濃い場所、薄い場所の傾向は明確に出る。
住んでいるところは、岸近くの岩礁や藻場、堤防や漁港に群れをつくって暮らしている。
・海藻帯から岩礁帯へ
メバルは卵胎生の魚です。12月〜2月にかけて海草や藻の多いところで稚魚を産みます。
稚魚は成長に伴って、大型のエサを獲得できる岩礁帯に移動する。
「港や磯などの潮通しの良い所で、成熟し行動範囲を少しずつ伸ばしながら産卵へ向かう。」と言うサイクルを持っています。
・食性は雑食性
メバルは、虫類やイカの稚魚、エビ・カニなどの甲殻類、小魚や貝類など様々な物を食べる雑食性です。
状況によって食性が偏り、地域ごとに特色があります。
・メバルは夜行性
メバルは、大きな目を持っていて目が良く、夜間の光が好きな魚です。
アタマを上に向けて立ち泳ぎをして、中層から海面付近を漂うエサを探して泳ぐのが特徴。
・メバルの特徴
メバルは、「シロメバル・クロメバル・アカメバル」の3つに分類されます。
アカメバルは通称金メバルと呼ばれ、やや赤みがかったゴールドの魚体が特徴。湾内に多いと言われている。
シロメバルは、真っ白な魚体ならすぐに判別できるが、色が濃い物はアカメバルにそっくり。こちらも湾内に多いと言われている。
クロメバルは、黒やグリーン、ブルーを感じるような体色をしている。磯や沖の岩礁帯に多く、他の2種に比べて底付近を中心に生活しているのが特徴です。
クロソイの生態
画像引用・photoAC
・フサカサゴ科メバル属
ソイは、カサゴ目フサカサゴ科メバル属の魚です。
「ソイ」と名が付く魚は、クロソイ・シマソイ・ムラソイ・オウゴンムラソイ・ゴマソイなどがいます。地方によって「ベッコウゾイ」と呼ばれる魚は、正式名称は「タケノコメバル」でメバル属の魚になる。
そうと呼ばれる魚は多いですが、今回は代表的なクロソイについて見ていきます。
・分布と生息地域
沖縄を除く日本各地に分布している。
住んでいるところは、岸近くの岩礁帯や漁港、テトラポットの隙間にすんでいる。
昼間は、岩陰などに姿を隠していて、潮の動きが少ない湾内や岩礁帯に多い。
寒い地域の方が大型に成長する。
・食性は肉食
エビ・カニなどの甲殻類や小魚、小イカなどを食べます。
貪欲に追いかけ回して食べるタイプ。
・ソイの生育
卵胎生の魚で、5月6月にかけて5〜10ミリ程の仔魚を産みます。
全長20センチぐらいまでは防波堤や岸近くの藻場を好み、成長とともに50〜100メートルの岩礁域に移動します。
・ソイは夜行性
昼間は岩陰などで過ごして、夕方くらいから活発にエサを食べ始めます。
・ソイの特徴
目の前下方にある骨の下縁に鋭いトゲが2〜3本ある。目から斜め後方に2本の黒色帯が走っている。尾びれの後縁の上下は白くなっている。などの特徴がある。
最大で60センチくらいまで成長する。
キジハタの生態
画像引用・photoAC
・スズキ目ハタ科ハタ亜科
キジハタは、スズキ目スズキ亜目ハタ科ハタ亜科に分類されます。
地域によっては、アコウやアカアラなどと呼ばれることもあります。
・分布と生息地域
青森県から九州までの各地に分布している。特に日本海側や瀬戸内海に多く生息している。
住んでいるところは、水深の浅い岩礁帯や砂底の混じった水域を好んでいる。他にもテトラポットの隙間などにもいます。
・食性は肉食
エビ・カニなどの甲殻類をよく食べ、特にカニを好む傾向がある。
大型の個体は魚食性が高くなる。
・キジハタは夜行性
昼間は岩陰などに隠れていて、夜になるとエサを獲るために活発に活動します。ただ、昼間でもエサが見えたら巣穴から飛び出してくる傾向もあります。
・メスからオスへ変身
キジハタは、「雌性先熟(しせいせんじゅく)」という性転換を行い、子孫を残していきます。
最初はメスとして生活し、全長40センチほどになるとオスに性転換します。ただ、40センチを超えるのは10年以上かかると言われています。
・キジハタの特徴
キジハタは、集団で行動することは珍しく、主に単独で生活している魚です。
体に無数の斑点がちりばめられているまだら模様が特徴です。
全長は最大で60センチにもなりますが、60センチのキジハタはとてもまれです。
アイナメの生態
画像引用・シマノ LURE-X WEB MAGAZINE
・スズキ目カジカ亜属アイナメ科アイナメ属
アイナメは、「顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目カジカ亜目アイナメ科アイナメ属」に分類される魚です。
なんて言われてもよくわかりませんね。
地域によって、アブラメやアブラコと呼ばれます。
・分布と生息地域
太平洋側の一部を除く日本全国に分布しています。特に日本海側に多く生息している。北海道は特に多い。
住んでいるところは、比較的水深の浅い岩礁帯を縄張りとしている。他にも防波堤などにもいます。
・食性は?
捕食対象は主に、エビ・カニなどの甲殻類や、ゴカイやイソメなどの多毛類などを食べる。
岩の隙間に身を潜めながら、岩の表面をつついたり、目の前のエサを吸い込んだりして捕食する。
・アイナメの産卵期
産卵期は10月〜1月で、寒冷地ほどはやく産卵期を迎える。産卵期のオスは黄色っぽい婚姻色になる。メスは産卵期に数回産卵を行います。
画像引用・横浜丸魚株式会社
体長3センチほどの稚魚は岩礁周りや海藻帯で遊泳し、体長5〜7センチほどに成長すると成魚と同じように物陰に隠れるようになる。
・アイナメの特徴
基本的に群れをつくらず単独で生活し、定住性が非常に高い。2.5メートル四方の縄張りからほとんどでないという観察結果もある。
明るい時間帯に活発に活動する「昼行性」
東北や北海道では、60センチを超える個体も複数確認されている。通常は40センチ程度の個体がほとんどです。
他の根魚と比べると、トゲが発達せず背びれがつながっていて、全体的になめらかな魚体なのが特徴。
擬態する性質を持っているため、生息地の環境によって異なる。
根魚は釣って楽しい食べて美味し魚です。
釣りのターゲットになる、根魚のことを少しでも知って釣りに出かけてみてはいかがでしょうか。
もしかしたら、思わぬ釣果につながるかもしれませんよ。
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